近畿大学法学部の講義に元Jリーガー岩本知幸氏が登壇 "サッカー選手の文化触変"をテーマにライフスタイルの変容を考える

近畿大学法学部(大阪府東大阪市)は、令和7年(2025年)11月11日(火)、共通教養科目「国際化と異文化理解」の講義において、東大阪市をホームタウンとするサッカークラブ「FC大阪」(運営:株式会社F.C.大阪、大阪府東大阪市)のGM補佐 兼 強化部チーフであり元Jリーガーの岩本知幸氏を招き、「サッカー選手の文化触変」をテーマとしたトークショー×ワークショップ型の講義を実施します。
【本件のポイント】
●法学部の共通教養科目「国際化と異文化理解」の講義に元Jリーガーの岩本知幸氏が登壇
●学生が「異文化理解と自己変容」を自らのライフスタイルに結びつけるトークショー×ワークショップ型講義
●高校・大学・地域リーグ・Jリーグという異なる環境を経験した元選手の視点から「文化触変」の実例を学ぶ
【本件の内容】
近畿大学法学部准教授 高橋梓(外国語教育・国際文化学)が担当する「国際化と異文化理解」の講義では、東大阪市のさまざまな文化と欧州文化の比較による「文化触変(acculturation)」を考察する授業を展開しており、身近な文化を通して異文化理解を深めることを目的としています。これまでの講義では、サッカーやラグビーの文化史、欧州の地域クラブ文化、東大阪市におけるスポーツ文化の実態という視点から、スポーツが地域に根づく条件を探ってきました。
今回は、東大阪市のスポーツ文化を代表するFC大阪の元選手である岩本知幸氏をお招きし、異文化と向き合うとき、人はどのように自己を変化させるのかという問いを出発点としてトークショーを行います。高校・大学・地域リーグ・JFL・Jリーグを経験してきた岩本氏の歩みは、リーグの変遷とともに異なる文化圏に身を置く中での文化触変の一例です。岩本氏の経験をもとに、学生自身が「自分が異文化と接触した時に、どのようにその文化にアジャストし、同時に自分を変えていけるか」についてワークショップ形式で考えます。受講生の多くは1年生であり、今後の学修・活動・キャリア形成を見据え、現在の大学生活を将来にどう接続するかという視点を育むことも狙いの一つです。
FC大阪は、Jリーグが推進する社会連携(シャレン!)の理念「スポーツを通じた地域・教育・社会の共創」に基づき、地域密着型クラブとしての社会的責務を果たすと同時に、サッカーを通じて高等教育と交わり、文化や教育の領域に新たな貢献活動を行っています。単なるスポーツ振興やキャリア教育を超え、クラブが文化研究・教育の文脈に参入する新しいモデルとして位置づけています。
近畿大学法学部とFC大阪は令和4年(2022年)以降、このような授業を継続的に実施しており、スポーツを文化の入口として異文化理解を深める教育的・社会的アプローチを今後も発展させていきます。
【開催概要】
日時  :令和7年(2025年)11月11日(火)9:00~10:30
場所  :近畿大学東大阪キャンパス C館2階205教室
     (大阪府東大阪市小若江3-4-1、近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩10分)
対象  :近畿大学法学部生(受講生約70名)
授業科目:国際化と異文化理解
担当教員:近畿大学法学部准教授 高橋梓
講師  :FC大阪 GM補佐 兼 強化部チーフ 岩本知幸氏
テーマ :サッカー選手の文化触変
【株式会社F.C.大阪】
所在地  :大阪府東大阪市永和2-8-28 東大阪商工会議所 別館1階
代表者  :代表取締役社長 近藤祐輔
事業内容 :サッカークラブ運営
クラブ設立:平成8年(1996年)3月
URL    :https://fc-osaka.com/
【講師プロフィール】
岩本知幸(いわもとともゆき)氏
FC大阪GM補佐 兼 強化部チーフ
岐阜県岐阜市出身。ポジション:DF。東海学園高校から阪南大学へ進学し、平成24年(2012年)に当時関西サッカーリーグ2部に所属していたFC大阪に加入。平成30年(2018年)シーズン、JFLベストイレブンを受賞。令和5年(2023年)11月、2023シーズンをもって現役引退を発表。
【関連リンク】
法学部 教養・基礎教育部門 准教授 高橋梓(タカハシアズサ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/1450-takahashi-azusa.html















