【銀座】6人の作家が集う夏の展覧会「景と猫」。歌舞伎座横のGallery YOHAKUにて、8月20日(木)より涼やかに開催!
〜 稲葉草平・おのりゅうセイ・橘川裕輔・中津川博之・松村咲希・Yoshifumiによる、銀座の地下で風景と猫が溶け込む8日間。

2026年8月20日(木)から8月26日(水)までの7日間、東京・銀座の銀座アポロ昭和館の地下ギャラリーYOHAKU(ヨハク)にて、6人の個性豊かな作家による、風景と猫が涼しく溶け合いながら遊ぶような展示「景と猫」を開催いたします。本展は入場無料でお楽しみいただけます。
展示の見どころ
本展は、 稲葉草平・おのりゅうセイ・橘川裕輔・中津川博之・松村咲希・Yoshifumi(50音順)の6人の精鋭作家が集結します。
銀座の地下にひっそりと佇む白い空間のギャラリー「YOHAKU」に、6つの世界が対話をしながら調和してゆく様子をぜひご体感ください。
アーティスト紹介 ※50音順
稲葉草平
木や石の存在感の中から、命のしなやかなフォルムを削り出す彫刻家・稲葉草平。
「常識から外れた形に見えたとしても、真実であるなら美であるという思想に私は共鳴する。」
と語る彼の手によって生み出されてきた猫たちは、毛並みの質感や骨格の美しさだけでなく、
その気まぐれな息づかいや、毛並みの奥でうごめく彼らの魂胆の気配までをも立体として描き出します。

実体と空間の鬩ぎ合いから生まれる、確かなフォルム。
無意識の領域にある、個性以前の体質が形作る「自我」のフォルムの追求が、私の創作における目標です。
造形行為そのものが、原始の時代から脈々と続く人間の本能的な営みであり、
多様な様式や感性を現代の表現へと受け継ぐ上で、私自身の個性の発見をしたいと願っています。
領域の枠を超え、物質と空間が交わる場に、静謐で本質的な「かたち」を立ち上げることを目指し、日々探求を続けています。
おのりゅうセイ
作品を通じて、観る人が自分の大切な思い出や、日々のいとおしい時間を思い出せるような作品を残したい、と語るおのりゅうセイ。『人が認識できる情報はどこまで削ぎ落とせるのか』をテーマに日常の何気ない情景や時間、そこに宿る感情の温もりを丁寧に掬い取り、作品として紡ぎ出す姿勢を貫いています。そんな彼の作品の魅力のひとつがその手触り。手のひらの中で違和感なくしっとりとなじみます。重さも、触り心地も違う猫たち。文字通り、一つとして同じ作品には出会えません。あなたが運命の猫に出会えますように。

『今、ここにある時間』や『日常のささやかな愛おしさ』をテーマに、作品に向かっています。日々過ぎ去っていく何気ない瞬間や、目に見えない感情の揺らぎを、つくり、さわり、のこし、手に取れるかたちにして留めておきたい。
橘川裕輔
現代都市の夜を「原風景」の一部と捉え、今を生きる人の「心に刺さる夜」を描いている橘川裕輔。単に街の風景を描くのではなく、夜という時間が持つ変化や「善悪も美醜も包み込む光」という視点、そして人々の「心を照らすヒカリ」を描きだしています。
暗闇のなかに浮かび上がる夜の景色は、静寂とはうらはらな、そこに息づく温もりを映し出しているようです。重たく密度の濃い闇と、いくら水底に押し込めてもどこからか不規則に浮かんでくる泡のような、繊細で力強い光が織りなすコントラストの前に立つと、夜に吸い込まれているような不思議な感覚に包まれるでしょう。彼のキャンバスは、夜という時間が抱く底の知れない輝きを鮮烈に解き放ちます。

夜の都市風景は今を生きる僕らにとって
もはや原風景なのかもしれない
背徳感を抱えながらも美しく、
そして優しいこの光の世界と向き合い
今を生きる人々に寄り添う
「心を照らす光」
を描く画家になりたい
中津川博之
長野の澄んだ空気や山、真夏でも冷たさを忘れずに流れる水。豊かな自然を原体験に、「変化する時間と光」を描き出す画家・中津川博之が探求するのは、刻々と移ろいゆく自然の風景が深く重なり合う多面的な世界です。
彼が用いているのは絵の具のマチエールを巧みにコントロールしながら、キャンバスの上に時間軸を描き再構築する独自の画法。鑑賞者が移動することで表情を変えてゆく絵画の様子は、「絶えず変化する世界のありよう」そのものを見ているようです。時間と光が定着する作品の前で、私たちはどこまでも重厚で無限な光の深遠へと誘われてゆきます。

私達の文化の根源には無常(あらゆるものは移り変わる)という概念があります。それもまた現代と違った時間感覚の中で作られた物であれば、私達が文明の中で忘れてしまった物が何なのかを考えていきたいと思います。
松村咲希
スキー観光地で育った経験から、地表のような質感、滑走する線、色や形の錯綜する層が重なった作品を制作し想像世界の景色へと誘う。本展では風景画として取り組む「Mountain」「Moon Phases」シリーズを展示する。「Mountain」はセザンヌのサント=ヴィクトワール山をヒントに、故郷のスキー場を体感的に描いた作品。スキーの来歴やスキー場開発、自身が影響を受けた西洋絵画史を風景に重ね見る。「Moon Phases」は故郷の地価上昇を発端に、絵具を重ねて独自の小さな土地を作る。ジオラマのような小さな風景でもあり、マクロやミクロにも捉えることが出来る。風景をめぐる異なる視点の作品シリーズとなっている。

この、絵具の盛り上がりによる地表と、平面的に刷られた地表の二つが、ひとつの画面の中にあるように、私は相反するようなことを絵に入れるのが好きです。
それらがなんだか絶妙なバランスで、バチバチとしながら存在することが興味深いと思います。
Yoshifumi
Yoshifumiは、生命と感情の関係性をテーマに制作を行っています。
人間の傍らで長い歴史を歩み、その矛盾や感情を静かに見つめ続けてきた存在である猫をモチーフに、
相反するものが共存する世界を描いています。
感情と命は切り離すことのできないものです。
対立と調和、不完全さと美しさ、儚さと力強さ。その絶えず揺れ動く均衡の中にこそ、「生きる」という本質が宿ると考えています。

色彩と大胆な筆致を通して、生命が放つエネルギーと存在の美しさを表現しています。
猫という存在を通して、対立と調和、秩序と混沌、儚さと力強さなど、相反する要素が共存する世界を描いています。
銀座アポロ昭和館YOHAKU用企画展「景と猫」開催概要
展示会名: 銀座アポロ昭和館YOHAKU用企画展「景と猫」
会期: 2026年8月20日(木)〜8月26日(水)
時間: 12:00 〜 19:00(※最終日のみ 17:00 まで)
入場料: 無料
会場: YOHAKU(Gallery space in Ginza, Tokyo)
住所: 〒104-0061 東京都中央区銀座4-12-20 B1
アクセス: 東京メトロ日比谷線・都営浅草線「東銀座駅」3番出口より徒歩1分(歌舞伎座近く)
銀座アポロ昭和館YOHAKU
銀座アポロ昭和館「YOHAKU」は、表現者のための「余白」。作品にとっての最高の余白であることを願っています。そして作品と鑑賞者が深く向き合い、作者の想いが鑑賞者の心に広がる「間」を大切に考えています。
ジャンルを問わず、個展やグループ展の場として広く門戸を開き、美大生や若手アーティストが挑戦しやすい環境を整えています。
銀座アポロ昭和館
銀座アポロ昭和館は、関東大震災からの復興期に建てられ、銀座の街の変遷を見守り続けてきた貴重な建築物です。
スクラップ&ビルドが繰り返される銀座において、昭和初期の趣を残しつつ現代の技術で再生されたこの空間では、懐かしさと新しさが融合した独特の感覚を体験できることでしょう。
YOHAKUはその地下1階に位置しながらも想像以上に明るく広く、地上の喧騒が嘘のよう。静かで清浄な空気の流れる、気持ちの良い空間です。

銀座アポロ昭和館YOHAKUへのアクセス

• 東京メトロ日比谷線・都営浅草線「東銀座駅」:3番出口より徒歩1分
• 東京メトロ銀座線・丸ノ内線「銀座駅」:A7出口より徒歩5分
• JR「有楽町駅」:中央口より徒歩10分、三原橋交差点すぐ
※会場は「銀座アポロ昭和館」地下1階にございます。




















