
広島ホームテレビ(本社:広島市中区)制作のドキュメンタリー映画『原爆資料館 語り継ぐものたち』は、2025年度の年間⼊館数が250万⼈を超え、3年連続で過去最多を更新している世界有数の平和博物館・広島平和記念資料館に焦点をあてた作品です。
7⽉18⽇(⼟)からの劇場公開に伴い、予告編の解禁をお知らせします。
予告編では、原爆資料館が誕⽣したいきさつから始まり、資料館を繋いできた歴代館⻑たちの知られざる思いを吐露する中、その存在を問いかける作りとなっています。予告編を際⽴たせる『ドライブ・マイ・カー』『悪は存在しない』の⽯橋英⼦の⾳楽にも注⽬です。

そして、ミュージシャン・俳優の吉川晃司さん、俳優・監督の古舘寛治さん、プロ野球評論家の張本勲さん、アナウンサーの⻑野智⼦さんなどが本作に寄せていただいたオピニオンコメントもあわせて到着しました。
【オピニオンコメント(50⾳順・敬称略)】
⾝構えてしまいがちですが、反戦や平和を訴えかける映画ではありません。資料館創設者の思いや、それを受け継ぐ館⻑や家族たちの⽇々、貴重な記録映像を淡々と、粛々と映し出していきます。だからこそ、静かに⼼を揺さぶられます。さまざまな考えや⽴場がある今だからこそ、「知ること」や「語り継ぐこと」の意味を改めて考えました。何度も⾜を運んでいる原爆資料館ですが、また新しい気持ちで向き合いたくなりました。
―― 東 ちづる(俳優)
モノは、あるだけでは、何も語らない。
物語を添えることで、初めて語り出す…。
原爆資料館を⽀えてきた⼈々の息遣いが、⽿元で聞こえる…。
それは、歴代館⻑と学芸員が展⽰物に込めてきた、魂の物語だ。
その熱意、その執念、その限界、そして、その希望…。
戦後81年…。
「原爆資料館」の開館から71年…。
戦禍と蛮⾏に遭遇している世界…。
<これでよかったのか><これからどうする>
戦後⽇本=私たちの⽣きる道を、本作は深く問い掛けている。
―― 阿武野 勝彦(『オフィス むらびと』代表 / 東海テレビドキュメンタリー劇場プロデューサー)
⼤国がゲーム感覚で戦争を起こす時代に、唯⼀の被爆国である⽇本が果たさなければならない役割は存在する。
かつてドイツの⾸相ワイツゼッカーは、ホロコーストの歴史を踏まえて次のような⾔葉を残した。
「過去に⽬を閉ざす者は、現在にも盲⽬となる」
⽇本政府に被爆国としての責任を果たすよう働きかけるのは、私たち国⺠⼀⼈ひとりなのである。
―― ⽯井 光太(ノンフィクション作家)
私は戦争を体験していないけれど戦争を“知らない”わけではない。この映画にあるような多くの⼈々が、おそろしさ、苦しみ、奪われた個⼈の物語を、後世に残し続けてくれているから。戦後⽣まれの私たちはそこから、知り、学び、⾃分たちも後世に伝えられるように記憶していく義務がある。戦争を⼆度と起こさないための⼤切なこのバトンを繋いでいく。
―― eri(デザイナー・アクティビスト)
40 歳を過ぎて、初めて原爆資料館に⾏った。ぐったりと重い気持ちのまま建物を出て、それまで訪れていなかったことを深く恥じた。本作を観て「もう⼀度⾏かねば」と強く思った。歴代館⻑、スタッフ、そして被爆者の思いを映画にして残すと決めた地元放送局の気概に、胸を打たれる。それにしても2023 年のG7広島サミット、あれは何だったんだ︖ 資料館への冒涜ではないか。
―― ⼤島 新(ドキュメンタリー監督)
「悲しみは⾔葉に出せ」とシェークスピアは書いた。
しかし我が⾝に何が起きたかも分からぬまま、存在を消し去られた数多の被爆者は悲哀、憤怒、無念の情を⾔葉に紡ぐことすら許されなかった。
被爆遺品に魂の叫びを聞き、隠された⼈間性を感じ、彼ら彼⼥たちとの静かな対話を重ねる―。そんな営為を今⽇まで続けてきた主⼈公たちの姿に畏敬の念を覚える
―― 太⽥ 昌克(共同通信編集委員)
被爆者の皆さんひとりひとりのお⾔葉を紡ぎ、
未来を担う⼦供達へ命の重みを伝え語り繋ぐべく、
尽⼒くださったスタッフの皆さんに感謝致します。
このドキュメントが世界中の多くの⽅々の⼼に届き、
平和な⽇常を守り抜く⼒になることを祈ります。
―― 吉川 晃司(ミュージシャン・俳優)
ひとりひとりの強い想いが、⼈の⼿から⼿へと受け渡され、いま、ここへ届くことの凄みが、ここには記録されている。
―― ⼩林 エリカ(作家・アーティスト)
こんな社会に、どんな社会を⽬指すべきなのか。
広島からの問いかけはずっと変わらない。
真っ直ぐな問いが続く。
「平和」を形にするのは今を⽣きる⼈たち。
ならば、私もあなたも、この問いを避けてはいけない。
―― 武⽥ 砂鉄(ライター)
決して忘れてはならないことを懸命に語り継いできたものたちの想いを、記録し、伝え継ぐこと。
そのバトンを決して切らさないというローカルメディアの矜持が1本の映画として結実し、いまこの世界に放たれることに、放送⼈のひとりとして最⼤限のエールを送ります︕
―― ⼟井 裕泰(演出家・映画監督)
未来に継承されるべき素晴らしい記録映画。
核兵器を決して保有してはいけないという被爆者の叫びと広島の思いが、これまで資料館に⾜を運ばなければ⾒
られなかった凄惨な歴史資料と関係者の声を丁寧に記録したこの映画とともに、地球の隅々まで届きますように
―― ⻑野 智⼦(アナウンサー)
歴史にヒーローは存在しない。⼀⼈⼀⼈が、少しずつ、つなぐ。でもその少しは、⼀⼈にとっては命がけ。「物」に隠された「⼈間」のストーリーを伝えるために、遺品がきっと核廃絶の「⼒になってくれる」と信じる⼈たちの物語。
―― 畠⼭ 澄⼦(ピースボート共同代表)
当時、家のドアを開けた瞬間、「ピカーッ」と光が⾒え、「ドーン」と⾳がしました。「ピカドン」です。⾵圧で家は全滅でした。付近のブドウ畑に逃げた時、⼈が集まってきていました。忘れられないのは、熱で⼈⾁が焼かれた臭いです。そして「うめき声、叫び声」。本当に苦しかったと思います。⼆度と戦争を繰り返してはいけない。悪夢の8⽉6⽇を、ずっと語り継がなければいけません。
―― 張本 勲(プロ野球評論家)
⾵化はあらゆるモノに起こる。それは⾬に晒される物質だけではない。我々⼈間の頭の中でも起こる。私の中の⾵化しかけた「原爆」のために観に⾏った。記憶と記録を残そうと奮闘する原爆資料館はまさにその⾵化に抗うためにある。館⻑が代わり世代が変わり社会が変わる現場の抗い。観てよかった。ヒロシマ、ナガサキのことはこうしてたまには思い出さなければならない。
―― 古舘 寛治(俳優・監督)
坪井さんがよく⾔われた、100年先、1000年先ころに、あれは昔話で終わることがないことを願っています。遺品で沢⼭の⼦供たちの⾐服、三輪⾞、写真を⾒るにつけて国家が戦争を起こす。国⺠、⼦供たちが犠牲になるその姿が⾒えます。
―― 箕牧 智之(⽇本被団協代表委員)
負の歴史を刻んだ物たちと、託した者たち。
それらを受け⽌め、この場所をつくってきた者たち。
そして、それをずっと⾒つめ、記録してきた者たちがいた。
圧倒的なアーカイブ⼒と取材⼒が、
わたしたちに重い問いを突きつける。
わたしはそこに、
オールドメディアの底⼒と、
ローカルメディアの矜持をみた。
―― 宮崎 園⼦(フリーランス記者)

『原爆資料館 語り継ぐものたち』とは
歴代館長が、命を削って守り続けた“歴史の現場”である広島平和記念資料館。
その全容を捉えた『原爆資料館 語り継ぐものたち』は、収蔵庫に保管された約2万点の被爆資料や学芸員の展示入れ替え作業を特別許可のもと撮影、“声なき声”を繋いできた「記憶の博物館」の知られざるメッセージがつまっています。

広島平和記念資料館、そのすべては“ガレキの展示室”から始まりました。その成立と歩み、収蔵資料の現場を通じて「何を伝えてきたのか」を問い直す映像記録として本作品は高く評価されています。
-ワールド・メディア・フェスティバル2026 ドキュメンタリー(歴史・伝記)部⾨ ⾦賞
-ニューヨーク・フェスティバル2026 テレビ&映画賞 ショートリスト
-第17回 座・⾼円寺ドキュメンタリーフェスティバル コンペティション部⾨ ⼊賞
-広島国際映画祭2025 クロージング作品
監督:斉藤俊幸/立川直樹 音楽:石橋英子 『ドライブ・マイ・カー』『悪は存在しない』
プロデューサー:立川直樹 撮影・編集:熊田好洋 編集協力:大重裕二
後援:広島市、広島平和文化センター
制作:広島ホームテレビ 宣伝協力:矢本理子 配給・宣伝:きろくびと
公開:2026年7⽉18⽇(⼟)より東京・ポレポレ東中野、7⽉24⽇(⾦)より広島・⼋丁座にて公開 ほか全国順次
























