第3回「10年間高格付を維持している優良企業」調査 日本経済を下支えする中小企業の健闘振り!
与信管理ASPクラウドサービスを提供するリスクモンスター株式会社(以下 リスモン、本社:東京都中央区、 http://www.riskmonster.co.jp/ )は、第3回「10年間高格付を維持している優良企業」調査結果を発表いたしました。
1.実施概要
調査名称 :第3回「10年間高格付を維持している優良企業」調査
調査方法 :企業情報調査結果に基づく調査
調査対象企業 :2015年11月末時点でリスクモンスター株式会社が
RM格付(A~F格)を付与している企業
調査対象企業数:1,506,993社
2.調査結果
[1]10年継続の優良企業は、2015年より1割増加!
2015年11月末時点でリスクモンスター株式会社がRM格付(A~F格)を付与している企業約150万社を対象に、2005年12月~2015年11月の10年間でA格を維持し続けている優良企業を集計したところ、1,912社であり、前回(1,724社)から188社増加した結果となりました。(図表A)
1,912社のうち、上場会社(売上高2,000億円以上かつ従業員3,000人以上)117社については、図表Bに、非上場会社(売上高1,000億円以上かつ従業員2,000人以上)59社については、図表Cにそれぞれリストをまとめました。
[2]社数では、中小企業も健闘!
10年間高格付を維持している優良企業について、従業員数別に集計したところ、最もA格維持企業が多い規模帯は、従業員が「201人~500人」(442社)でした。次いで「100人以下」が2位(374社)、「101~200人」が3位(326社)、「501人~1,000人」が4位(304社)と、小規模企業が上位を占める結果となりました。(図表D)
しかし、集計対象企業に対する割合では、従業員数が多い企業ほどその割合が高く、やはり大規模企業の方が優良かつ安定した企業になりやすいといえます。
3.総評
2015年11月時点において、リスクモンスター株式会社が格付を付与している企業数約150万社に対して、A格企業は約4万8千社と全体のわずか3%強でした。その中において、「10年間高格付を維持している優良企業」は1,912社と、A格企業の4%弱であり、全体に対する割合に至っては0.1%程度と極めて限られた企業のみとなりました。(図表A)
それらの殆どが誰もが知る大規模企業であろうと推測されがちですが、A格維持企業の60%以上は非上場企業であり、同じく35%以上は従業員200人以下の中小企業という結果となりました。(図表D)
一見、我が国の経済は大規模企業が支えているものと思いがちですが、モノづくりを中心とした事業基盤を背景に、大都市のみならず地方都市にも根を張り、中小規模ながらに安定した経営を続け、日本経済を下支えしている中小企業が少なからずいることが、今回の調査結果からも改めて浮き彫りになりました。
現在まで10年間にわたりA格を維持してきた1,912社の企業が、次の10年間も経済の前線で戦う企業としてA格を維持し、今後さらに、これらの企業に加わる企業が続々と現れ、日本全体の景気の押し上げを現実のものとしてくれることに期待したいものです。
※本編はダイジェスト版です。詳細な内容は、以下掲載サイトよりご覧いただけます。
■リスモン調べとは
リスモンが独自に調査するレポートのことです。これまでリスモンでは企業活動関連の調査として他にも「仕事に対する満足度」、「環境への配慮が感じられる企業調査」や「この企業に勤める人と結婚したいアンケート調査」などを発表しており、今後も「企業活動」に関するさまざまな切り口の調査を実施することで、企業格付の更新に役立てていくとともに、情報発信を行うことで新しい調査ターゲットの創出、新サービスの開発などに取り組んでまいります。
掲載サイトはこちら
http://www.riskmonster.co.jp/rm-research/
■リスモンの概要(東京証券取引所ジャスダック上場 証券コード:3768)
2000年9月設立。同年12月よりインターネットを活用した与信管理業務のアウトソーシングサービス、ASPサービス事業を開始しました。以来サービス分野を拡大し、現在は与信管理サービス、ビジネスポータルサイト(グループウェアサービス等)およびBPOサービスの3つを中核事業と位置づけ、事業展開しております。
リスモングループ法人会員数は、2015年9月末時点で10,200(内、与信管理サービス等 5,097、ビジネスポータルサイト等 3,147、その他 1,956)となっております。
http://www.riskmonster.co.jp