6割以上の人が感じている”オフィスのストレス”を解消!~ストレスの要因と解消方法~

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    2021年4月12日 08:00
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    オフィスで働く人の6割がストレスを感じているとの調査報告があります。

    ストレスがたまると業務の生産性が低下するばかりでなく、ワーカーの健康に悪影響を及ぼし、離職率が高くなるリスクもあります。通勤時間・人間関係・オフィス環境など、ストレスとなる要因は人それぞれですが、優れたスキルや能力を持っていても、それを十分に発揮できる環境がなければ、生産性は半減してしまいます。ワーカーが最高のパフォーマンスで業務を遂行するためには、オフィス環境におけるストレス要因への対策が重要となります。

    今回はオフィス環境においてストレスとなりやすい要因、軽減・解消方法をご紹介いたします。

    ストレスが業務に及ぼす影響

    (1)業務効率の低下

    過度なストレスは脳の処理能力を低下させるため、仕事に対するモチベーションや集中力が大幅に低下します。結果として、日常的な業務の作業効率や生産性を低下させてしまい、仕事でのケアレスミスが増えるなどのリスクも増えてしまいます。また会社全体の利益にダメージを与えるだけでなく、会社全体の雰囲気が悪くなり、多大な影響を及ぼすことになります。

    (2)精神的な病気のリスクが高まる

    ストレスが要因で引き起こされる精神的な病には、うつ病や適応障害、パニック障害、自律神経失調症などがあります。ストレスに対する耐性は人によって異なり、なおかつ精神的な病は目に見えませんので、一見大丈夫そうに見えても環境におけるストレスを感じている可能性は十分にあります。精神的な不調が改善されずに慢性化すると、身体面にも不調が現れ、ストレス状態の改善も含めて病気と向き合わなくてはならなくなります。

    (3)離職率が上がる

    オフィス環境が劣悪でストレスを感じるワーカーは、環境の良い新しい仕事を探して離職してしまう可能性が高くなります。ワーカーにとって快適な環境でストレスなく業務できるかどうかは重要な要素の一つです。

    (4)コミュニケーションの低下

    ストレスが慢性化すると、社内の人間関係も悪化しやすくなり、社内連絡や各部署との連携に支障をきたすリスクも高くなります。

    オフィス環境によるストレスの要因

    ストレスの要因として「業務量」「人間関係」「待遇」という場合も多いようですが、実は業務するオフィス環境という「ハード面」の方がストレスに与える影響が大きいとされています。ここではどのようなオフィス環境がストレスの要因となっているのかを挙げてみます。

    (1)音

    騒音や雑音が多すぎる環境では、音が気になって業務に集中できずストレスにつながります。また逆に、静かすぎて自分の話し声や作業音が他人に伝わるのが気になるという、プライバシー面での懸念もストレスの一因となることがあります。

    (2)空調

    室温や湿度が低すぎても高すぎても不快に感じ、ストレス要因となります。空調設備や換気設備を活用して、誰にとっても快適な室温や湿度をキープすることが大切です。

    (3)閉塞感

    狭いスペースで業務していると、閉塞感を抱くようになりストレスを感じやすくなります。また狭いデスクで作業しなければならないこともストレスの要因となります。1人あたりが快適に働けるオフィスの広さは2~2.5坪程度、デスクの広さは1.4メートルほどと言われています。

    (4)オフィスの汚れ

    オフィスやデスクに書類や備品・その他の物が煩雑になっていたり、掲示物がはがれかかっていたり、トイレが清潔でなかったり、整理整頓や掃除が行届いていないオフィスもストレスの要因となります。

    (5)視覚的プライバシー

    常に上司の視線を感じたり、作業中のPC画面を後ろから覗かれたり、他人からの「視線」もストレスの要因となります。やましいことが無くても妙な緊張感を生み出し、ストレスにつながります。

    ストレスを軽減・解消する方法

    ここでは、コストやスケジュールをできるだけかけずに実行できるのも含めて、オフィス環境によるストレス軽減や解消する方法をご紹介いたします。

    (1)BGMの導入

    BGMには音を他の音でカモフラージュすることで音漏れを防ぐマスキング効果。音楽を流すことで人の感情を動かし、心身ともにリラックスすることができる感情誘導効果。受付などでBGMを流して来客の方に好印象を抱かせたり、始業・終業時刻の連絡として流し、メリハリのある仕事を促したり、その場の雰囲気を操作することができるイメージ誘導効果があります。ストレスを軽減する手段としてはもちろん、多くの目的で活用することが可能です。

    (2)業務内容に沿ったワークスペース

    業務内容によって業務する場所を選べるよう、プライベートスペースや共業スペースなど複数の作業空間を準備しましょう。また、リラックススペースの確保も重要です。コストやスケジュールをかけてレイアウト改善することが難しい場合には、パーテーションを利用することもおすすめです。

    (3)観葉植物などインテリアの設置

    オフィスに観葉植物などのグリーンアイテムを取り入れることもストレス解消に有効です。心を癒す効果が期待できるほかに、空気を浄化して乾燥を抑制する保湿の効果も期待でき、緑が目に優しいのはよくいわれることですが、保湿効果と相まってドライアイ対策にも役立ちます。

    (4)照明・換気・空調設備を見直す

    オフィス内の明るさや空調は、そこで働く人々のストレスにも大きな影響を及ぼします。ストレスや眼精疲労を軽減するために、業務にあった明るさに調整できる照明器具を設置したり、PCモニターにブルーライトカットフィルムを貼るのも効果的です。また、空調設備・換気設備なども見直すことで、より快適に働けるオフィスに近づくことができます。

    (5)清潔感を保つ

    オフィスの整理整頓と清掃は、もっとも簡単にできるストレス解消対策です。

    まとめ

    オフィスには多くのストレス要因があり、それは「業務量」「人間関係」「待遇」だけでなく、オフィス内の環境そのものが大きな要因となっている場合も多くあります。ストレスをできるだけなくすためにも、まずはオフィス環境を見直すことから始めてみることをおすすめいたします。


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