公益財団法人 東京都公園協会

    【小石川後楽園】10/30~「東京文化財ウィーク」特別企画を開催

    ~小石川後楽園で文化財に親しむ~

    サービス
    2023年9月21日 14:00
    鮮やかな彩色が美しい唐門(背面)
    鮮やかな彩色が美しい唐門(背面)

    令和5年(2023年)3月に、小石川後楽園は文化財指定から100年を迎えました。これを記念し、「東京文化財ウィーク」に合わせ、講演会やパネル展をはじめとした企画を実施します。11月3日(金・祝)には、「唐門(からもん)」特別開門、「得仁堂(とくじんどう)」特別公開、伝統芸能公演もございます。この機会にぜひご来園ください。

    ~小石川後楽園の歴史~

    小石川後楽園は、初代水戸藩主・徳川頼房により、江戸屋敷内に築造された大名庭園です。明治2年(1869年)に、版籍奉還にあたり屋敷地は上地され、東京砲兵工廠(とうきょうほうへいこうしょう)の一部として陸軍省の所管となりました。一時、本庭園も砲兵工廠の施設拡張のため潰廃される意見がありましたが、当時の陸軍卿・山縣有朋らによる庭園保存の声により保存が決定、大正12年(1923年)3月7日史蹟名勝天然紀念物保存法に基づき、史蹟及び名勝に指定されました。昭和27年(1952年)3月には、文化財保護法に基づく特別史跡及び特別名勝に指定され、今日に至っています。

    1.日時

    令和5年10月30日(月)~11月5日(日)

    2.内容

    (1)「特別講演会 唐門復元の軌跡をたどる(彩色編)」

    昨年度の講演会の様子
    昨年度の講演会の様子

    ■日時:令和5月11月5日(日) 
    ①10時30分~11時40分 ②13時00分~14時10分
    ■内容:令和2年11月に復元工事が完了した「唐門」について、唐門に施された「彩色」にスポットを当てた講演を行います。建築や造園などに興味のある学生さんにもおすすめの内容になっております。
    ■場所:涵徳亭(広間・円月)
    ■講師
    柳澤 礼子(やなぎさわ あやこ)氏(設計監理:株式会社文化財保存計画協会)
    安本 圭一郎(やすもと けいいちろう)氏(現場監督:大成建設株式会社)
    ■参加費:無料(入園料別途)
    ■定員:各回60名(事前募集)
    ■申込期間:令和5年9月30日(土)午前9時から受付開始
    ■申込方法:申込フォーム(Formrun)からの事前申込
    ①午前の部:https://form.run/@kourakuen-event-sm-dcp2o85tnXDiI11WkPtD
    ②午後の部:https://form.run/@kourakuen-event-sm-iuE1EGd5UkT2ivygrFDo
    ※先着順
    ※詳細は準備が整い次第、小石川後楽園ホームページおよびX(旧Twitter)にてお知らせいたします。

    【公式ホームページ】
    https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index030.html
    【公式X (旧Twitter)】
    https://twitter.com/KorakuenGarden

    公式HP
    公式HP
    公式X(旧Twitter)
    公式X(旧Twitter)

    (2)「唐門」特別開門 ≪11月3日限定≫

    ■日時:11月3日(金・祝)10~16時 
    ■内容:往時は身分の高い重要なお客様のみ通ることができた「唐門」を特別に開門いたします。「唐門」をくぐり、貴族や大名の気分を味わってみませんか?唐門から木曽路を経て園内を周遊する江戸時代当時の順路どおりに観賞することができます。
    ■場所:唐門
    ※上記時間内に庭園ボランティアによる定点ガイドがあります。

    昨年度の「唐門」特別開門の様子
    昨年度の「唐門」特別開門の様子

    (3)伝統芸能公演 ≪11月3日限定≫

    ■日時:11月3日(金・祝)時間未定
    ■内容:唐門特別開門にふさわしい、日本の伝統芸能をお楽しみいただきます。
    ■場所:内庭の中島
    ■参加費:無料
    ※詳細は準備が整い次第、小石川後楽園ホームページ、およびX (旧Twitter)にてお知らせいたします。

    過去の伝統芸能公演の様子
    過去の伝統芸能公演の様子

    (4)「得仁堂」特別公開 ≪11月3日限定≫

    昨年度の「得仁堂」特別公開の様子
    昨年度の「得仁堂」特別公開の様子

    ■日時:11月3日(金・祝)10~16時 
    ■内容:小石川後楽園を完成させた水戸徳川家二代藩主・光圀(みつくに)に大きな影響を与えたとされるのが『史記・伯夷列伝』に記された儒教の聖人伯夷(はくい)・叔斉(しゅくせい)です。その像がかつて祀られていたのが「得仁堂」であり、園内では唯一、江戸時代から今日に残る貴重な建造物です。その内部を特別に公開します。
    (伯夷・叔斉の像は現在安置されていません。)
    ■場所:得仁堂
    ※上記時間内に庭園ボランティアによる定点ガイドがあります。

    (5)文化の日特別記念スタンプ ≪11月3日限定≫

    ■日時:11月3日(金・祝)9~17時
    ■内容:「唐門」を象った特別なスタンプです。1年に1度だけの唐門開門にあわせて登場いたします。
    ■場所:唐門付近

    記念スタンプイメージ
    記念スタンプイメージ

    (6)「パネル展 ―唐門復元の軌跡をたどる(彩色編)―」

    ■日時:10月30日(月)~11月5日(日)
    ■内容:令和2年11月に復元工事が完了した「唐門」について、唐門の彫刻に施された「彩色」にスポットを当てたパネル展を行います。
    ■場所:涵徳亭 不老・蓬莱

    昨年度のパネル展の様子
    昨年度のパネル展の様子

    3.その他

    ・ご来園前に小石川後楽園公式ホームページ・公式X(旧Twitter)にて最新情報をご確認ください。
    ・本庭園は皆様の安全に配慮しながら、節電して営業しています。電力を「へらす」「つくる」「ためる」HTTに、ご理解、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

    小石川後楽園について

    国指定特別史跡・特別名勝。江戸時代初期、寛永6年(1629年)に水戸徳川家の祖である頼房が、江戸の中屋敷(後に上屋敷となる)の庭として造ったもので、二代藩主の光圀の代に完成した庭園です。光圀は作庭に際し、明の儒学者である朱舜水の意見をとり入れ、中国の教え「(士はまさに)天下の憂いに先だって憂い、天下の楽しみに後れて楽しむ」から「後楽園」と名づけられました。

    【開園時間
    9時~17時(最終入園は16時30分)
    【休園日】12月29日~1月1日
    【住  所】文京区後楽1-6-6
    【交  通】
    ■西門 
    JR 水道橋駅西口・飯田橋駅下車 東口 徒歩8分
    都営地下鉄大江戸線 飯田橋駅下車 C3出口 徒歩3分
    東京メトロ東西線・南北線・有楽町線 飯田橋駅下車 A1、A3出口 徒歩8分
    東京メトロ丸ノ内線・南北線 後楽園駅下車 1番、2番出口 徒歩8分

    ■東門 JR 水道橋駅下車 西口 徒歩5分、東京メトロ丸ノ内線・南北線 後楽園駅下車2番出口 徒歩8分
    ※駐車場はございません。
    【入園料】一般 300円  65歳以上 150円 
    ※小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料
    【問い合わせ先】
    小石川後楽園サービスセンター 電話:03-3811-3015
    【公式ホームページ】
    https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index030.html
    【公式X (旧Twitter)】
    https://twitter.com/KorakuenGarden
    【Instagram】都立9庭園
    https://www.instagram.com/tokyo_9gardens/

    小石川後楽園
    園内マップ
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