スウェーデン年間最優秀絵本賞2022を受賞した話題作!『けがをした日』5月15日(木)発売

    子どもの心の動きをユーモラスに描いた絵本

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    2025年5月14日 11:40
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    株式会社ブロンズ新社(所在地:東京都渋谷区、代表取締役:若月 眞知子)は、翻訳絵本『けがをした日』(エンマ・アドボーゲ 作/菱木晃子 訳)を5月15日(木)に全国の書店で発売します。
    本書は、2022年にスウェーデンのラベーン&シューグレーン社より刊行され、同年の「スウェーデン年間最優秀絵本賞(PICTURE BOOK OF THE YEAR)」を受賞した話題作です。学校の休み時間に友だちとふざけていて、けがをした主人公。あふれでる血に、先生や学校中の子どもたちが集まってきます。けがにより、突然「注目をあびること」になった主人公の心の動きや、まわりの子どもたちの反応を、印象的な絵でコミカルかつ繊細に描いています。
    翻訳は、これまで数多くのスウェーデン絵本の翻訳を手がけ、スウェーデン⽂化の普及に貢献してきた菱木晃子さんが担当。スウェーデン語のダジャレや独特の言い回しを、ユーモアたっぷりに訳しました。巻末の「あとがき」では、菱木さんがスウェーデンの文化や気候、学校や教育観についても紹介しています。
    また、今回の日本語版の表紙の題字は、ミロコマチコさんが手がけました。
    なお本書は現在、英語、韓国語、ドイツ語、イタリア語、フランス語、アラビア語など9言語で翻訳出版されており、今回の日本語版が10言語目の翻訳出版になります。

    書誌情報

    『けがをした日』
    エンマ・アドボーゲ 作/菱木晃子 訳
    ・発売日:2025年5月15日(木)
    ・定価:1,760円(税込)
    ・頁数:28ページ
    ・判型:280×215mm 上製
    ・販売:全国の書店などで販売
    ・書籍サイト: https://www.bronze.co.jp/books/9784893097408/

    あらすじ

    「どびん エドヴィン たっきゅうびん!バナナでピンポン そんなバカな~! 休み時間に友だちとだじゃれ遊びでもりあがり、卓球台の上からジャンプをしたら、 ドン!! じめんにおちちゃった。集まってきた学校のみんなは、あふれでる血にくぎづけ。みんなに注目されるのはちょっといい気分。でもどんどん痛くなってきて......。

    著者紹介

    エンマ・アドボーゲ 作

    絵本作家、イラストレーター。1982年、スウェーデンのリンシェーピング⽣まれ。18歳で絵本作家デビュー。⼦どもたちの⽇常をユーモラスに描き、現在スウェーデンでもっとも⼈気のある絵本作家のひとり。エルサ・ベスコフ賞、レナルト・ヘルシング賞、アウグスト賞、ドイツ児童⽂学賞など受賞作多数。双⼦の妹リセンと共同制作した絵本も刊⾏。

    菱木 晃子(ひしき あきらこ) 訳

    翻訳家。1960年、東京都⽣まれ。スウェーデン語の⼦どもの本を中⼼に、紹介および翻訳に精⼒的に活躍。『ニルスのふしぎな旅』(福⾳館書店)、『⻑くつ下のピッピ』(岩波書店)、『ロサリンドの庭』(あすなろ書房)、『リッランとねこ』(徳間書店)など訳書多数。「⻑くつ下のピッピの世界展」の監修、映画「リンドグレーン」の字幕監修も務めた。2009年、スウェーデン⽂化の普及に⻑年貢献したとして、スウェーデン王国より北極星勲章受章。
    https://hishiki.info/

    著者、エンマ・アドボーゲさんよりメッセージ

    今回の絵本は、タイトルから始まりました。「きず」は、ワクワクする表題だと思ったのです。血だらけのおそろしいものになるか、あるいはそうではないか…… 内容的にはなんでも可能です。
    長いあいだ、「きず」と書いたポストイットのメモは、わたしの机横の壁に貼られたままになっていました。そしてある日突然、わたしはこの作品にとりかかりました。どんなふうに進めていったかはよくおぼえていません。
    でも、作品が完成したいまになってみて、これは「注目をあびること」と「アイデンティティ」の絵本だと気づきました。「何者」かになることを楽しみ味わう―― つまり、突然たくさんの注目を集めるってどんな気持ちになるのか。そういうとき、人はどんな行動をとるか? その後、もはや注目されなくなったとき、なにを思うのか?
    はじめ、わたしはかなり強い色づかいで絵を描いていました。でもすぐに、それはだめだとわかりました。血の赤色が埋もれてしまったのです。血はこの絵本では主役の一部のようなものです。
    わたしは描きなおし、血の赤を生かすために、ほかのすべての色をおさえました。うまくいったわ!

    訳者の菱木晃子さんより(本書「あとがき」より抜粋)

    戦後、スウェーデンの子どもの本の世界は、『長ぐつ下のピッピ』の作者としてしられるアストリッド・リンドグレーン(1907-2002)が牽引してきました。
    彼女の作品につらぬかれた、すべての子どもたちが日々のびやかに安心してくらせるようにという願いは、次世代の作家だけでなく、スウェーデンの教育観にも少なからず影響をあたえています。

    <本件に関するお問い合わせ>
    株式会社ブロンズ新社
    TEL:03-3498-3272
    E-mail: webmaster@bronze.co.jp

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