【数多くの事件・災害の検死を担当してきた法医学者】岩瀬博太郎 著『「死」を読み解き「生」を守るすごい法医学』2026年11月11日(水)発売

    数々の死と向き合ってきた法医学者が明かす、必ず訪れる「死」を科学で読み解く一冊

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    2026年11月5日 06:30

    株式会社あさ出版(代表取締役:田賀井弘毅、所在地:東京都豊島区)は、岩瀬博太郎著『「死」を読み解き「生」を守る すごい法医学』https://www.asa21.com/book/b672695.htmlを2026年11月11日(水)に発売いたします。

    「私たちが知らない「死の真実」――ドラマや常識とは異なる法医学の世界

    数々の事件・災害の死因究明に携わってきた、千葉大学教授で法医学者の岩瀬博太郎氏。1995年の地下鉄サリン事件では被害者のサリン代謝産物の検出を担当し、日本の法医学界でCTを用いた死後画像診断をいち早く導入するなど、死因究明の発展に尽力してきました。

    第一線で数多くの死と向き合ってきた著者が問いかけるのは、「どうすれば、その死を避けられたのか」ということ。走行中の車でシートを倒す危険、外傷がなくても起こる頭部の損傷、身近な場所で発生する酸欠事故など、何気ない日常に潜む危険を法医学の視点から解説します。さらに、ドラマとは異なる死因究明の実態や、世間に広まる「死」に関する誤解、日本の法医学が抱える課題にも迫ります。「死」を知ることは、「生」を守ること。過去の死から学び、自分と大切な人の命を守るための一冊です。


    ※以下本書より抜粋要約

    死は『すぐそこ』に潜んでいる

    「私たちは知らないうちに、『死』を生活の外側へと追いやってきました。かつては当たり前に共有されていた死後の変化や身体の現実は、今では専門家の世界に閉じ込められ、日常から見えなくなっています。しかし、死は特別な誰かにだけ訪れる出来事ではありません。いつか必ず、すべての人に等しく訪れる現象です。死の知識を知ることで、私たちは初めて、自分たちがどれほど危うい前提の上で日常を生きているのかに気づくのです。私たちが生きている日常は、思っている以上に『死』と地続きにあります。法医学の視点から『死』を見つめ直すことは、決して恐怖をあおるためではなく、生きている今をより安全に捉え直すためなのです。

    ドラマのように「死亡推定時刻」をピンポイントで特定することはできない

    「法医学を扱ったドラマでは、遺体を一目見ただけで『死亡時刻は〇時〇分ごろ』と、分単位で断定される場面がよくあります。しかし現実の法医学で、そこまで正確な死亡時刻を導き出せることは、ほとんどありません。
    直腸温、死斑、死体硬直といった指標を組み合わせても、それぞれが示す時間には幅があり、環境や状況によって簡単にズレが生じます。導き出せるのは、あくまで『このあたりだろう』という時間帯でしかありません。
    科学的に正確であろうとすればするほど、幅のある所見になります。ピンポイントの時刻を断定してしまうと、それ以外の可能性を最初から切り捨てることになり、現実の法医学ではむしろ避けるべきものとされています。

    「急性心不全」という免罪符

    「ニュースなどで『死因は急性心不全』と報じられると、多くの人は『自然な病死だったのだろう』と受け止めがちです。しかし実は『急性心不全』というのは病名ではなく、心臓の機能が衰えた状態を指す言葉にすぎません。日本では解剖を行わず死因がわからない場合の『便利な箱』として使われてきた歴史があり、法医学の立場から見れば『死因がわからない』という意味に限りなく近い表現です。そう報道されたら『原因が十分に調べられていない可能性のある死亡』であり、背景にある事件や事故が見逃されている危険を示しているのです。

    死から学ぶ「生きる」ための知識

    Q.車の助手席でシートベルトを着用中、衝突事故の際に首に重大な損傷を受ける危険が高まる姿勢はどれでしょうか?

    A:背筋を伸ばして座る
    B:背もたれを大きく倒して寝る
    C:座席を後ろへ下げて座る

    正解は、B。 シートベルトは本来、胸と骨盤を押さえるよう設計されています。しかし、大きくリクライニングするとベルトの位置が首の高さへズレてしまいます。その状態で衝突事故に遭うと、体が前に投げ出された際、首が斜めのベルトに引っかかり、衝撃で頸椎が折れて死亡する危険があります。命を守るため、走行中のリクライニングは避けましょう。


    書籍情報

    書影
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    タイトル:「死」を読み解き「生」を守る すごい法医学
    著者:岩瀬 博太郎  
    ページ数:224ページ
    価格:1,760円(税込)
    奥付発行日: 2026年11月16日 
    ISBN: 978-4-86667-821-4
    https://www.asa21.com/book/b672695.html

    Amazon: https://link.amazon/B0118XOwX
    楽天: https://books.rakuten.co.jp/rb/18564915/

    ※価格は発売時点の予定価格です。変更となる場合があります。

    目次

    Chapter1 死は「すぐそこ」に潜んでいる
    Chapter2 「死因」について意外と知られていないこと
    Chapter3 死から学ぶ「生きる」ための知識
    Chapter4 死を「社会の安全」に生かす

    著者プロフィール

    岩瀬 博太郎(いわせ・ひろたろう)氏
    岩瀬 博太郎(いわせ・ひろたろう)氏

    岩瀬 博太郎(いわせ・ひろたろう)

    法医学者。千葉大学大学院医学研究院法医学教室教授、同大学大学院医学研究院付属法医学教育研究センター長。1967年、千葉県木更津市生まれ。東京大学医学部医学科卒業。1995年の地下鉄サリン事件の際、被害者からのサリン代謝物の検出を担当。以来、脂質酸化物や薬毒物の分析についての研究に取り組む。また、日本の法医学領域にCTを用いた死後画像診断をいち早く導入し、死因究明制度や死後画像検査などについての研究も行っている。単著に『法医学者、死者と語る』(WAVE出版)、『死体は今日も泣いている』(光文社)、『こども法医学』(ライフサイエンス出版)、共著に『新版 焼かれる前に語れ』(WAVE出版)がある。

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