伊藤忠ケーブルシステム(株)が集合住宅・ビル向け高速インターネット事業を買収
報道関係者各位
プレスリリース 2003年3月31日
伊藤忠ケーブルシステム株式会社
伊藤忠ケーブルシステム(株)が集合住宅・ビル向け
高速インターネットサービスを買収
伊藤忠商事の100%子会社である伊藤忠ケーブルシステム株式会社(本社:東京都港区
、代表:武田喜男、以下ICS)は、ジャパンメディアシステム株式会社(本社:東京
都千代田区、代表:富樫泰章、以下JMS)のインターネットマンションシステム事業
の営業権買収につきJMSとの間で3月26日に合意した。
JMSはこれまで首都圏と関西の新築マンション向けを中心に、のべ300棟・1万5000世
帯へのLANシステムの構築、回線接続、サーバの運用・保守サービスを提供してきた
この分野での草分け的な存在。最近の新築マンションでは、全入居者に100Mbps以上
の高速インターネット接続サービスを提供できるよう、あらかじめイーサネットLAN
を棟内に構築し光ファイバーでインターネット接続するのがスタンダードになりつつ
ある。また、既築のマンション・アパートでは、電話局から遠いか電話線が光収容で
あるためにADSLが繋がらない、或いは、ケーブルテレビの棟内双方向配線が実現でき
ないために高速インターネットサービスが享受できないものが多く存在しており、高
速インターネット接続への環境整備が渇望されている。ICSはこのようなニーズに対
し、今回の事業譲受により「BB4U」というサービス名のもと100Mbps~1Gbpsの高速イ
ンターネット接続サービスの提供を推進すると同時に、マンション・ポータルサイト
の制作やIP電話・動画配信サービスなど付加価値サービスの提供にも取り組む。更に
、ホテルや雑居ビルでのニーズに対しても同様のソリューション・ビジネスの展開を
図り、初年度累計500棟へのサービス提供を目指す。
伊藤忠ケーブルシステム(ICS)について:
1986年に伊藤忠商事の子会社としてケーブルテレビ事業者向けのエンジニアリング会
社として設立された。米国の先端技術メーカーの製品を中心に、ケーブルテレビ施設
の設計・施行・保守サービスや、最近ではブロードバンドアクセス機器の販売等、放
送と通信両面のソリューション・サービスを提供しており、年商80億円の事業規模。
今回の営業権買収をきっかけに、ケーブルテレビ以外のブロードバンド・メディア分
野へのソリューション・ビジネスの積極展開を図ってゆく方針。
ジャパンメディアシステム(JMS)について:
1984年に情報通信機器の販売会社として設立。その後、企業向けにLinuxサーバ(「B
IASサーバ」)の販売やネットワーク構築を営む。1998年よりマンション向けインタ
ーネットシステムの構築・保守・サポートサービスを立ち上げ、現在の事業の柱であ
るビジュアルコミュニケーションシステム(「Vchat」)の開発・販売を加え、イン
ターネット分野で幅広く活躍するベンチャー企業。JMSは今後ブロードバンドコンテ
ンツやネットワークシステム関連ビジネスへ経営資源を集中してゆく方針。
□報道関係からのお問い合わせ先
伊藤忠ケーブルシステム株式会社
ブロードバンド・アクセス部
企画開発課 福井
TEL:03-5772-1942 FAX:03-5772-1947
e-mail: fukui@itochu-cable.co.jp
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