ファーストラックス(Fastrax、本社フィンランド)が純粋なソフトウェアGPSを開発
サービス
2008年5月23日 09:30報道関係者各位
プレスリリース 2008年5月23日
Fastrax ltd.
======================================================================
Fastraxが純粋なソフトウェアGPSを開発
ハイボリュームのコンシューマ・エレクトロニクス製品に
ローコストのGPS位置情報システムを提供します。
======================================================================
ソフトウェア・ベースの技術がコンシューマー・エレクトロニクス・デバイス
におけるGPS位置情報サービスの裾野を広げます。
プログラマブルGPSレシーバーとソフトウェアをOEMメーカーに供給している
Fastrax ltd.(本社:フィンランド、以下:ファーストラックス社、日本国内
正規代理店:エム・アールエフ株式会社)はこの度、コンシューマー・
エレクトロニクス市場における位置情報サービスの市場をさらに広げるべく、
完全なソフトウェア・ベースとなるGPSレシーバー商品を発表しました。
性能、大きさ、コストパフォーマンス、柔軟性の面で最適化された
ファーストラックス・ソフトウェアGPSは、純粋なソフトウェア・ベースの
GPS技術開発において新たな指標となるでしょう。
ソフトウェア・ベースのアプローチにより、ハイエンドの携帯電話とノートPC
に限定されていたGPS機能の採用が、より幅広いレンジに拡大してくれること
が期待されます。
ターゲットとなるプラットフォームは中クラスの携帯電話、デジタルカメラ、
PND(パーソナル・ナビゲーション・デバイス)、およびその他の移動中に使用
される数々のデバイスなどです。
今までのGPS商品では、ハードウェア・コンポーネントを統合させていくこと
が必要であるため複雑な設計が要求され、コストもかさんでいくのに対し、
ソフトウェア・ベースのものは商品化に費やす時間を節約し、しかも低コスト
で柔軟な機能アレンジが可能となります。
ファーストラックス社の創業者の一人であり、ビジネス開発担当副社長である
Kim Kaisti は次のように述べています。
「コンシューマー・エレクトロニクス・デバイスに内蔵されているプロセッ
サーの処理能力は向上し続けており、GPS位置情報の算出に必要な処理能力を
持つデバイスは今後も増えていくだろう」。
GPS機能をソフトウェア・ベースで達成するというアプローチは、OEM企業に
数々の直接的な利益をもたらします。
RF(高周波)フロントエンド以降の部分についてはハードウェア回路の設計が
不要になり、位置情報の機能を適度なプロセッサー能力のあるところであれば
どこにでも持っていけることから、かつてないほどに開発は早く、容易に、
そしてコストの節減をもたらします。
もともと組み込みの環境を考慮し消費電力を最低限にすることを念頭に設計
された「ファーストラックス 組み込みシステム用 iSuite
GPSソフトウェア・アーキテクチャー」をベースに今回新たに発表
されたファーストラックス・ソフトウェアGPSは、限られたプロセッサー・
パワーのもとでさえ、最高のパフォーマンスを提供します。
ファーストラックス・ソフトウェアGPSに必要な処理能力は、捕捉衛星1個
当たりおよそ 10 MIPS(million instructions per second)です。
これに対し、すでに市場に発表されているソフトウェアGPSはPC用の商品とし
て開発されているのが一般的で、消費電力やプロセッサーの使用量を抑えよう
という明確なニーズを持って開発されたものではありません。
ファーストラックス社では、ソフトウェアGPSのアプローチを取ることにより、
ハードウェアベースのスタンド・アローンGPSレシーバーと同等のパフォー
マンスを維持しつつ、ハードウェアのコストを1ユニットあたり3米ドル以下に
抑えることが可能であると試算しています。
コールドスタート感度 -144 dBm、ナビゲーション感度 -162 dBm という数字を
持ってすれば、ファーストラックス社のソフトウェアGPSは市場の中の数ある
GPS製品の中でも最も高性能な部類にはいりGPS開発における新たな基準と
なるでしょう。
ファーストラックス社のソフトウェアGPSは、比較的少ないCPUパワーとメモリー
のリソースでも動作可能で、高性能なCPUを搭載していないターゲット・
プラットフォーム上にも実現可能な選択肢を提供します。
ファーストラックス・ソフトウェアGPSの開発に当たっては、
通常ソフトウェアGPSで最もCPUとメモリーのリソースが必要とされる衛星から
の信号の捕捉とそれらの相関関係の計算を最適化することに力が注がれました。
さらに、ファーストラックス社のユニークで柔軟なソフトウェアGPSのアーキ
テクチャーは、ソフトウェアGPSのすべての機能を動作させるのに十分なパワー
を持っていないCPUを搭載しているプラットフォームに対しても、
ハードウェア・アクセラエレーターという別の選択肢を提供します。
ファーストラックス・アクセラレーテッド・ソフトウェアGPSでは、衛星の
相関関係の計算をする部分をハードウェアで実行させるというアプローチを
取ります。
これによりCPUに頼る計算を、捕捉衛星1つあたり1MIPS程度に減少させること
が可能となります。
RF(高周波)フロントエンドまたはホスト・プロセッサーの中にハードウェア・
ロジックを組み入れることが考えられます。
ファーストラックス・アクセラレーテッド・ソフトウェアGPSはローエンド及び
ミッドエンドのホスト・プロセッサーを搭載しているプラットフォームを
ターゲットにします。
様々なターゲット・デバイスに展開することを容易にするために、
ファーストラックス・ソフトウェアGPSおよび
ファーストラックス・アクセラレーテッド・ソフトウェアGPSはあらゆる
プラットフォームで最適なパフォーマンスが得られるように、プロセッサーの
パワーとメモリーの余裕度に応じて柔軟な設定が可能になっています。
位置測位の性能と使用するCPUの使用量の間にはトレードオフが生じますが、
個々の商品、アプリケーションなどに配慮した両者の最適な配分を柔軟に設定
することができます。
ファーストラックス社オリジナルのファームウェアであるiSuiteが高度な
ポータビリティーを前提に設計されたことを受け、ソフトウェアを他の
オペレーティング・システムにポーティングすることは、複雑で困難な作業を
伴うものではなく、素早く対応することが可能です。
ソフトウェアはすでにx86およびARMベースのウィンドウズ、ウィンドウズCE
およびリナックスにポーティングされています。
ファーストラックス・ソフトウェアGPSは現在デモ・バージョンがすでに
存在します。
ファーストラックス社では、ソフトウェアGPSを市販の商品上で実現させる
最終的な開発を進めるとともに、現在の商品ラインアップである業界トップ
レベルのプログラマブルGPSレシーバーモジュールの開発改良を継続し、
この分野でも引き続きパイオニアとしての地位を維持していきます。
詳細な情報と技術データについては、 http://www.fastraxgps.com にて、
ファーストラックス・ソフトウェアGPSホワイトペーパーをご参照ください。
【エム・アールエフ株式会社について】
エム・アールエフ株式会社はファーストラックス社の国内正規代理店です。
所在地: 東京都千代田区神田和泉町1-8-11
代表 : 代表取締役社長 佐伯 裕昭
電話 : 03-5821-3623
FAX : 03-5821-3625
URL : http://www.mrf.co.jp/
【本件に関するお問い合わせ先】
エム・アールエフ株式会社
担当者: 営業部 澤田 吉幸
電話 : 03-5821-3623
E-MAIL: sawada@mrf.co.jp
【ファーストラックス社について】
ファーストラックス社はGPS(Global Positioning System)及びその他の
GNSS(Global Navigation Satellite System)サービスの分野において、その
応用技術で業界をリードするレシーバーとソフトウェア提供しています。
ファーストラックス社は低消費電力と小型デザインを実現し、さらにはGPSの
技術を開かれたインターフェースと高度にスケーラブルなものに変えました。
業界をリードする性能で、ファーストラックスGPSレシーバーは、極端な
悪条件のもとでさえも測位を継続します。
そのGPSレシーバーは産業用の測位アプリケーションから携帯電話、スポーツ・
アクセサリーといった消費者向けの大量生産品にいたるまで、それぞれの用途
に最適な商品を提供します。
ファーストラックス社は顧客サイドにおける実装開発・設計に対し、経験を
積んだ技術サポート支援も提供しています。
本社はフィンランド。創立1999年。スポーツ用品・器具メーカーの
アマースポーツ社(Amer Sports)の子会社スント社(Suunto Corporation)
による戦略的な投資をはじめとし、キャップマン、エクビテック、スタート
アップファクトリー、イノキャップなどのベンチャーキャピタルによる投資を
受けています。
詳しくは http://www.fastraxgps.com/ をご参照下さい。
【GPSについて】
Global Positioning System(GPS)はアメリカ合衆国の防衛省が出資すると
ともに管理下におく、世界的に利用可能な衛星による測位を実現するインフラ
で、もともとは軍事目的に開発されました。
GPSはGPSレシーバーがその正確な位置、移動のスピードとその方向を正確に
測定することができる信号を衛星から供給します。
GPSのインフラは3つのセグメントから構成されます。
スペース・セグメントは通常24個の衛星で構成され、12時間を1周期にした
軌道で地球を周回します。
コントロール・セグメントは世界中に設置されている衛星の監視を行う
ステーションです。
コロラド州にあるファルコン空軍基地がマスターステーションとなっています。
ユーザー・セグメントはGPSレシーバーとシステムにより提供される情報を
使用するユーザーにより構成されます。
GPSは自動車、船舶用途などで幅広く利用されています。
プレスリリース 2008年5月23日
Fastrax ltd.
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Fastraxが純粋なソフトウェアGPSを開発
ハイボリュームのコンシューマ・エレクトロニクス製品に
ローコストのGPS位置情報システムを提供します。
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ソフトウェア・ベースの技術がコンシューマー・エレクトロニクス・デバイス
におけるGPS位置情報サービスの裾野を広げます。
プログラマブルGPSレシーバーとソフトウェアをOEMメーカーに供給している
Fastrax ltd.(本社:フィンランド、以下:ファーストラックス社、日本国内
正規代理店:エム・アールエフ株式会社)はこの度、コンシューマー・
エレクトロニクス市場における位置情報サービスの市場をさらに広げるべく、
完全なソフトウェア・ベースとなるGPSレシーバー商品を発表しました。
性能、大きさ、コストパフォーマンス、柔軟性の面で最適化された
ファーストラックス・ソフトウェアGPSは、純粋なソフトウェア・ベースの
GPS技術開発において新たな指標となるでしょう。
ソフトウェア・ベースのアプローチにより、ハイエンドの携帯電話とノートPC
に限定されていたGPS機能の採用が、より幅広いレンジに拡大してくれること
が期待されます。
ターゲットとなるプラットフォームは中クラスの携帯電話、デジタルカメラ、
PND(パーソナル・ナビゲーション・デバイス)、およびその他の移動中に使用
される数々のデバイスなどです。
今までのGPS商品では、ハードウェア・コンポーネントを統合させていくこと
が必要であるため複雑な設計が要求され、コストもかさんでいくのに対し、
ソフトウェア・ベースのものは商品化に費やす時間を節約し、しかも低コスト
で柔軟な機能アレンジが可能となります。
ファーストラックス社の創業者の一人であり、ビジネス開発担当副社長である
Kim Kaisti は次のように述べています。
「コンシューマー・エレクトロニクス・デバイスに内蔵されているプロセッ
サーの処理能力は向上し続けており、GPS位置情報の算出に必要な処理能力を
持つデバイスは今後も増えていくだろう」。
GPS機能をソフトウェア・ベースで達成するというアプローチは、OEM企業に
数々の直接的な利益をもたらします。
RF(高周波)フロントエンド以降の部分についてはハードウェア回路の設計が
不要になり、位置情報の機能を適度なプロセッサー能力のあるところであれば
どこにでも持っていけることから、かつてないほどに開発は早く、容易に、
そしてコストの節減をもたらします。
もともと組み込みの環境を考慮し消費電力を最低限にすることを念頭に設計
された「ファーストラックス 組み込みシステム用 iSuite
GPSソフトウェア・アーキテクチャー」をベースに今回新たに発表
されたファーストラックス・ソフトウェアGPSは、限られたプロセッサー・
パワーのもとでさえ、最高のパフォーマンスを提供します。
ファーストラックス・ソフトウェアGPSに必要な処理能力は、捕捉衛星1個
当たりおよそ 10 MIPS(million instructions per second)です。
これに対し、すでに市場に発表されているソフトウェアGPSはPC用の商品とし
て開発されているのが一般的で、消費電力やプロセッサーの使用量を抑えよう
という明確なニーズを持って開発されたものではありません。
ファーストラックス社では、ソフトウェアGPSのアプローチを取ることにより、
ハードウェアベースのスタンド・アローンGPSレシーバーと同等のパフォー
マンスを維持しつつ、ハードウェアのコストを1ユニットあたり3米ドル以下に
抑えることが可能であると試算しています。
コールドスタート感度 -144 dBm、ナビゲーション感度 -162 dBm という数字を
持ってすれば、ファーストラックス社のソフトウェアGPSは市場の中の数ある
GPS製品の中でも最も高性能な部類にはいりGPS開発における新たな基準と
なるでしょう。
ファーストラックス社のソフトウェアGPSは、比較的少ないCPUパワーとメモリー
のリソースでも動作可能で、高性能なCPUを搭載していないターゲット・
プラットフォーム上にも実現可能な選択肢を提供します。
ファーストラックス・ソフトウェアGPSの開発に当たっては、
通常ソフトウェアGPSで最もCPUとメモリーのリソースが必要とされる衛星から
の信号の捕捉とそれらの相関関係の計算を最適化することに力が注がれました。
さらに、ファーストラックス社のユニークで柔軟なソフトウェアGPSのアーキ
テクチャーは、ソフトウェアGPSのすべての機能を動作させるのに十分なパワー
を持っていないCPUを搭載しているプラットフォームに対しても、
ハードウェア・アクセラエレーターという別の選択肢を提供します。
ファーストラックス・アクセラレーテッド・ソフトウェアGPSでは、衛星の
相関関係の計算をする部分をハードウェアで実行させるというアプローチを
取ります。
これによりCPUに頼る計算を、捕捉衛星1つあたり1MIPS程度に減少させること
が可能となります。
RF(高周波)フロントエンドまたはホスト・プロセッサーの中にハードウェア・
ロジックを組み入れることが考えられます。
ファーストラックス・アクセラレーテッド・ソフトウェアGPSはローエンド及び
ミッドエンドのホスト・プロセッサーを搭載しているプラットフォームを
ターゲットにします。
様々なターゲット・デバイスに展開することを容易にするために、
ファーストラックス・ソフトウェアGPSおよび
ファーストラックス・アクセラレーテッド・ソフトウェアGPSはあらゆる
プラットフォームで最適なパフォーマンスが得られるように、プロセッサーの
パワーとメモリーの余裕度に応じて柔軟な設定が可能になっています。
位置測位の性能と使用するCPUの使用量の間にはトレードオフが生じますが、
個々の商品、アプリケーションなどに配慮した両者の最適な配分を柔軟に設定
することができます。
ファーストラックス社オリジナルのファームウェアであるiSuiteが高度な
ポータビリティーを前提に設計されたことを受け、ソフトウェアを他の
オペレーティング・システムにポーティングすることは、複雑で困難な作業を
伴うものではなく、素早く対応することが可能です。
ソフトウェアはすでにx86およびARMベースのウィンドウズ、ウィンドウズCE
およびリナックスにポーティングされています。
ファーストラックス・ソフトウェアGPSは現在デモ・バージョンがすでに
存在します。
ファーストラックス社では、ソフトウェアGPSを市販の商品上で実現させる
最終的な開発を進めるとともに、現在の商品ラインアップである業界トップ
レベルのプログラマブルGPSレシーバーモジュールの開発改良を継続し、
この分野でも引き続きパイオニアとしての地位を維持していきます。
詳細な情報と技術データについては、 http://www.fastraxgps.com にて、
ファーストラックス・ソフトウェアGPSホワイトペーパーをご参照ください。
【エム・アールエフ株式会社について】
エム・アールエフ株式会社はファーストラックス社の国内正規代理店です。
所在地: 東京都千代田区神田和泉町1-8-11
代表 : 代表取締役社長 佐伯 裕昭
電話 : 03-5821-3623
FAX : 03-5821-3625
URL : http://www.mrf.co.jp/
【本件に関するお問い合わせ先】
エム・アールエフ株式会社
担当者: 営業部 澤田 吉幸
電話 : 03-5821-3623
E-MAIL: sawada@mrf.co.jp
【ファーストラックス社について】
ファーストラックス社はGPS(Global Positioning System)及びその他の
GNSS(Global Navigation Satellite System)サービスの分野において、その
応用技術で業界をリードするレシーバーとソフトウェア提供しています。
ファーストラックス社は低消費電力と小型デザインを実現し、さらにはGPSの
技術を開かれたインターフェースと高度にスケーラブルなものに変えました。
業界をリードする性能で、ファーストラックスGPSレシーバーは、極端な
悪条件のもとでさえも測位を継続します。
そのGPSレシーバーは産業用の測位アプリケーションから携帯電話、スポーツ・
アクセサリーといった消費者向けの大量生産品にいたるまで、それぞれの用途
に最適な商品を提供します。
ファーストラックス社は顧客サイドにおける実装開発・設計に対し、経験を
積んだ技術サポート支援も提供しています。
本社はフィンランド。創立1999年。スポーツ用品・器具メーカーの
アマースポーツ社(Amer Sports)の子会社スント社(Suunto Corporation)
による戦略的な投資をはじめとし、キャップマン、エクビテック、スタート
アップファクトリー、イノキャップなどのベンチャーキャピタルによる投資を
受けています。
詳しくは http://www.fastraxgps.com/ をご参照下さい。
【GPSについて】
Global Positioning System(GPS)はアメリカ合衆国の防衛省が出資すると
ともに管理下におく、世界的に利用可能な衛星による測位を実現するインフラ
で、もともとは軍事目的に開発されました。
GPSはGPSレシーバーがその正確な位置、移動のスピードとその方向を正確に
測定することができる信号を衛星から供給します。
GPSのインフラは3つのセグメントから構成されます。
スペース・セグメントは通常24個の衛星で構成され、12時間を1周期にした
軌道で地球を周回します。
コントロール・セグメントは世界中に設置されている衛星の監視を行う
ステーションです。
コロラド州にあるファルコン空軍基地がマスターステーションとなっています。
ユーザー・セグメントはGPSレシーバーとシステムにより提供される情報を
使用するユーザーにより構成されます。
GPSは自動車、船舶用途などで幅広く利用されています。