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見た目の若さの印象は顔の向きや皮膚の動きで決まる  工学院大学、見た目の顔の老化印象解明に成功

- ポーラ化成工業との共同研究成果が、SCCJで「最優秀発表賞」受賞 -

学校法人 工学院大学(所在地:東京都新宿区、学長:佐藤 光史)は、情報学部情報デザイン学科・蒲池 みゆき教授の研究グループが、(1)見た目の年齢が顔の向きや顔の皮膚の動きによって変わること、(2)見た目の年齢を決める際に、特に頬が重要な部位であることを示唆する研究成果を、ポーラ化成工業株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:三浦 卓士)との共同研究で解明しました。


【研究概要】
人の実生活において相手の見た目の年齢判断を行う場合は、顔の特徴の何をもとに判断しているのかを調べる研究を行いました。他者の顔の向きや頬の皮膚の動きに変化を加えて年齢判断の特性を調べたところ、シワ・たるみ等のよく知られた老徴とは異なる新たな老化徴候の存在が示されました。今回の研究で得た成果は、化粧品開発に役立てられます。

また、本研究成果は第77回日本化粧品技術者会(SCCJ)研究討論会で、共同研究を行ったポーラ化成工業と発表し「最優秀発表賞」を受賞しました。


【研究背景】
これまで、人の見た目の年齢印象実験には、正面からの真顔や写真画像等の静止画が用いられてきました。
一方で、人が他者とコミュニケーションを行う際は、顔の正面かつ真顔だけではなく、相手の顔を様々な角度からみて、かつ、動作等を手掛かりに相手の感情や発話内容等を瞬時に処理し、理解することで年齢等の印象に関わる情報を得ると考えられます。
そこで本研究では、実生活を反映した様々な条件で調査を行い、人の見た目の年齢を決める真の要因を解明する大規模な研究を世界で初めて行いました。

★結果の詳細は、下記添付資料をご参照ください。


【添付資料】
https://www.atpress.ne.jp/releases/83661/att_83661_1.pdf