AIを支える“銅の力” 独bedra、METAL JAPAN 2025に連続出展 日本向けバスバー供給年間2,000トンへ拡大

100年の歴史を持つドイツブランド「bedra」の子会社であるベドラ・ベトナム・アロイ・マテリアルズ(bedra Vietnam)は、11月12日から14日まで東京で開催されるMETAL JAPAN 2025に出展します。連続出展となる今回は、bedra Vietnamは日本市場への戦略的拡大を加速させており、AIインフラや精密製造分野における高性能素材への需要の高まりに応えることに重点を置いています。来場者の皆様は、 ブース番号34-40 にて同社の最新技術イノベーションをご覧いただけます。
bedra Vietnamの展示の中心には、AIデータセンターのバスバーシステムおよびAIサーバーの液冷コンポーネントという2つの重要な用途向けに特化した、先進的な銅合金ソリューションのラインアップがあります。
AI主導のデータセンターで高まる電力需要と信頼性基準に対応するため、bedra Vietnamは包括的なバスバーソリューションを提案します。AIデータインフラの重要な要素であるバスバーは、単なる電流の導体として機能するだけでなく、サーバー内のすべての主要コンポーネントに効率的に電力を分配することで、システムの安定性を支える役割も果たしています。
専用の製造ラインで生産されるbedra Vietnamの高純度銅バスバーは、エネルギーロスを最小限に抑えるよう設計されており、優れた耐食性と溶接性を兼ね備えています。コンパクトな配電キャビネット向けに、これらのバスバーは多様な断面設計と優れた曲げ性能を備えており、高密度レイアウトにおける空間効率を最適化します。サーバーラックレベルでは、bedra VietnamはOpen Compute Project(OCP)仕様に準拠した高精度バスバーを提供し、AIサーバーアーキテクチャとのシームレスな統合を実現しています。これらの製品は、さまざまな運用要件に対応するため、コーティング(Ag/Sn)タイプと非コーティングタイプの両方で提供されています。
2025年にはバスバー合金向けの新たな生産イニシアチブが開始され、2026年までに年間2,000トンの供給を目標としています。bedra Vietnamはサービスネットワークを強化するため、Alconix名古屋やEBC東京などの地元パートナーと協力し、産業向け顧客に対して技術サポートと安定供給を確保しています。
AIサーバーや高性能コンピューティングシステムが直面する厳しい熱管理の課題も、bedra合金の戦略計画に組み込まれています。展示される液冷プレートは、この難題に対応するために開発された製品です。熱伝導率が390 W/(m•K)を超えるこれらのカスタムプロファイルは、複雑な加工に対応できるよう、微細構造を厳密に制御して製造されています。合金の超低酸素含有量により、高温ろう付け時の漏れリスクを排除し、システムの安定性を確保しています。さらに、同社のCu-Zr合金は高温での軟化に対して優れた耐性を示し、溶接後の強度は純銅を30%以上上回ります。これにより、より軽量でコンパクトな冷却コンポーネントの開発が可能となり、最先端機器に対して信頼性の高い熱性能を提供しています。
bedraのアジアにおける製造・研究開発拠点の旗艦として、bedra Vietnamは戦略的重要性を体現しており、ドイツの精密なプロセスとベトナムの俊敏性を融合させて、OFC、ETP、CuCrZrなどの超高純度・高強度銅合金を生産しています。銅の純度は99.99%に達し、導電率は最大101% IACSを誇ります。
bedra Vietnamは、継続的な材料革新と現地対応力を組み合わせることで、エネルギー、電子機器、人工知能などの主要産業におけるブレークスルーを支援し、よりスマートで持続可能な産業発展の基盤を築く重要な役割を果たすことを目指しています。
詳細については、公式ウェブサイトwww.bedra.com をご覧いただくか、LinkedIn https://www.linkedin.com/company/bedra-vietnam-alloy-material-co-ltdで当社をフォローしてください。

















