倒産リスクを判別する格付ロジックを改定！ 景気転換期における企業の資金繰り分析や業種特性における分析を強化

　与信管理サービスを提供するリスクモンスター株式会社(以下 リスモン、本社：東京都中央区、 http://www.riskmonster.co.jp )は、景気転換期における経済環境の変化などに対応し、「RM格付」の格付ロジックを2015年11月22日(日)に改定いたしますので、お知らせいたします。

　RM格付は、リスモンが有する日本最大級270万件の企業群に対して信用力が高い順にA、B、C、D、E、Fの6段階を付与にしている与信指標です。倒産実績に裏付けられた当社独自の指標であり、現在5,000会員超の与信管理の現場でご利用いただいているリスモンのメインサービスの一つです。


■改定する背景
　リスモンでは景気の動向や経済環境の変化により移り変わる倒産のトレンドに合わせて、半年に1回、定期的にRM格付の審査基準にあたる格付ロジックを改定しておりますが、今回は、次の3点を主な背景として、改定することといたしました。

(1) 金融緩和などの政府の経済政策によって、景気好転後の水準が維持される中、今後は、運転資金や設備資金などの資金需要を原因とした資金繰り難が見込まれるなど、倒産原因の幅が広がる見込みであることから、今一度倒産分析を強化する必要性が高まっていると考えられること。

(2) 景気の転換期において、業種によって景気の影響度合いが異なることから、業種ごとの分析を強化する必要性が高まったこと。

(3) 企業データおよび倒産データの蓄積によって、分析力が一段と高まったこと。

　今回のRM格付のロジック変更に伴い、RM格付の倒産判別力(全倒産に占める低格付先の割合)は、E・F格を合わせた警戒領域で、約0.4ポイント(91.1％→91.5％)上昇することが予想されます。今後もリスモンは会員様の与信管理業務の精度および効率性の向上にお役立ていただけるようサービスの改善に取組んでまいります。



■RM格付とは
　リスモンでは企業を大きくA～Fの6段階に格付しております。この格付は、倒産実績に裏付けられた独自指標で、A格の企業は倒産確率が低い、つまり倒産しにくい企業、逆にF格の企業は倒産確率が高い、つまり倒産しやすい企業といえます。
　約270万社にのぼる膨大な母集団を全て格付し、倒産実績から統計的に格付ごとの倒産確率を算出してご提供しています。定期的な企業データ、倒産データの更新・蓄積に留まらず、毎日の特種情報の収集により格付補正を続けているのもRM格付の大きな特長です。
　与信管理の現場は「早い者勝ち」です。RM格付を利用することで、取引先の「今」の信用力を把握し、適時に対策を施すことができます。


■リスモンの概要(東京証券取引所ジャスダック上場　証券コード：3768)
　2000年9月設立。同年12月よりインターネットを活用した与信管理業務のアウトソーシングサービス、ASPサービス事業を開始しました。以来サービス分野を拡大し、現在は与信管理サービス、ビジネスポータルサイト(グループウェアサービス等)およびBPOサービスの3つを中核事業と位置づけ、事業展開しております。
　リスモングループ法人会員数は、2015年9月末時点で10,200(内、与信管理サービスなど5,097、ビジネスポータルサイトなど3,147、その他1,956)となっております。
http://www.riskmonster.co.jp