新しい食肉処理加工工場 新潟県新発田市に2015年9月完成 ...

新しい食肉処理加工工場 新潟県新発田市に2015年9月完成  グローバルピッグファームがTPP施行で豚肉ブランド力を高める

~養豚農家の6次産業や、香港豚肉の輸出に挑む~

銘柄豚肉「和豚もちぶた」を生産・販売するグローバルピッグファーム株式会社(所在地:群馬県渋川市、代表取締役会長兼社長:赤地 勝美)は、新潟県新発田市に当社100%出資子会社「しばたパッカーズ株式会社」を設立し、その敷地内に食肉処理加工工場を運用してまいりました。このたび、2015年9月に新工場が完成いたしました。

「しばたパッカーズ株式会社」新工場 外観
「しばたパッカーズ株式会社」新工場 外観

■当工場について
当工場は最新設備を備えており、生体の豚を豚肉に変えると畜方法は「蒸気湯剥き処理」というものを採用しております。これはヨーロッパで多く採用されている方法で、蒸気で外皮を蒸したうえで脱毛し、火炎放射による殺菌後、最終カット段階で外皮を切除する方法です。通常行われている「皮剥き処理」と比較し、細菌などが枝肉(部位別にカットする前のお肉)に付着する可能性が少なく、「食の安全・安心」を図るための制菌対策として、極めて優れたと畜方法です。
※沖縄、九州で一部採用され、本州でこの「蒸気湯剥き処理」を行っているところはなく初めての試みとなります。(当社調べ)

この処理方法は皮付きのままの豚肉も流通できるため、例えばコラーゲンをたくさん含んだ角煮など、その特性を活かした製品開発も可能になります。また、対香港豚肉輸出取り扱い施設として厚生労働省より認可されましたので、今後は香港へ向けての豚肉の輸出も計画しております。


■新工場設立の背景
私どもは「流通なくして生産なし」の合言葉のもと、生産者の6次産業化の事業を進めております。養豚農家が6次産業化を進めるにあたり、避けては通れないものに生体の豚を豚肉に変える食肉処理加工工場の利用、というものがあります。
野菜であれば、畑から収穫したものをそのままの形でも消費者にお届けすることが出来ますが、豚の場合はそういうわけにはいきません。通常は公営の食肉処理加工工場を利用するのですが、私どもは安心安全な豚肉を消費者にお届けするため、食肉処理方法にもこだわりたく、このような設備を建設する運びとなりました。
また、今後TPPが施行されて外国から安いお肉が大量に輸入され流通するようになっても、品質や安全性また衛生面にもこだわりをもった豚肉で、ブランド力を高められると考えております。


■しばたパッカーズ株式会社 概要
商号   : しばたパッカーズ株式会社
代表者  : 代表取締役会長 赤地 勝美
       代表取締役社長 大竹 徳治郎
所在地  : 〒957-0064 新潟県新発田市奥山新保427番地
設立   : 2012年10月23日
資本金  : 4億1,000万円
事業内容 : 豚と畜業務、食肉処理及び食肉販売、食肉卸業、
       食肉加工品の製造及び販売など
処理能力 : 最大1,000頭/日
延べ床面積: 6,680平方メートル
URL    : http://www.spackers.co.jp/


■「和豚もちぶた」について
「和豚(わとん)もちぶた」は、理想的な種豚づくりから始まり、育種・生育環境・飼料・流通にいたるまで、すべてにこだわってつくりあげたおいしい豚肉です。グローバルピッグファーム株式会社だけがお届けするブランド豚肉となっております。
※「和豚(わとん)もちぶた」はグローバルピッグファーム株式会社が所有する商標です。


■グローバルピッグファーム株式会社について
「日本一おいしい豚肉を作ろうを」合言葉に、家族経営の養豚農家が出資し設立した株式会社。北海道から九州まで約80の養豚農家が銘柄豚「和豚もちぶた」を生産し、年間出荷頭数は51万頭(2015年度予定)で同一銘柄の豚としては日本一の出荷頭数となる。(当社調べ)
肉豚の親となる種豚を作る育種、発育段階に合わせた飼料の配合設計・販売、生体豚流通、獣医サービス、養豚資材の輸入販売、養豚経営コンサルティング、精肉・加工品製造販売など、和豚もちぶた生産農家のためのあらゆるサービスを行い、生産から流通まで一貫したシステムを持っている。

<会社概要>
商号  : グローバルピッグファーム株式会社
代表者 : 代表取締役会長兼社長 赤地 勝美
所在地 : 〒377-0052 群馬県渋川市北橘町上箱田800
設立  : 1983年6月
資本金 : 17,920万円
売上高 : 284億2,300万円(2014年度)
従業員数: 137名(2014年度)
URL   : http://www.gpf.co.jp

カテゴリ:
企業動向
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ビジネス全般 経済(国内)
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