スマホでの“商品・サービスページ体験”に関する意識調査:表示が遅い・文字が小さい・押しづらい・スクロールが長い――年代別に異なる不満傾向を把握し、改善の着眼点を探る

    スマホ閲覧時に感じる不便の要因を全国の女性100名に聞いたイメージ調査。表示速度、可読性、タップ操作、情報量の配分に関する受け止め方の差を整理し、コンテンツ設計・デザイン・実装面の優先順位づけの検討材料になる示唆をまとめます。

    調査・報告
    2025年9月1日 09:00

    株式会社Ryuki Designは、全国の女性100名(20~69歳)を対象に、スマートフォンで「商品・サービスのページ」を閲覧する際に感じる不便点について意識調査(イメージ調査)を実施しました(回収日:2025年8月26日)。
    全体では「表示が遅い」が最多で、年代別には20代で「スクロールが長い」、50~60代で「文字が小さく読みづらい」が相対的に高いなど、受け止め方の違いが見られました。
    本リリースでは、表示速度・可読性・タップ操作性・情報量の配分という4つの観点から傾向を整理し、ユーザー離脱の仮説と改善の着眼点を提示します。あわせて、後半では当社が提供するモバイル視点の設計・デザイン・実装の取り組みを紹介し、課題解決のヒントとしてご案内します。

    調査方法および調査内容

    全体のアンケート調査結果
    全体のアンケート調査結果

    対象者

    【居住地】全国
    【年齢】20~69歳
    【性別】女性
    【職業】会社員(正社員)、会社員(契約・派遣)、経営者・役員、公務員(教職員を除く)、自営業、自由業、医師・医療関係者、専業主婦、学生、パート・アルバイト、その他
    【人数】100名
    【調査方法】インターネット調査
    【調査実施日】2025年8月26日

    設問

    スマホで商品やサービスのページを閲覧しているとき、最もイライラする要因は何ですか?

    回答

    読み込みが遅い:31%
    文字が小さくて読みづらい:21%
    ボタンやリンクが押しづらい:10%
    スクロールが長すぎる:19%
    イライラしたことはない:15%
    その他:4%

    調査の目的と背景:スマホ時代の“商品・サービスページ体験”を可視化

    本調査は、スマートフォンで商品・サービス情報を探す際に生じる不便の傾向を把握し、モバイル起点での情報設計とUI改善の優先度を検討するために実施しました。
    全国の女性100名(20~69歳)に対するイメージ調査の結果、全体では「読み込みが遅い」(31%)が最も多く、続いて「文字が小さくて読みづらい」(21%)、「スクロールが長すぎる」(19%)、「ボタンやリンクが押しづらい」(10%)という順でした。
    年代別では20代で「スクロールが長すぎる」(30%)、50代・60代で「文字が小さい」(各30%、40%)が相対的に高く、30~40代では「表示速度」(40%、50%)が強く意識される傾向が見られました。
    本リリースでは、これらの傾向を「表示速度」「可読性」「タップ操作性」「情報量の配分」という4つの観点で整理し、離脱を招きやすいポイントの仮説と改善の優先度を提示します。
    ※本調査はイメージ調査であり、結果は傾向を示す参考情報であって断定的な結論ではありません。

    全体傾向:表示速度31%が最多。次点は可読性21%とスクロール19%

    全体集計では、「読み込みが遅い」が31%で最多でした。スマホ回線や通信環境に左右される前提があるものの、初期表示の体感速度が不満の第一要因になっている点は見逃せません。
    次点は「文字が小さくて読みづらい」21%と「スクロールが長すぎる」19%で、コンテンツの見やすさと情報の分割・要約の設計にも課題が示唆されます。
    「ボタンやリンクが押しづらい」は10%と上位ではないものの、CVに直結する操作性の問題であるため、優先度から外すことはできません。
    「イライラしたことはない」も15%存在し、一定のユーザーには現状のページでも許容されている可能性があります。
    全体像としては、速度・可読性・情報量の配分・操作性の4軸が不満の中心であり、改善施策はこの順序で検討するのが妥当と考えられます。

    年代別の不満点まとめ:最優先課題は年代で変わる

    年代別に見ると、30~40代は「表示が遅い」(各40%、50%)が際立ちます。
    20代は「スクロールが長すぎる」(30%)が最多で、情報量と配置が課題です。
    50~60代は「文字が小さくて読みづらい」(30%、40%)が上位で、可読性の設計が鍵になります。
    操作性(押しづらい)は20代・40代で15%と相対的に高く、CTAやリンクのタップ領域設計の見直し余地が示されます。

    20代:スクロール長い30%—大事な情報は「先に・短く・見やすく」

    20代のアンケート調査結果
    20代のアンケート調査結果

    20代は、必要な情報にすぐたどり着けないとストレスを感じやすい傾向です。
    最初の画面で、結論・価格やプラン・おすすめポイント・申し込みボタンをはっきり見せます。その後に詳しい説明を続ける流れにすると、スクロールの負担が減ります。
    文章は短めの段落で要点を先に書き、長くなる説明は「まとめ」や「よくある質問」に分けると読みやすくなります。
    比較表や図で情報を整理し、似た内容の重複は減らします。
    申し込みボタンは最初の画面と、2~3画面目にも置くと迷いにくくなります。

    30代:表示が遅い40%—「最初の一瞬」を軽くして離脱を防ぐ

    30代のアンケート調査結果
    30代のアンケート調査結果

    30代は、開いた直後に“重い”と感じると戻るボタンを押しやすい層です。
    最初の1~2画面に出す情報をしぼり、写真やバナーは必要な点数だけにします。
    トップの大きな画像はサイズを適切にし、動画は自動再生をやめて「見たい人だけ再生」にします。
    動く装飾や大きなスライドは最小限にし、まず文章と主要ボタンが先に見える設計を優先します。
    地図やレビュー埋め込み、チャットなど“後で見ればよい”要素は、ページの下のほうや、タップして開く形式にすると体感が軽くなります。
    ページを開いた瞬間に「欲しい情報にすぐ触れられる」状態を作ることが、30代の不満を和らげる近道です。

    40代:表示が遅い50%—「最初の情報にすぐ届く導線」を太くする

    40代のアンケート調査結果
    40代のアンケート調査結果

    40代は、必要な情報に早くたどり着けるかを重視する傾向があります。
    最初の画面で「何のサービスか」「料金の目安」「選ばれる理由」「申し込み方法」を短くまとめて見せます。
    大きな画像や動く装飾は最小限にし、まず文字とボタンが先に表示される構成にします。
    長いスライドショーより、代表的な1枚と簡潔な説明の方が迷いにくくなります。
    「今すぐ知りたい情報」へジャンプできる目次リンクを上部に置き、申し込み・問い合わせボタンは画面の下部に“常に見える”位置で固定すると探す手間が減ります。
    よくある質問は「料金の内訳」「納期の目安」「キャンセルや返品」の順でまとめ、ページの上からも飛べるようにします。
    フォームは入力項目を絞り、3ステップ程度の短い流れにすると途中離脱を防ぎやすくなります。

    50代:文字が小さい30%—まず「読みやすさ」を整える

    50代のアンケート調査結果
    50代のアンケート調査結果

    50代では「文字が小さくて読みづらい」という声が目立ちました。
    最初に取り組みたいのは、無理なく読める文字サイズと行間、そして色のコントラストです。
    見出しと本文の大きさに差をつけ、段落は短く区切ります。
    重要な数字や結論は太字や強調色で「ひと目で分かる」見せ方にします。
    背景が写真の場合は、文字の後ろにうっすら色の帯を敷くと読み取りやすくなります。
    注意書きは長く並べず、要点だけを上に、詳細は「タップで開く」にまとめます。
    入力フォームも、小さな文字や詰め込みを避け、項目数をしぼることで負担を減らせます。

    60代:文字が小さい40%—「大きく・間隔広く・迷わない」を徹底

    60代のアンケート調査結果
    60代のアンケート調査結果

    60代では「文字が小さくて読みづらい」が4割と最も高い結果でした。
    まず、本文の文字をひと回り大きくし、行間と段落の間隔も広げます。
    薄いグレーの文字は避け、黒に近い色でくっきり表示します。
    見出しは短く、重要な言葉を先頭に置くと内容がつかみやすくなります。
    ボタンは色と形で目立たせ、押す場所がはっきり分かる設計にします。
    タップする面積は十分にとり、周囲に余白をつくって誤タップを防ぎます。
    アイコンだけにせず「資料請求」「相談する」などの文字も添えると安心です。
    フォームは選択式を中心に、入力欄は最低限にし、「戻る」「閉じる」の位置も分かりやすくします。
    困ったときの電話・チャットの案内をページ上部と下部の両方に置くと、迷いを減らせます。

    改善の優先度と仮説整理:時間と予算に合わせて「今すぐできること」から

    今回の結果から、手をつける順番は「表示の軽さ」→「読みやすさ」→「スクロール量」→「押しやすさ」が妥当だと考えます。
    まずは、開いた瞬間に必要な情報が見えることを最優先にします。
    次に、文字サイズや色のコントラストを整えて読みやすくします。
    長い説明は要約や目次で短く整理し、申し込み・問い合わせボタンは見つけやすい位置に置きます。

    短期でできること

    ・トップの大きすぎる画像や動画を減らし、最初の画面は要点中心に並べます。
    ・見出しと本文の文字サイズ差を広げ、本文は一段階大きくします。
    ・目次リンクを追加し、よくある質問を要点だけ先に見せます。
    ・主要ボタンを上部と中ほどに配置し、色と文言で分かりやすくします。

    中期で取り組むこと

    ・写真の点数やサイズを見直し、「必要なものだけ」にそろえます。
    ・似た内容の段落を統合し、重複表現を整理します。
    ・レビューや実績の見せ方を「数・事例名・時期」を先に出す形へ整えます。

    制作・リニューアル時にやること

    ・最初の2〜3画面で「何のページか/料金やプラン/選ばれる理由/行動ボタン」を揃えます。
    ・段落を短く、図や表で要点を見せ、詳細は後から読む流れにします。
    ・ボタンは大きさと余白を確保し、押したときの反応(色の変化など)を統一します。

    仮説の整理

    ・30〜40代は「早く核心に触れたい」ため、冒頭の情報設計が鍵です。
    ・50〜60代は「文字が読みやすいこと」が安心感につながります。
    ・20代は「要点までの距離」が短いほどストレスが減ります。

    なぜ「設計されたページ」が必要か:迷わない・待たない・安心できる

    今回の結果は、スマホで「迷う」「待つ」「読みにくい」が不満につながりやすいことを示しています。
    だからこそ、見た目だけでなく“読み進め方”まで設計されたページが必要です。

    最初の画面で「これは何のページか」「いくらくらいか」「申し込みはどこか」が一目で分かれば、迷いは減ります。
    大きすぎる画像や装飾を控え、要点を先に見せれば「待つ」ストレスも減ります。
    文字は十分な大きさとコントラストにし、重要な言葉を短く先頭に置けば読みやすくなります。
    ボタンは指で押しやすい大きさと余白を確保し、文言は「資料請求」「相談する」のように行動が分かる言い方にします。
    電話番号やサポート窓口、実績や保証など“安心材料”を上部で示せば、不安による離脱も抑えられます。
    検索から来た人も、最初の数秒で「自分に関係がある」と判断できれば、その後の読み進みや問い合わせにつながりやすくなります。

    LP制作に特化したRyuki Design:まとめる人・作る人・仕上げる人で「まるっと」対応

    Ryuki Designは、ランディングページ(LP)制作に特化した制作会社です。
    ご相談から公開までを「3つの役割」で一気通貫。スマホで「迷わない・待たない」体験づくりを進めます。
    LP制作のご相談は常時受け付けています。現状の課題がぼんやりでも大丈夫です。まずはお話をお聞かせください。

    ●ディレクター(まとめる人)
    はじめにお話をうかがい、目的や伝えたいことを整理します。
    どんな順番で見せると分かりやすいかを一緒に決め、進み具合の連絡もディレクターが一本化。
    途中で担当が入れ替わって伝言がズレる心配を減らします。

    ●デザイナー(見やすさを形にする人)
    大きさ・色・写真や図の使い方を整え、「ひと目で要点が分かる」画面にします。
    文字は読みやすく、押す場所は迷わない配置に。
    年齢や利用シーンに合わせ、読み心地を丁寧に調整します。

    ●コーダー(ページを動く形にする人)
    出来上がったデザインをスマホでもサクサク開ける実際のページに仕上げます。
    押しやすいボタン、分かりやすい入力フォーム、公開作業まで担当。
    公開後の細かな手直しもすばやく対応します。

    ▼進め方の例
    1)ヒアリング(目的・強み・伝えたい順番を確認)
    2)たたき台の構成づくり(見出しと要点を用意)
    3)デザイン作成(見やすさ・押しやすさを整える)
    4)ページ化とチェック(スマホの見え方を点検)
    5)公開

    制作事例は下記ページでご覧いただけます。

    貴社のご商材やターゲットに沿って制作
    貴社のご商材やターゲットに沿って制作

    LP制作のご相談について

    LPは「目的にしぼって伝え、行動につなげるための専用ページ」です。
    資料請求やお問い合わせ、予約、購入など“してほしい行動”を明確にし、その行動に必要な情報だけを分かりやすく並べます。
    ホームページが「会社全体の案内」であるのに対し、LPは「一つの商品・サービスを深く分かりやすく伝えるためのページ」です。

    最初の画面で要点を見せ、本文は読みやすい文字サイズで短い段落に。
    ボタンは目立つ色と分かりやすい言葉で配置し、入力は必要最小限にします。
    実績やお客様の声、よくある質問を適切に添えることで不安を減らし、行動につなげます。

    今回の調査で挙がった「表示が遅い」「文字が小さい」「スクロールが長い」「押しづらい」といった不満は、まさにLPで解決したいポイントです。
    「どこから手をつけるべきか分からない」段階でも構いません。
    目標、スケジュール、費用の見通しを最初に共有し、節目ごとに進行させていただきます。

    LP制作のご相談は、以下よりお気軽にご連絡ください。

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