「父ちゃんみたいになりたい」5歳の息子の夢を気候変動から守れ。山形・鶴岡の果樹園が挑む、次世代へつなぐ農業改革

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    2026年1月29日 12:06

    山形県鶴岡市で2代続く「マルタ農園」の田村孝幸氏は、近年激甚化する異常気象から果樹園を守り、次世代へ持続可能な農業を引き継ぐため、ソーシャルグッドなクラウドファンディング「For Good」にて支援プロジェクトを開始しました。きっかけは、5歳になる息子の「将来は父ちゃんみたいな農家になりたい」という一言でした。

    【背景】「自然相手だから仕方がない」では済まされない現実
    「ユネスコ食文化創造都市」にも認定された豊かな土地、山形県鶴岡市。しかし、その現場は今、かつてない危機に瀕しています。 連日続く35度超えの猛暑による「日焼け果」や樹木の枯死、収穫直前を襲うゲリラ豪雨や雹(ひょう)。これまで「努力と根性」で乗り越えてきた農業が、気候変動という抗えない力によって脅かされています。「毎年災害に怯え、経営が不安定な現状を、そのまま息子に背負わせていいのか?」田村氏は自問自答を続けていました。

    【ストーリー】息子の夢を「諦めさせない」ための決断
    転機となったのは、5歳の息子の言葉でした。キラキラした目で農家への憧れを語る息子の姿を見て、田村氏は決意します。 「気候変動に負けて廃業するのではなく、環境に適応した『新しい農業の形』を作り上げ、笑顔でバトンを渡したい」 それは、単なる農園の維持ではなく、未来の農業従事者が希望を持てるモデルケースを作るという挑戦の始まりでした。

    【解決策】気候変動に「勝てる」果樹園へ
    本プロジェクトでは、精神論ではなく具体的な設備投資によって課題解決を目指します。

    雨除けハウス・遮光設備の導入:ゲリラ豪雨による実割れや、強烈な日差しによる日焼けを防ぎ、品質を安定化。

    最新の灌水(水やり)システム:記録的な猛暑や干ばつ時にも自動で最適な水分供給を行い、樹勢を維持。

    暑さに強い新品種への改植:10年、20年先を見据え、高温環境でも美味しく育つ品種への転換。

    【リターン】鶴岡の恵みを全国へ
    支援者へのリターンには、マルタ農園が丹精込めて育てた自慢の果物を用意しています。

    パリッとした食感と芳醇な香りの「シャインマスカット」

    夏の日差しを浴びて育った甘い「桃(あかつき、川中島白桃など)」

    芳醇な香りの「ラ・フランス」や「りんご(サンふじ)」

    その他、タケノコや枝豆など、鶴岡の旬の味覚

    【プロジェクト概要】
    プロジェクト名:異常気象に負けない!鶴岡の果樹園を次世代へ。息子に誇れる農業を残したい

    実行者:田村孝幸(マルタ農園)

    期間:2026年3月10日まで

    URL:https://for-good.net/project/1003180

    【実行者メッセージ】
    「どんな環境変化があっても、知恵と工夫で乗り越えられる農業を証明したい。鶴岡の美味しい果物を守り抜き、次の世代が『農業ってかっこいい』と夢を持てるような果樹園をここから作ります」