シックウェア!?食だけではない中国製品問題...いま、衣料品...

シックウェア!?食だけではない中国製品問題...いま、衣料品が危ない!

報道関係者各位
プレスリリース                      2007年10月2日
                         NPO衣の安全を考える会

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      シックウェア!?食だけではない中国製品問題...
            いま、衣料品が危ない!
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お年寄りや幼児に被害を広げつつある中国製肌着。ここ最近、ほぼ毎日、中国
食材の問題が取りざたされています。しかしその問題は、食だけにとどまらず、
衣料品にまで及んでいることをご存知でしょうか?

衣料品は、製造の過程で、ホルムアルデヒド等さまざまな化学薬品が使われて
います。それらは最終的に水で洗浄されますが、それでも、微量に付着した
ままのものもあります。それらの安全性の基準値は、厳密に決められています。
ホルムアルデヒドは肌着の基準として75PPM以下とされています
(財団法人化学繊維検査協会)。
それでも、万人に安全かといえばそうではなく。シックハウスの問題と同様、
人によっては、着るだけでかぶれたり出血したりするなど健康に影響を及ぼす
事例が出てきています。今年の7月には、ニュージーランドで、中国製の衣料に
基準値を超えるホルムアルデヒドが含まれていることが判明し、問題になりま
した。発がん性の高い染料を使用した衣類についても、過去何度も、中国製品
で指摘されてきました。
あるいは、基準値内の製品であっても、何らかのケミカルが含まれていると
いう事実は変わらず、それによって、健康を脅かされている人は、少なからず
存在しています。

最近、中国製肌着を着ると必ずかぶれてしまうという消費者からの相談が急増
したことにより、私どもNPO「衣の安全を考える会」(NPO法人登記申請準備中)
が、追跡調査をおこないました。
その結果、厳密な原因はまだ不明ですが、輸入製品を生産地から船積みする際
に、コンテナ木材を製品ごと「臭化メチル」という気化した薬剤で24時間薫蒸
(くんじょう)していることがわかりました。
この臭化メチルがコンテナ木材だけでなく製品にも付着した状態で輸入されて
いることになります。通常、繊維の検査協会では、臭化メチルの含有検査は
対象外となっているのですが、今後、衣の安全を考える会は、多角的な観点
からの衣料品の含有物分析を進めていく予定です。

かつてはシックハウス問題も、社会問題化するまでは、消費者が泣き寝入り
する構図が何年にもわたって続いていました。今回取り上げたいわば「シック
ウェア」問題も、それと同様の構図があるようです。

日本では衣料品の大半、特に肌着製品は、いまではほとんどが中国で生産され
ているという現実があります。今まであたりまえのように着ていた中国製衣料
について、いま一度見直してみる機運が、高まることが予想されます。
特に、子供のうちから害のあるケミカルが含有した衣料品を着続けていると、
長年にわたって体を蝕んでいくのでは?という指摘する人もいます。近年増加
の一途をたどるアレルギー、アトピー体質との関連もあるかもしれません。

御社を始めとするマスコミ等の報道をきっかけに「あるものを着るとかぶれる」
ということが過去あった人が衣料品そのものを疑ってみる(具体的には純日本製
のものを着る)ことによって、それらの問題が解決する可能性が十分あります。
このことを消費者にアピールする必要があり、このほどご連絡いたしました。


【本プレスリリースに関するお問い合わせ】
衣の安全を考える会
担当: 萩原 (NPO法人シックハウスを考える会・副理事長)
TEL : 06-6877-6188
FAX : 06-6877-6079
携帯: 090-3352-0462

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