ジャパンユニックスとIPCが電子機器製造業における国際許容基...

ジャパンユニックスとIPCが電子機器製造業における国際許容基準である 「IPC-A-610F電子組立品の許容基準」の日本語版を8月4日に販売開始

~世界で最も多く利用されている電子組立における標準規格~

株式会社ジャパンユニックス(本社:東京都港区、代表取締役社長:河野 正三)は、IPC(本部:イリノイ州シカゴ, 米国、CEO:John W. Mitchell)と、電子機器製造業における、国際許容基準である「電子組立品の許容基準」の翻訳を完了し、日本語版の販売を8月4日に開始します。

IPC-A-610F 表紙
IPC-A-610F 表紙

2010年発刊のバージョンEから約5年が経ち、技術革新や市場変化に対応し得るよう、今日のグローバル市場環境を反映させた内容へと変更しています。
英語、中国語、ロシア語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、ヴェトナム語に次ぐ、日本語版の登場により、国際取引間であっても、最新版且つ同一規格による許容基準の統一化が可能となりました。今後、10か国語以上の翻訳化が予定されています。

<IPC-A-610F電子組立品の許容基準>
https://www.japanunix.com/ipc/standard/IPC-A-610.php


【背景】
ジャパンユニックスは、1974年の設立以来、はんだ付機器及びロボットの専業メーカーとして、国内外ではんだ付の自動化技術を提供しています。グローバル化の進むエレクトロニクス市場にて、主要ユーザーは国内のみならず、世界各国の自動車・車載部品、スマートフォン・デジタル機器、航空機器、医療機器等、多種多様な製造産業へと拡大しました。昨今のグローバル生産においては、国外ユーザー様からIPCを品質評価の基準として求められることが増加しています。そのため、本年2月よりIPC(エレクトロニクスをつなぐ協会)と総合代理店契約を締結しました。IPCの各標準規格の販売に加え、主要規格の日本語翻訳、IPCの認知向上支援を行っています。


【IPC-A-610F電子組立品の許容基準とは】
基板及び電子組立品の様々な特性を図解入りで示すドキュメントで、最終製品の性能基準で支持される最小限度の許容される状態を示しています。また、現場の工程管理者が適切な処置の必要性を判断するために様々な状態を示しています。IPC-A-610は米国国防総省の許容基準としても採用されています。

IPC-A-610は世界で最も多く利用されている電子組立における標準規格であり、IEC規格においても電子組立品の国際的許容基準であるIPC-A-610を支持しています。IPC-A-610Fは、詳細な供述を通じ、産業界で容認された電子組立品における技量条件をフルカラー写真やイラストで示し、受入や不良条件を評価しており、全ての企業における品質保証部門、品質管理部門や組立に携わる部門に於いて、必須となっています。フレックスアタッチメント、ボードインボード(子基板実装)、パートオンパート、鉛フリー及び錫鉛条件、スルーホールやSMT、クリーニング、マーキング、コーティングとラミネートにおける部品適合とはんだ付条件等が掲載されています。改版により、二つの新たなSMTターミネーションスタイルとスルーホールメッキの充填及びBGAボイド条件の変更が加わりました。本規格は他業界規格で同意された要求事項と同期されています。(2015年発行 424ページ 日本語又は英語)


【IPCとは】
グローバルな製造業のための業界団体IPCは、1957年に発足。特に電子機器業界、プリント基板設計・製造業者、電子機器製造企業の発展と安定に貢献し、IPC標準規格が数多くのグローバルメーカーに採用されています。IPCを生産工程での標準規格として採用する製造業界は、電子機器、航空・宇宙、自動車、医療等と多岐にわたり、国や業界を超えた品質基準として幅広く認知されています。また、米国規格協会(ANSI)に標準開発組織として認定されており、エレクトロニクス産業において最も広く使用されている国際標準規格です。

IPCは、製造業バリューチェーン全体工程において標準化を策定しており、設計、購買から組立て、承認にいたるまで、電気製品の製造において高い品質と信頼性、一貫性を確保できる規格を提供しています。段階的なアプローチを採用している製造過程と同様、IPC標準規格も相互に依存して構築されています。また、IPC標準規格は、多種多様な産業・企業から集まったボランティアメンバーによるタスクグループで決定され特定の市場や国に偏らない公正な標準化を目指しています。

IPCメンバー企業: Airbus/Apple/BAE systems/Boeing/BOSE/Bosch/Continental/Celestica/DuPont/Foxconn/Flextronics/GE/Intel/Jabil/Motorola/NASA/Plexus/Siemens/UTC Aerospace Systems/WKK/3M/デンソー/矢崎総業/ソニー/パナソニック 他多数(3,500社以上、IPCメンバーリストより抜粋)


■IPC及びIPC標準規格に関する詳細
URL       : https://www.japanunix.com/ipc/
オンラインストア: http://ipc.saleshop.jp/
価格(税込)   : 「IPC-A-610F 電子組立品の許容基準」¥42,800


■会社概要
商号  : 株式会社ジャパンユニックス
代表者 : 代表取締役社長 河野 正三
所在地 : 〒107-0052 東京都港区赤坂2-21-25
設立  : 1974年4月
事業内容: はんだ付周辺機器、自動機、ロボット、
      その他精密機器の設計開発、製造、販売
資本金 : 3,000万円
URL   : https://www.japanunix.com/


■IPC米国本部
商号 : IPC
代表者: John W. Mitchell(CEO&President)
本部 : イリノイ州シカゴ, 米国
設立 : 1957年
URL  : http://www.ipc.org/


【本製品に関するお客様からのお問い合わせ先】
株式会社ジャパンユニックス 営業部
Tel:03-3588-0551

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