近畿大学水産研究所・水産養殖種苗センターが国際貢献 インドネシア企業の社員が3カ月間にわたり養殖技術を学ぶ

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    2022年10月3日 14:00
    令和元年度(2019年度)第1期生による見学の様子
    令和元年度(2019年度)第1期生による見学の様子

    近畿大学水産研究所・水産養殖種苗センター(和歌山県白浜町)は、令和4年(2022年)10月7日(金)から令和5年(2023年)1月中旬までの約3カ月間、水産飼料や養殖魚の生産・販売をグローバルに展開するインドネシア企業「PT SURI TANI PEMUKA(スリ タニ ペムカ、以下:STP社)」の社員3人を研修員として受け入れます。令和4年(2022年)10月7日(金)には、近畿大学水産研究所白浜実験場で歓迎式典を行います。

    【本件のポイント】
    ●近畿大学水産研究所・水産養殖種苗センターでインドネシアの企業の社員3人を受け入れ
    ●研修初日に水産研究所白浜実験場で歓迎式典を実施
    ●国際貢献として研修員を受け入れ、インドネシアの養殖業界のリーダーを養成する

    【本件の内容】
    STP社は、インドネシアの農業・水産業の大手企業「PT JAPFA COMFEED INDONESIA TBK(ジャプファ コンフィード インドネシア、以下:JAPFA社)」の水産部門子会社で、水産飼料や養殖魚の生産・販売をグローバルに展開しています。近畿大学は、ウナギなどの種苗(稚魚)生産や養殖研究を通じてJAPFA社と協力体制を築いており、令和元年(2019年)には近畿大学水産養殖種苗センターとSTP社がMOU(国際交流協定)を締結しました。
    これをきっかけに、近畿大学の養殖技術を学び、インドネシアの養殖技術を牽引する人材育成を目的とし、STP社の若手社員研修の一部を近畿大学で実施することになり、令和元年(2019年)11月から令和2年(2020年)7月まで4名が水産養殖種苗センターに滞在し、近畿大学の養殖技術を学びました。その後、新型コロナウイルス感染拡大の影響により中断していましたが、今年度3年ぶりに3名の研修員を受け入れます。近畿大学が1960年代から手掛けてきたマダイの種苗生産技術は養殖用種苗生産の基礎となっており、それらを中心に、海面養殖のノウハウを指導します。STP社の研修員が学んだ技術は、インドネシアの環境に適した魚種に応用されます。
    また、初日である令和4年(2022年)10月7日(金)には、近畿大学水産研究所白浜実験場にて歓迎式典を行います。

    【研修実施概要】
    期間 :令和4年(2022年)10月7日(金)~令和5年(2023年)1月中旬予定
    場所 :近畿大学水産養殖種苗センター 白浜事業場
        (和歌山県西牟婁郡白浜町1-5、
         明光バス「阪田山」バス停から徒歩約2分)
    研修員:STP社研修員 3人(男性2人、女性1人)

    【歓迎式典概要】
    日時 :令和4年(2022年)10月7日(金)11:00~11:55
    場所 :近畿大学水産研究所白浜実験場 本館3階 講義室
        (和歌山県西牟婁郡白浜町3153、
         明光バス「古賀浦」バス停から徒歩約1分)
    出席者:
    STP社 研修員 3人
    STP社 人事部長 Budhi Rahyono(ブディ ラヨノ)氏 ※ オンライン出席
    近畿大学水産養殖種苗センター センター長 岡田 貴彦(おかだ ときひこ) 他
    式次第:
    11:00~11:05 水産養殖種苗センター長 岡田 貴彦 挨拶
    11:05~11:15 STP社人事部長 ブディ ラヨノ氏 挨拶
    11:15~11:25 研修生自己紹介
    11:25~11:30 研修概要説明
    11:30~11:35 記念品贈呈
    11:35~11:45 質疑応答
    11:45~11:55 記念写真撮影

    【PT SUFRI TANI PEMUKA】
    水産飼料、孵化場、養殖、水産加工を専門とする水産会社で、JAPFAの子会社。魚養殖とエビ養殖向けの飼料生産事業が中核的なビジネスで、5つの飼料工場を運営しており、年間の生産能力は400,000トン。
    会社名 :PT SURI TANI PEMUKA(スリ・タニ・ペムカ、略称:STP)
    所在地 :インドネシア ジャカルタ
    事業内容:魚養殖とエビ養殖向けの飼料生産事業
    設立  :1986年
    従業員数:約3,000人

    【PT JAPFA COMFEED INDONESIA TBK】
    インドネシアの農業・水産業大手。インドネシアで飼料生産、鶏肉生産、肉牛繁殖・飼育、牛乳生 産・加工、水産養殖を行い、近代的な加工、流通施設も持つ。また、中国、ベトナム、インド、ミャンマ ーでも、飼料生産、鶏肉生産、肉牛生産、豚肉生産、酪農牧場経営を行う。
    会社名 :PT JAPFA COMFEED INDONESIA TBK
         (ジャプファ・コンフィード・インドネシア、略称:JAPFA)
    所在地 :インドネシア ジャカルタ
    事業内容:飼料製造、養鶏、鶏肉加工および水産養殖場経営
    設立  :1971年
    従業員数:約30,525人

    【関連リンク】
    水産養殖種苗センター 特命教授 岡田 貴彦(オカダ トキヒコ)
    https://www.kindai.ac.jp/meikan/2540-okada-tokihiko.html

    近畿大学水産研究所
    https://www.flku.jp/
    近畿大学水産養殖種苗センター
    https://aqua-seed.kindai.ac.jp/

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