全国初!新型コロナウイルス対策のため、鳥取県と交通業界がタッグを組み、 車両の換気性能実証動画を独自に制作

    鳥取県内を運行する交通機関の全ての種類の車両で実証試験を実施。動画を制作し安全性をPR

    サービス
    2020年8月28日 12:00

     新型コロナウイルス感染拡大により、全国の交通機関の利用者が激減し、交通事業者がその経営に甚大な影響を受ける中、鳥取県(平井伸治知事)はこのたび、県内の交通業界とタッグを組み、県内で運行されている全ての種類のそれぞれ代表的な車両を実際に使用して換気性能を実証する試験を行い、その内容を動画として公開しました。
     動画は全6種類の映像及びそれらのダイジェスト版の全7作品からなり、換気性能のほか、各車両での消毒作業などの様子も紹介されています。
     こうしたPR映像を活用した広報活動を通じ、実際の県内の交通機関車両の換気性能の高さ等を利用者の方へ具体的にお伝えし安心を感じていただき、新しい生活様式での交通機関の利用の促進につながることを期待しています。

    普通列車での換気性能実験イメージ
    普通列車での換気性能実験イメージ
    動画のサムネイル
    動画のサムネイル
    交通機関の感染リスクが低いことを謳うポスター
    交通機関の感染リスクが低いことを謳うポスター

    【動画を見るには】
     以下のページに掲載しています。
     ・鳥取県公式ウェブサイト「とりネット」(地域交通政策課映像公開ページ)
      https://www.pref.tottori.lg.jp/292983.htm
     ・Twitter(鳥取県地域交通政策課公式アカウント「交通トリピー@koutsutoripy」)
     ・Youtube(鳥取県地域交通政策課公式アカウント「交通トリピー【県公式】」)
      ※映像はMP4形式でのご提供可能です。また、映像の一場面を画像として転載可能です。

    「とりネット」のQRコード
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    ダイジェスト版のQRコード
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    【動画の種類】
     普通列車、特急列車、路線バス、高速バス、貸切バス、タクシー、ダイジェスト版の全7種類

    【映像の概要】
     制作した動画は、鳥取県内を実際に運行している交通機関の車両に充満させたスモークを車両搭載の換気装置等により強制的に排気し、外気と車内空気が短時間で入れ替わる「常時換気」の性能を実証した映像であり、県内外のかたに広く、県内の交通機関の車両も換気性能が高いことをPRし、交通機関の利用を促進するものです。

    ■作成主体
      交通業界((一社)鳥取県バス協会、(一社)鳥取県ハイヤータクシー協会)
      交通事業者((株)智頭急行、(株)若桜鉄道))
      鳥取県
    ■協力
      西日本旅客鉄道(JR西日本)(株)米子支社
    ■実証試験への指導、アドバイス
      国立大学法人鳥取大学医学部景山誠二(かげやませいじ)教授

    【個別の映像の説明と見どころ】

    ■汽車(普通列車)(映像1分20秒)
    ・若桜鉄道(酒嶋優代表取締役)の普通列車(形式WT-3301(通称「隼列車」))を使用し、エアコンと換気扇(前中後3機)を使用して換気を行いました。
    ・5分程度で内気と外気が換気されました。
    ・車窓に若桜駅舎と若桜鉄道の観光列車(形式WT-3004(名称「若桜号」))が映っています。
    ・鳥取県内の鉄道は、電化区間とそうでない区間が混在し、お年寄りから若い方まで多くの方が鉄道、列車のことをたとえ電車であっても「汽車」と呼ばれることが多いため、親しみを込めて映像中では敢えて「汽車」と表現しています。(下記特急列車も同様です。)

    ■高速バス(映像1分20秒)
    ・日本交通(澤志郎代表取締役)の高速バス(形式QRG-MS96VP(名称 三菱ふそうバス))を使用し、デフロスターとエアコンを使用して換気を行いました。
    ・密閉された空間にも関わらず、5分程度で内気と外気が換気されました。
    ・高速道路などでの走行中は、さらに換気性能が高まるとメーカーではおっしゃっています。
    ・手指消毒剤の設置なども確認できます。

    ■路線バス(映像1分20秒)
    ・日ノ丸自動車(馬場進代表取締役)の路線バス(形式KR290J4-FN7(名称 日野レインボー))を使用し、エアコンと換気扇(前後の2機)を使用して換気を行いました。
    ・また、バス停での乗降用のドアを前後とも全開にすることによる換気も実証しました。実際の運行時もバス停に停車する場合は、できるだけ前後ともドアを開ける運用を行っています。
    ・エアコンと換気扇の使用のみで4分30秒程度で内気と外気が換気されました。
    ・また、バス停でのドア開けにより、より多くの換気が行われることがわかりました。
    ・さらに窓が開くタイプは、走行中に窓を少し開けることでさらに換気効率が上がります。
    ・バス運転士と乗客は透明のカーテンで仕切られており、密接を防いでいます。

    ■タクシー(映像1分30秒)
    ・日ノ丸タクシー(岡周一代表取締役)のUD車両(形式 DBA-M20改(名称 日産NV250))とセダン型車両(型式 DBA-TSS10(名称 トヨタクラウンコンフォートセダン)を使用し、エアコンを使用して換気を行いました。
    ・また、通常運行時には前後対角線上の窓を少し開けて走行されるケースが多いということで実態に近い状況で換気を実証しました。
    ・エアコンと窓開けで、セダン型車両は1分程度で内気と外気が換気されました。
    ・車内空間の大きいUD車両でもわずか3分程度で換気されました。
    ・タクシー運転士と乗客は透明のカーテンで仕切られているものもあり、密接を防いでいます。
    ・県内のタクシー車両は、全体約700台程度のうち約200台がUDタクシーです。

    ■貸切バス(映像1分20秒)
    ・ジャパン観光(前住正治代表取締役)の貸切バス(形式2TG-RU1ASDA(名称 日野セレガ))を使用し、デフロスターとエアコンを使用して換気を行いました。
    ・密閉された空間にも関わらず、5分程度で内気と外気が換気されました。
    ・高速道路などでの走行中は、さらに換気性能が高まるとメーカーで
    はおっしゃっています。
    ・手指消毒剤の設置や、運転席と客席、客席の前後を仕切るアクリル板の設置など確認できます。

    ■汽車(特急列車)(映像1分20秒)
    ・智頭急行(城平守朗代表取締役)の特急列車(HOT7002(名称「スーパーはくと」))を使用し、エアコンと換気扇(前中後3機)を使用して換気を行いました。
    ・密閉された空間にも関わらず、4分程度で内気と外気が換気されました。
    ・車窓にJRの在来線特急列車 (スーパーまつかぜ・おき)が映っています。

    ■ダイジェスト版(映像1分40秒)
    ・各動画の様子をとりまとめ、県の交通マスコットキャラクター交通トリピーが紹介しています。
    ・動画の冒頭では、雄大な鳥取砂丘をバックに、バスとタクシー(及び鉄道)が並んでいます。(バスとタクシーの実証試験は、鳥取砂丘の駐車場で実施しました。)

    ■その他共通
    ・すべての映像の末尾にJCOMMの「3つの対策」ポスターを鳥取県版に再編集したポスター画像を収録しています。
    ※「JCOMM」とは、日本モビリティ・マネジメント会議の略称。モビリティ・マネジメント(渋滞や環境等に配慮して、過度に自動車に頼る状態から公共交通等をかしこく使う方向への転換を促す、組織や地域を対象としたコミュニケーションを中心とした持続的な一連の取組のこと)が日本国内において効果的に広範に推進されていくことを支援することを目的として、国土交通省と土木学会とが共同主催をする形で、定期的に会議が開催されています。
    ・同一デザインの広告を県内のタクシー、貸切バス、高速バスに貼付し、広報を進めて参ります。

    すべての画像

    普通列車での換気性能実験イメージ
    動画のサムネイル
    交通機関の感染リスクが低いことを謳うポスター
    「とりネット」のQRコード
    ダイジェスト版のQRコード
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