冬の「肩こり・朝のだるさ」は寒さのせいだけではなかった? 掛け布団や毛布の重みが睡眠中の胸郭を圧迫する“夜間換気量の低下”を解説
「重い布団の安心感」に潜む身体力学の盲点。仰向け時に胸にかかる物理的重量が、ただでさえ弱い就寝中の呼吸をさらに制限する生理的プロセスをレポート
トラタニ株式会社(本社:石川県かほく市、代表取締役:虎谷 生央)は、アパレルの3D立体パターン技術で培った人体構造と呼吸力学の知見をもとに、寒くなる季節に多くの人が悩まされる起床時の肩こりや身体の重だるさが、掛け寝具の物理的な「重み」による呼吸阻害と深く関係しているメカニズムをまとめた解説レポートを発表しました。
「寒くなると、朝起きたときに肩や首がガチガチに凝っている」 「布団をしっかり掛けて温かくして寝たのに、なぜか疲れが取れない」

冬場のこうした不調は「寒さで身体が縮こまっているから」と片付けられがちです。しかし、実はその上に載せている「掛け布団や毛布の重量」が、睡眠中の呼吸を物理的に妨げているという見過ごせない事実があります。
■ 就寝中の弱い胸郭呼吸を、上からさらに圧迫する「物理的重量」
私たちが息を吸うとき、肋骨を含む胸郭(きょうかく)は前後左右に大きく膨らみます。特に仰向けで寝ているときは、胸郭を前(上)方向へと持ち上げるようにして呼吸をしています。
しかし、夜間の睡眠中は日中に比べて呼吸に関わる筋力が低下し、ただでさえ換気量が弱くなっています。そこに、冬場に使う重い羽毛布団や、重ね掛けした毛布、厚手のカバーといった「物理的な重量」が容赦なく胸の上に覆いかぶさります。
わずかの重みに思えますが、一晩に何千回と繰り返される「胸郭を持ち上げる運動」に対して、これは常にウエイト(負荷)を載せて呼吸をしているのと同じ状態です。「布団のわずかな荷重だけで、呼吸は弱くなる」生命の根源である、呼吸はとってもデリケートです。
■ 無意識の「酸欠」が、朝の疲労と筋肉の硬直を招く
上からの圧迫に負けて呼吸が浅く、小さくなると、体内の酸素()が不足し、睡眠中に行われるべき細胞の修復や疲労回復がストップします。
また、息苦しさから逃れようと無意識に肩や首に力が入り、体を強張らせてしまうため、朝目覚めた瞬間の肩こりや頭の重だるさ、日中の抜けない疲労感となって現れます。温かくして寝ているはずが、体は「夜間の酸欠ストレス」に晒されているのが実態です。
■ 暖かさを保ちながら、胸郭を「重力と圧迫」から解放する
冬の慢性疲労を解消するためには、単に保温性を高めるだけでなく、胸郭ののびやかな動きを邪魔しない「軽さと、掛かる圧力を逃がす環境」が不可欠です。
トラタニでは、睡眠中の呼吸運動を物理的に妨げない姿勢と寝具の関わりについて提示しています。季節特有の身体の不調に対し、呼吸力学の視点から根本原因を見直す重要性を今後も発信してまいります。
■ 呼吸は変えられる
細胞の働きは呼吸の質に強く依存しています。 睡眠中の呼吸構造を整えることは、 細胞・臓器・体内環境を守る最も根本的なアプローチです。
会社情報
トラタニ株式会社は、睡眠中の呼吸環境という未踏領域に挑み、呼吸・睡眠・生理学・物理学・解剖学を横断した研究を進めています。 立体構造技術を応用し、体内環境に関する特許技術を30件以上保有。 人類の健康に新しい選択肢を提供することを目指しています。
公式サイト:https://toratani-kokyu.jp/
著書:『すごい睡眠呼吸』(あさ出版)



























