ダニエル・オスト実行委員会

    ベルギー王室御用達の花の彫刻家ダニエル・オスト、鎌倉で初めての展覧会 覚園寺に約30点、11月12日から6日間

    「ダニエル・オスト in 鎌倉 ― 花の彫刻家 覚園寺の秋をいける ―」16時30分からは境内をライトアップ

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    2026年10月21日 09:40

    「花の彫刻家」と称されるベルギー王室御用達のフラワーアーティスト、ダニエル・オスト。

    その展覧会「ダニエル・オスト in 鎌倉 ― 花の彫刻家 覚園寺の秋をいける ―」が、2026年11月12日(木)から17日(火)までの6日間、鎌倉・二階堂の覚園寺(かくおんじ)で開かれます。

    鎌倉で初めての展覧会であり、このスケールでの展示は、2019年の明治神宮鎮座百年祭奉祝事業以来7年ぶりです。境内に移された江戸時代の茅葺の農家「旧内海家」を主会場に、八百年の祈りを伝える古刹の5か所で、約30点の花の彫刻を公開します。16時30分からは境内をライトアップ。会期中は、作品の手入れのために、本人も毎日会場に在廊する予定です。

    秋の野山が、花の彫刻になる

    【作品】2013年 出雲大社 平成の大遷宮奉祝事業
    【作品】2013年 出雲大社 平成の大遷宮奉祝事業

    今回、オストが素材にするのは、季節の切り花だけではありません。日本各地から届く野山の植物や、鎌倉の山で採集した落葉や木の実、枝。秋の自然そのものを素材に、建築的なスケールの花の彫刻をつくります。

    一つのブーケの素材を求めて900キロを走り、十分の一ミリのワイヤーのずれも許さない。その手仕事は、完成した作品の前では消え、目に映るのは美だけです。「花が最も美しい瞬間を見せたいと思ってきたが、年を重ねた今、朽ちていく美しさも探りたい」。錦秋の山が、その答えになります。

    日本各地からは、伝統の素材も届きます。日本最大級とされる出雲大社神楽殿の大しめ縄。それを作る島根県飯南町の「飯南町注連縄企業組合」は、本展のためにしめ縄の作品を制作し、鎌倉へ運び込みます。薬師堂の壁面を飾るのは、熊本のい草(畳)を束ねた作品。島根の海岸の丸石を使った花器も登場します。島根の庭師や鎌倉の竹工房も制作に加わり、日本の手仕事と各地の素材が、オストの花の彫刻と出会います。

    八百年の祈りの古刹と、江戸時代の茅葺の農家

    覚園寺(かくおんじ) 旧内海家(本展の主会場)
    覚園寺(かくおんじ) 旧内海家(本展の主会場)

    覚園寺(かくおんじ)のはじまりは1218年。鎌倉幕府二代執権・北条義時が、心身の安寧を願って建てた薬師堂です。1296年には北条貞時が寺として開き、のちに後醍醐天皇の勅願寺、足利氏の祈願寺となりました。茅葺の本堂(薬師堂)には、薬師三尊と、そのまわりを護る十二神将像(いずれも国の重要文化財)がまつられ、境内には黒地蔵をまつる地蔵堂や、鎌倉の武士たちが眠る国史跡「百八やぐら」もあります。二階堂の谷戸の奥、山あいの境内に八百年の時が重なる古刹で、日本遺産「いざ、鎌倉」の構成文化財のひとつでもあります。

    主会場の旧内海家は、1706年に建てられ、名主を代々つとめた江戸時代の茅葺の農家です。1981年に覚園寺の境内へ移され、神奈川県の重要文化財に指定されています。竈(かまど)のある土間から畳の部屋まで、三百年を経た暮らしの器が、ひと秋、花の彫刻の器になります。作品は、旧内海家のほか、愛染堂、地蔵堂、やぐら、薬師堂(本堂)と、境内の5か所に広がります。入場料の一部は、覚園寺へのお布施として奉納され、境内の茅葺の家の保全にも役立てられます。

    16時30分からは、境内をライトアップします。昼の錦秋とは違う表情の境内を、18時の最終入場まで歩くことができます。バス停「大塔宮」から山門までは、二階堂の小川沿いの趣のある細道をたどって約10分です。

    「花を結ぶ人」、日本との40年

    ダニエル オスト
    ダニエル オスト

    ダニエル・オストは1955年、ベルギー・セントニクラース生まれ。ベルギー王室御用達で、現国王フィリップ(1999年、当時は皇太子)とローラン王子(2003年)の婚礼の装飾を手がけました。

    シャネル、ルイ・ヴィトン、カルティエ、ロレックス、デルヴォーなどのメゾンがフローラルパートナーとして信頼を寄せ、ニューヨーク植物園やヴェネツィアのパラッツォ・グラッシなど、世界各地で作品を発表しています。

    「花の建築家」「花の彫刻家」と称されますが、本人が名刺に選ぶ肩書は、古いフランドル語の「bloembinder(花を結ぶ人)」です。

    米ニューヨーク・タイムズ
    「彼を『花のデザインの名手』と呼ぶのは、アニー・リーボヴィッツを『カメラ好き』と呼ぶようなもの」(2002年)

    建築家の隈研吾氏
    「オストの展示を体験すると、建築家としてのキャリアを捨ててでも、ジャンルの枠を超えた新しい領域を追い求めたくなる」(作品集『Daniel Ost』Phaidon、2015年への寄稿)

    1985年に初めて日本を訪れて生け花に出会い、生け花の大家・栗﨑曻氏を師と仰ぎました。来日は100回を超え、竹工芸の人間国宝・藤塚松星氏との協働など、日本の文化との対話は40年に及びます。京都・杉本家住宅、仁和寺、東寺、金閣寺、出雲大社、倉敷・大原美術館、明治神宮と、日本の聖地で展覧会を重ね、日本での来場者は累計20万人を超えます。1990年の国際花と緑の博覧会(大阪)で金賞。2015年には、日本とベルギーの文化交流への貢献により、旭日小綬章を受章しました。

    【作品】2019年 明治神宮鎮座百年祭奉祝事業
    【作品】2019年 明治神宮鎮座百年祭奉祝事業

    そして 次の舞台が 鎌倉・覚園寺です。コロナ禍のあとにこの古刹を訪れたオストは、その静けさに言葉を失い、ここで作品と花と、訪れる人との対話を始めたいと願いました。この聖域に心を動かされ、その後3度の視察を重ねて、準備を進めてきました。会期中は、最終日まで毎日会場に在廊する予定です。

    本展に寄せた、オストのメッセージ 「植物の詩 - Botanical Poetry」

    コロナ禍の後、私は覚園寺を訪れる機会をいただきました。そこは、とても静かで、安らぎに満ちた場所、まるで人知れず遺された宝物のように感じました。

    深い静寂のなかに、歴史と洗練、そして祈りのことばが満ちています。私は感動のあまり言葉を失い、そして思ったのです。ここは、私の作品、私の花が、訪れる方々との対話を始めるのに、この上なく完璧な聖域だと。

    私の純粋な思いが実を結び、訪れる皆様が、私の「植物の詩」を心から楽しんでくださることを願っています。

    ダニエル・オスト

    開催概要

    展覧会名:ダニエル・オスト in 鎌倉 ― 花の彫刻家 覚園寺の秋をいける ―
    会期:2026年11月12日(木)〜17日(火) 6日間
    時間:10:00〜18:30(最終入場18:00)。16:30から境内をライトアップ
    会場:覚園寺(神奈川県鎌倉市二階堂421) 主会場・旧内海家、薬師堂(本堂)ほか境内一帯
    入場料:前売券4,000円/当日券4,500円(拝観料を含む・税込)。中学生未満は無料(拝観料200円は別途)。入場料の一部を覚園寺に奉納し、文化財の護持に充てます
    主催:ダニエル・オスト実行委員会
    後援:公益財団法人鎌倉市芸術文化振興財団
    アクセス:JR鎌倉駅東口5番乗り場からバス(鎌20系統「大塔宮」行き)で終点下車、徒歩約10分。タクシーで約10分。お車でのご来場はご遠慮ください。
    公式サイト:http://www.danielost.jp/event/index.html 
    Instagram:https://www.instagram.com/danielostjapan/

    チケットのご案内

    前売券はイープラス https://eplus.jp/danielost_kamakura ファミリーマート店内のFamiポートでお求めいただけます。

    ダニエル・オスト実行委員会へのメール・FAX・電話でもお申し込みいただけます。チケットの送付先、お名前、電話番号、希望枚数をお知らせのうえ、代金をお振り込みください。入金を確認したのち、チケットをご郵送いたします。お振込先は、お申し込みの際にご案内します。

    お問い合わせ

    ダニエル・オスト実行委員会
    〒104-0061 東京都中央区銀座2-12-4-702
    TEL 03-6278-8145 FAX 03-6278-8146 E-mail info@danielost.jp

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