契約書チェックや社内文書の作成をAIで効率化! Nextcloud×DifyによるAIファイルサーバ構築サービスを 10/29提供開始
オープンソースソフトウェア(※1)(以下、OSS)に特化したIT企業である株式会社デージーネット(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:恒川 裕康、TOKYO PRO Market:371A、以下、デージーネット)は、オンラインストレージのOSS「Nextcloud(ネクストクラウド)」と、生成AIアプリケーション開発プラットフォーム「Dify(ディーフィー)」を連携した、AIファイルサーバの構築サービスを2026年10月29日より提供開始します。
本サービスでは、「Nextcloud」にファイルを追加・更新すると、自動的に「Dify」のAIワークフローが起動し、契約書のチェック、社内チャットボットの情報更新、チェックリストの自動生成などの処理を実行できます。生成AIを単なる質問や情報検索のツールとして利用するだけでなく、日常の業務フローに組み込むことで、これまで人が行っていた文書関連業務を自動化し、作業時間の短縮や業務効率化を実現します。

Nextcloud×Difyの連携フロー
■ サービス提供の背景
近年、生成AIの普及に伴い、企業でも業務へのAI活用が進んでいます。しかし、現在の生成AIの利用は、疑問点の質問や情報検索、文章の要約、資料作成など、個人の作業を支援するといった用途での利用が多く見られます。
生成AIをさらに日常業務に活用し、組織全体の生産性向上につなげるためには、個人が必要なときにAIを利用するだけでなく、既存の業務フローにAIを組み込み、これまで人が行っていた作業を自動化することが重要です。例えば、社内文書の確認や情報抽出、チェックリストの作成などをAIで処理することで、作業時間の短縮や担当者の負担軽減が期待できます。
こうした背景から、デージーネットでは、OSSの「Nextcloud」と「Dify」を連携したAIファイルサーバの構築サービスを提供します。「Nextcloud」に保存された社内文書を「Dify」で作成したAIワークフローと連携させることで、文書の確認や情報整理、各種チェック作業などを自動化し、日常業務の効率化を支援します。
・「Nextcloud」とは
「Nextcloud」は、ファイルの保存・共有・管理ができるオンラインストレージのOSSです。Webブラウザからファイルにアクセスできるほか、アクセス権限の設定やファイルのバージョン管理など、組織内での安全なファイル共有に役立つ機能を備えています。
また、豊富なアプリを組み合わせることで、メールやカレンダー共有、オンライン会議などの機能を追加でき、グループウェアとして活用することも可能です。オンプレミス環境や自社管理のクラウド環境に構築できるため、機密性の高い情報を扱う組織でも、自社のセキュリティポリシーに合わせた運用ができます。
・「Dify」とは
「Dify」は、LLM(大規模言語モデル)(※2)を活用した生成AIアプリケーションの開発・運用を効率化するプラットフォームです。GUIを使ってAIチャットボットや業務ワークフローを作成でき、比較的容易に生成AIを活用した業務アプリケーションを開発できます。
また、RAG(※3)を利用した社内文書の検索・回答や、複数の処理を組み合わせた業務の自動化にも対応しています。外部のLLMサービスだけでなく、ローカルLLMと連携することもでき、用途やセキュリティ要件に応じた生成AI環境を構築できます。
■ 「Nextcloud」×「Dify」で実現できること
「Nextcloud」と「Dify」を連携することで、「Nextcloud」に保存された文書をAIで処理し、文書管理に関するさまざまな業務を効率化できます。
・日常業務の効率化
「Nextcloud」を社内文書の保管・共有基盤として活用し、「Dify」で作成した生成AIアプリケーションと連携することで、文書の内容確認、要約、情報抽出、登録、チェックリストの作成などを自動化できます。
「Nextcloud」にファイルが追加・更新されると、自動的に「Dify」のAIワークフローが起動し、文書の内容を分析します。処理結果は「Nextcloud」に保存するほか、担当者への通知やデータベースへの登録など、後続の業務にも活用できます。これにより、従来は担当者が手作業で行っていた文書の確認や情報整理、登録などの時間を削減し、日常業務の効率化を実現します。
・ローカルLLMで安全なAI利用
OSSを組み合わせたシステムのため、業務内容に合わせた機能の追加やカスタマイズが可能です。利用するLLMも柔軟に選択でき、ローカルLLMと連携することで、機密情報を外部の生成AIサービスに送信せずに処理する構成にも対応できます。
また、オンプレミス環境や自社管理のクラウド環境に構築することで、社内データの管理・統制を強化できます。これにより、機密性の高い情報を扱う企業や研究機関などでも、自社のセキュリティポリシーに応じたAI活用環境を構築できます。
・ライセンスコストの抑制
商用のAIサービスでは、ユーザ数に応じたライセンス費用が発生する場合があり、利用者の増加に伴うコスト負担も課題の一つです。さらに、特定のクラウドサービスに依存することで、将来的な価格改定やサービス仕様の変更に対応しにくくなる可能性もあります。OSSを利用することで、商用サービスのユーザ単位のライセンス費用を抑え、組織の規模や用途に応じた柔軟なシステム構成を実現します。
■ 「Nextcloud」×「Dify」の活用例
「Nextcloud」と「Dify」を連携することで、以下のようなAI文書管理を実現できます。
・契約書チェックの効率化
「Nextcloud」に保存された契約書のひな形や社内の確認基準を参照し、AIによる契約書チェックを行います。契約書の内容を分析し、確認が必要な条項やリスクが考えられる箇所を抽出するほか、契約書の要約や修正案の作成も可能です。
また、チェック結果をメール形式にまとめて担当者へ通知することで、契約書の確認作業や社内での情報共有を効率化できます。
・社内チャットボットのナレッジ更新
「Nextcloud」に保存された社内規程や業務マニュアル、FAQなどの情報を「Dify」のナレッジベースに連携することで、社内チャットボットの回答に活用できます。文書の追加や更新に合わせてナレッジベースを更新する仕組みを構築することで、担当者が手作業で情報を登録する負担を軽減できます。
これにより、社内チャットボットが新しい情報を参照しやすくなり、社内問い合わせへの対応や必要な情報の検索を効率化できます。
・チェックリストの自動生成
「Nextcloud」に保存された作業手順書や点検マニュアルなどをAIで分析し、作業に必要なチェックリストを自動生成できます。また、過去の点検報告書をAIで分析し、異常値や注意が必要な傾向を抽出することで、次回の点検時に確認すべき項目を整理することも可能です。
これにより、チェックリストの作成にかかる時間を削減するとともに、確認項目の抜け漏れ防止や作業品質の均一化を支援します。
・営業週報の自動作成
「Nextcloud」に営業日報をアップロードすることで、その内容から商談内容・顧客の課題・次回のアクションなどを自動抽出し、営業週報を作成できます。
これにより、複数の日報から必要な情報を収集・整理する手間を省き、週報作成にかかる時間を削減できます。また、商談の進捗状況や顧客の課題を把握しやすくなり、営業チーム内での情報共有や対応漏れの防止にも役立ちます。
■ デージーネットのサービス
デージーネットでは、お客様の業務内容やセキュリティ要件に応じて、システムの設計から構築、導入後の運用支援まで対応します。また、オンプレミス環境での構築やローカルLLMとの連携にも対応し、機密情報を外部に送信せずにAIを活用できる環境をご提案します。
1. システムの構築
デージーネットでは、「Nextcloud」と「Dify」の連携をはじめ、複数のOSSを組み合わせた業務効率化システムの構築サービスを提供しています。これまで培ってきたOSSに関する豊富な知識と構築経験を生かし、お客様の業務内容や要件に適したOSSを選定し、システムを構築します。
2. 導入後支援サービス
デージーネットでシステムを構築した場合、導入後支援サービス「Open Smart Assistance」を提供しています。継続してシステムを運用するため、Q&A対応やセキュリティ情報提供、障害時のサポートなどを行っています。
・Q&A
・セキュリティ情報提供
・点検とチューニング
・障害調査、障害回避
・障害時オンサイト対応
・障害時システム再構築
・運用サービス
・ソフトウェアのアップデート
■ 参考URL
・「Nextcloud」を活用した生成AI文書管理
https://www.designet.co.jp/ossinfo/nextcloud/nextcloud_dify/
■ 用語注釈
(※1)オープンソースソフトウェア(略称:OSS)とは、ソースコードが公開され、ライセンス条件に従って利用、改変、再配布などができるソフトウェアです。
(※2)LLM(大規模言語モデル:Large Language Model)とは、膨大なテキストデータを学習して、文章の生成や理解、要約、翻訳、質問応答などの自然言語処理を高精度で行う人工知能モデルのことです。LLMは文章の統計的パターンや文脈を学習することで、人間が書く文章に近い形で意味のある出力を生成できます。LLMは大きくクラウド型とローカル型に分けられます。
(※3)RAG(Retrieval-Augmented Generation:検索拡張生成)とは、AIが回答を生成する際に、あらかじめ登録された文書や外部の情報源から関連情報を検索し、その内容を参照して回答を生成する技術です。
■ 会社概要
会社名: 株式会社デージーネット
(TOKYO PRO Market 証券コード:371A)
代表者: 代表取締役 恒川 裕康
本社 : 〒465-0025 愛知県名古屋市名東区上社四丁目39-1
資本金: 4,000万円
URL : https://www.designet.co.jp/
TEL : 052-709-7121
FAX : 052-709-7122
<一般の方からのお問い合わせ先>























