【調査実施】 親は子どものお金をいつまで、どこまで管理したい? 子どものお金への親の関わり方を調査

    ~子どものお金の使い方、成長しても何らかの形で把握したい親は約8割~

    調査・報告
    2026年10月20日 12:30

    金融サービスのUXデザイン・リサーチを手がける株式会社ヒカリナ(本社:東京都港区、代表取締役:大塚 啓二、以下「ヒカリナ」)は、全国の20~59歳の既婚男女3,563名を対象とするスクリーニング調査と、小学生から高校生の子どもがいる人を対象とする本調査(有効回答982名)を2026年8月に実施しました。


    子どものお金の使い方 子どもが成長しても何らかの形で把握したい親は約8割

    子どものお金の使い方 子どもが成長しても何らかの形で把握したい親は約8割


    調査の結果、お小遣いなど子どもが使うお金の管理を「子どもに任せている」親は小学生低学年10.8%から高校生58.9%まで増える一方、何らかの情報を把握したい親は、子どもの年齢にかかわらず8割前後で変わらないことがわかりました。また、子ども名義口座を作る銀行を選んだ理由では、「親自身がその銀行を使っていたから」が37.8%で最多でした。


    子どもが大きくなるにつれて、親はお小遣いなどの管理を少しずつ子どもに任せていきます。ただ今回の調査では、管理を任せた親でも、子どもがいくら使ったか、何に使ったかは把握しておきたいと考えていることがわかりました。

    本リリースでは、子どものお金への親の関わり方と、銀行アプリや子ども名義口座への期待を紹介します。



    ■調査サマリー

    1. お小遣いなど子どものお金の管理を「子どもに任せている」親は、小学生低学年

     10.8%から高校生58.9%へ増える。

    2. 一方、子どものお金の使い方を何らかの形で把握したい小学生低学年~高校生の親

     全体で83.1%。子どもの年齢別でも77.5~85.1%と大きな差はない。

    3. 管理を子どもに任せている親でも、「基本的には把握しなくてよい」は16.4%に

     とどまる。※管理を子どもに任せている親(n=317)

    4. 銀行アプリで使いたい親子向け機能は、子ども名義口座の残高確認31.1%と

     利用履歴の確認25.4%が上位。

    5. 子ども名義口座を作る銀行を選んだ理由は、「親自身がその銀行を使っていたから」

     が37.8%で最多。



    1. 子どもにお金の管理を任せる親は年齢とともに増加――小学生低学年10.8%、高校生58.9%


    年齢別子どものお金の管理への親の関与度

    年齢別子どものお金の管理への親の関与度

    お小遣いなど、子どもが日常的に使うお金の管理に親がどの程度関わっているかを聞きました。全体では「ほぼすべて親が管理している」が27.7%、「基本的には子どもに任せている」が26.4%でした。


    子どもの年齢別に見ると、「ほぼすべて親が管理している」は小学生低学年の44.6%から、小学生高学年24.2%、中学生19.1%、高校生15.8%へと下がります。反対に、「基本的には子どもに任せている」と「ほとんど関与していない」を合わせた割合(以下、任せている親)は、小学生低学年10.8%、小学生高学年27.5%、中学生43.7%、高校生58.9%と、年齢が上がるにつれて高くなりました。小学生低学年と高校生の差は48.1ポイントです。


    今後の関わり方についても、「小学生までは親が管理し、中学生以降は少しずつ本人に任せたい」30.1%、「中学生までは親が管理し、高校生以降は本人に任せたい」27.1%、「高校を卒業したら本人に任せたい」15.2%と、年齢に応じて任せていく考え方が多く見られました。



    2. 子どものお金の使い方を把握したい親は83.1%――年齢による差はほとんどない


    年齢別子どものお金の使い方における親の把握範囲について

    年齢別子どものお金の使い方における親の把握範囲について

    次に、子どものお金の使い方について、親としてどこまで把握したいかを聞きました。選択肢のうち「基本的には把握しなくてよい」「わからない」以外のいずれかを選んだ親、つまり、何らかの情報を把握したい親は83.1%でした。

    この割合を子どもの年齢別に見ると、小学生低学年83.9%、小学生高学年85.1%、中学生84.9%、高校生77.5%で、大きな差は見られませんでした。前項のとおり「任せている親」は年齢とともに48.1ポイント増えていますが、何らかの情報を把握したい親の割合はほとんど変わっていません。

    管理を子どもに任せている親(n=317)に限っても、「基本的には把握しなくてよい」と答えたのは16.4%にとどまりました。



    3. 銀行アプリで使いたいのは残高と利用履歴の確認


    では、子どものお金の状況を把握するために、親はどのような機能を求めているのでしょうか。銀行アプリにあったら使いたい親子向けの機能を最大5つまで聞きました。


    最も多かったのは「子ども名義口座の残高を親のアプリで確認できる」の31.1%で、「子どもの利用履歴を確認できる」25.4%、「子どもの利用時に親へ通知が届く」18.5%、「利用上限を設定できる」18.3%、「親から子どもへアプリでお小遣いを送れる」16.1%「一定金額以上の利用時に親の承認が必要になる」13.3%が続きました。「特に使いたい機能はない」は23.4%でした。


    銀行アプリにあったら使いたい親子向け機能

    銀行アプリにあったら使いたい親子向け機能

    残高の確認と利用履歴の確認のどちらか一方でも選んだ親は44.3%です。子どもの年齢別では、小学生低学年43.6%、小学生高学年47.2%、中学生42.7%、高校生43.1%で、大きな差は見られませんでした。


    なお、「年齢に応じて親の管理範囲を変更できる」は5.7%、「子どもが成長したら本人管理に移行できる」は7.8%でした。



    4. 子ども名義口座の銀行選び、最多は「親自身がその銀行を使っていたから」37.8%


    では、子ども名義の銀行口座は、どのようなきっかけで作られ、どのような理由で銀行を選んでいたのでしょうか。


    子ども名義の銀行口座を初めて作ったきっかけは、「出産祝い・入学祝い・お年玉などを貯めるため」が46.8%で最も多く、「子ども本人のお金として分けて管理したかったため」の21.9%が続きました。なお、子ども名義の銀行口座がないと答えた親は11.2%でした。


    子どもの銀行口座を作ったきっかけ

    子どもの銀行口座を作ったきっかけ

    口座を作る銀行を選んだ理由(最大3つまで)を回答者全体に聞いたところ、「親自身がその銀行を使っていたから」が37.8%で最も多く、「自宅や生活圏に店舗・ATMがあったから」23.1%、「日本全国どこにでもある金融機関で安心だから」15.5%が続きました。「アプリやネットバンキングが使いやすそうだったから」は5.3%、「子ども向け・親子向けの機能があったから」は4.5%でした。


    子どもの銀行口座選定理由

    子どもの銀行口座選定理由


    5. 親子向け機能が充実した銀行なら利用を検討したい、と前向きな回答をした人は

     63.8%――子ども名義口座を持つ親の約7割が利用に前向き


    親子向け機能が充実した銀行があったら利用したいか

    親子向け機能が充実した銀行があったら利用したいか

    最後に残高の確認や利用履歴の確認といった親子向けの機能が充実している銀行があった場合に、口座開設や利用を検討するかを聞きました。


    「子ども名義の口座開設を検討する」27.5%、「興味があるので何かのタイミングで検討したい」15.3%、「親子で利用する銀行として検討する」13.3%、「親自身の口座開設を検討する」7.7%で、これらを合わせた前向きな回答は全体(n=982)で63.8%でした。子ども名義の銀行口座を持っている親に限っては、親子向け機能が充実した銀行の口座開設や利用に同様の前向きな回答が69.4%でした。

    また、図3の利用したい親子向け機能の設問では、子ども名義の銀行口座を持っている親のうち、「特に使いたい機能はない」と回答した人は16.7%にとどまりました。

    これらの結果から、子ども名義の銀行口座を持つ親の間では、親子向け機能が充実した銀行の利用を検討する意向に加え、具体的な機能への関心も見られました。


    さらに、今後子ども名義口座を新たに作る、または増やすとしたら、どのようなきっかけが考えられるかについても合わせて聞いたところ、「子どもがお小遣いやお金を自分で管理するようになったとき」32.4%、「アルバイト代など本人の収入を受け取るようになったら」23.7%、「中学・高校など進学のタイミング」13.6%が挙がりました。



    ■調査担当者コメント

    お小遣いの管理を子どもに任せる親は、学年が上がるほど増えていきます。ただ、管理を任せることと、子どものお金の状況を知らなくてよいと考えることは、親にとって別のことのようです。任せている親の多くも、何らかの形で状況を把握しておきたいと答えていました。

    意外だったのは、把握したい範囲も残高や利用履歴を確認したいというニーズも、子どもの年齢でほとんど変わらなかったことです。子どもにお金の管理を任せる場合でも、親が必要に応じて状況を確認できる機能には、一定のニーズがあると考えられます。



    ■調査概要

    本調査は、スクリーニング調査と本調査の2段構成で実施しました。


    【スクリーニング調査】

    調査方法 : インターネットリサーチ

    調査対象 : 全国の20~59歳の既婚男女で、子どもがいる人

    有効回答数: 3,563名(男性1,746名、女性1,817名)

    調査時期 : 2026年8月12日~8月13日

    調査主体 : 株式会社ヒカリナ


    【本調査】

    調査名  : 子どものお金管理とキャッシュレス利用に関する親の意識調査

    調査対象 : スクリーニング調査で、小学生から高校生の子どもがいると回答した人

    調査方法 : インターネットリサーチ

    有効回答数: 982名(男性501名、女性481名)

           ※回収1,114名から、論理矛盾を含む回答など132名を除外した集計対象数

    調査時期 : 2026年8月24日~8月31日

    調査主体 : 株式会社ヒカリナ


    ※構成比は小数第2位を四捨五入しているため、内訳の合計と合算値が一致しない場合があります。

    ※本調査結果を引用いただく際は「株式会社ヒカリナ調べ」と明記の上、プレスリリース名と本記事URLを記載いただき、ご利用ください。



    ■株式会社ヒカリナについて

    株式会社ヒカリナは、Webサービス、アプリのUI/UXデザインを通じ、事業・サービスの価値創出、成長支援業務を行うデザイン会社です。金融ビジネスの理解とユーザーの理解をベースに、最適なユーザー体験を提供し、Webサービス・デジタルプロダクトの価値を最大化します。


    社名  : 株式会社ヒカリナ

    本社  : 東京都港区六本木4-12-8

    事業内容: Webサイトやデジタルプロダクトのデザイン・成長支援事業

    設立  : 2014年3月

    URL   : https://hikarina.co.jp/fintech/

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