海外のデータセンター事情:北米はどんな傾向に?
建設マネジメント会社 ターナー&タウンゼントは、日本に限らず世界中でさまざまなデータセンター建設プロジェクトに携わっています。日本では大規模プロジェクトが増加傾向にありますが、北米でも建設需要が急速に拡大しています。本プレスリリースでは、世界中でプロジェクトを手掛ける企業だからこそ見えてきたポイントをご紹介します。
北米データセンター市場、2025年も急成長 — AI需要が加速、供給不足と課題が顕在化
世界のデータセンター建設費ランキングでは、シリコンバレーが5位(1ワット単価13,3USD)、ニュージャージーが6位(同12,9USD)とワット単価の指数で北米エリアが上位ランキングに入りました。
北米のデータセンター市場は2025年も急速な拡大を続けています。AI需要の増加によって多くのプロジェクトで建設費の上昇とプロジェクトの複雑化が進んでいます。現在建設中のプロジェクトは前年比60%増、空室率は2%未満と既に多くのプロジェクトで事前リース契約済みで、需要に対して供給不足が鮮明な状況です。データセンター投資に関しても同様に、グローバル投資ファンドや機関投資家、ハイパースケーラーと呼ばれる事業者によって顕著に増えています。
データセンター建設拠点は地域格差が縮小しており、ノースカロライナ州シャーロットがランキング指数に新しく追加されました。米国南東部地域では経済活況が著しく見られ、特にノースカロライナ州は有利な税制優遇措置と比較的低い電力コストに支えられ、データセンター建設プロジェクトが急増しています。この動向の拡大は米国のデータセンター市場に大きな変革をもたらす可能性があり、今後の展開から目が離せません。
米国をはじめ、その他の地域別におけるデータセンター建設費の動向については、以下のレポートをご覧ください。
ターナー&タウンゼント株式会社について
ターナー&タウンゼントは、60カ国以上に22,000人以上の従業員を擁するグローバル建設マネジメント企業です。建設、大規模インフラ、再生可能エネルギーの各分野における様々なクライアントに全世界でプログラム・マネジメント、プロジェクト・マネジメント、コスト・マネジメント、コマーシャル・マネジメントまたネット・ゼロやデジタル・ソリューションなどのサービスを提供しています。世界最大の事業用不動産サービスおよび投資会社であるCBREグループがターナー&タウンゼント株式の過半数を所有し、複数パートナーが主要な非支配持分を所有しています。
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