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    オープンソースソフトウェア PowerDNS、Poweradminによる DNSサーバ構築サービスを開始  ~ より速く、管理しやすい、高セキュリティのDNSサーバを ~

    サービス
    2015年5月27日 11:00

    株式会社デージーネット(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:恒川 裕康)は、より速く、管理しやすい、高セキュリティのDNSサーバを作るためにオープンソースソフトウェア(以下 OSS)「PowerDNS」「Poweradmin」によるDNSサーバ構築サービスを開始しました。

    サービス構成図

    サービス構成図
    http://www.atpress.ne.jp/releases/62156/img_62156_1.png


    ■主流のBINDを使ったDNSサーバ
    現在、世の中のほとんどのDNSサーバがBINDというOSSで構築されています。そのBINDの脆弱性が頻繁に発見されるようになり、システム管理者は頻繁にソフトウェアのバージョンアップの対策を実施する必要が出てきました。バージョンアップの際、DNSサーバの再起動が必要になります。このため、システム管理者はDNSサーバのメンテナンス時間が多くなっているという現状があります。
    BINDの脆弱性は以下のように毎年のように発見されています。2015年は既に2件と前年越えが確実です。

    <BINDの脆弱性報告件数>※デージ-ネット調べ
    http://www.atpress.ne.jp/releases/62156/img_62156_2.png


    ■DNSサーバのセキュリティ
    従来のDNSサーバは、キャッシュDNSサーバと権威DNSサーバが一つにまとめられているため、キャッシュポイズニングの可能性がありました。キャッシュポイズニングとは、第三者がキャッシュの情報を不正に書き換える攻撃です。キャッシュを書き換えられると、本来アクセスするはずのページとは異なるページにアクセスしてしまい、気付かずにIDやパスワードを入力してしまうと盗み取られてしまいます。
    そのため、セキュリティ向上のためには「権威DNSサーバにはキャッシュ機能を持たせない」「キャッシュDNSサーバを切り離す」ということが必要になります。


    ■PowerDNSの特徴
    PowerDNSは、BINDに代わる権威DNSサーバのOSSとして注目されています。PowerDNSはキャッシュ機能を持っていないので、キャッシュの書き換えの心配がなく、高セキュリティを実現できます。脆弱性が少ないというメリットもあり、ソフトウェアバージョンアップの対策が少なくて済むため、管理者のメンテナンスにかかる時間が削減できます。
    また、PowerDNSはバックエンドに様々なRDBを使うことができます。バックエンドはホスト名とIPアドレスの対応を管理するデータベースです。そのバックエンドを管理するための管理ウェブインターフェイスにPoweradminを使用することで、ゾーン情報の管理をウェブブラウザから行うことができます。Poweradminは日本語に対応しているため、ゾーン管理の知識があまりない人でも管理することができます。

    <リソースレコードの管理画面>
    http://www.atpress.ne.jp/releases/62156/img_62156_3.png

    このようにPowerDNS、PoweradminによるDNSサーバ構築は、セキュリティの高さ、管理のしやすさ、スピードの3つの面で、現在主流のBINDで運用する場合よりも安全で、便利になっています。

    また、デージーネットではPowerDNSに関してベンチマークを行い性能を確かめました。以下に、BINDとの比較を示します。

    <1秒あたりのクエリー数比較>※デージーネット調べ
    http://www.atpress.ne.jp/releases/62156/img_62156_4.png

    クエリー数はBINDが49,000qpsなのに対し、PowerDNSは58,000qpsです。この結果からBINDよりも性能が向上していることが分かります。


    ■デージーネットのPowerDNS構築サービス
    今回テージーネットが開始した「PowerDNS」「Poweradmin」によるDNSサーバ構築サービスは、BINDよりも高速で、管理しやすく、高セキュリティのDNSサーバが構築できます。BINDからのドメインやリソースレコードなどの情報の移行も行うことができます。
    システム導入後は、Open Smart Assistanceによりシステム管理のサポートを受けることができます。Open Smart Assistanceは継続してシステム管理者の運用をサポートするサービスで、以下のようなサポートがあります。

    ・Q&A(インストールしたOSSやソフトウェアの利用方法に関してのご質問にお答えします。)
    ・セキュリティ情報提供
    ・障害調査、障害回避
    ・障害時オンサイト対応
    ・障害時システム再構築

    <サービス利用価格>
    ・DNSサーバの構築費用
    37万円~(ハードウェア除く)
    ・導入後支援サービス(Open Smart Assistance)
    7万4千円~


    ■ご参考資料
    ・PowerDNS 用語集
    http://www.designet.co.jp/faq/term/index.php?id=UG93ZXJETlM
    ・Poweradmin 用語集
    http://www.designet.co.jp/faq/term/index.php?id=UG93ZXJhZG1pbg
    ・PowerDNS 構築事例
    http://www.designet.co.jp/system/oss.php?category=server&id=8
    ・PowerDNS 調査報告書
    https://www.designet.co.jp/download/index.php


    ■会社概要
    会社名: 株式会社デージーネット
    代表者: 代表取締役 恒川 裕康
    本社 : 〒465-0025 愛知県名古屋市名東区上社四丁目39-1
    資本金: 1,000万円
    URL  : http://www.designet.co.jp/


    ■一般の方からのお問い合わせ先
    https://www.designet.co.jp/contact/index.php

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