近畿大学農学部生が摘果した近大ICTメロンを動物園に提供 産学連携で持続可能な農業の実現をめざす

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    2026年6月24日 14:00
    動物園に提供するため摘果メロンを収穫する農学部生
    動物園に提供するため摘果メロンを収穫する農学部生

    近畿大学農学部(奈良県奈良市)と、動物の暮らしや成長を応援するプラットフォーム「Hello! OHANA」を運営する株式会社OHANA(東京都新宿区)は、産学連携活動として「なら近大農法(ICT農法)」で栽培した近大ICTメロンのうち、摘果により取り除いた果実(以下、摘果メロン)を動物園に提供し、サル類などの動物の食事として有効活用する取り組みを行います。摘果メロンは、令和8年(2026年)6月30日(火)、各地の動物園にて動物の食事として提供されます。

    【本件のポイント】
    ●農学部生が、なら近大農法で栽培した「近大ICTメロン」のうち摘果した実を動物園に無償提供
    ●通常廃棄される摘果メロンを動物の食事として与えることで、無駄なく有効活用
    ●農学部生は、産学連携を通して持続可能な農業の取り組みを実践的に学ぶ

    【本件の内容】
    農学部農業生産科学科 植物感染制御工学研究室 教授(アグリ技術革新研究所兼務)野々村照雄は、農業の自動化と省力化を可能とする「なら近大農法(ICT農法)」を用いて農作物の栽培を行っています。現在、農業未経験の農学部2年生25人、3年生16人が中心となり、令和8年(2026年)4月から、奈良キャンパス内のICT設置温室において、近大ICTメロン(品種:クラリス、オードリー、マリアージュ)の定植から収穫までの栽培ノウハウを学んでいます。栽培過程において、大きく、糖度の高いメロンをつくるために、未成熟なメロンを摘果しています。動物園・水族館の応援プラットフォーム「Hello! OHANA」を通じて、本来であれば廃棄される摘果メロンを動物の食事にすることで、無駄なく有効活用できます。農学部生はこの取り組みから、摘果メロンが動物園で有効活用されることや、SDGsの観点から持続的な農業の取り組みを実学で学びます。

    【実施概要】
    提供日 :令和8年(2026年)6月30日(火)
    提供先 :公益財団法人日本モンキーセンター
         (愛知県犬山市犬山官林26番地、名鉄犬山線「犬山駅」からバス約5分、
          「モンキーパーク」下車)
         ※60kg提供
         羽村市動物公園(東京都羽村市羽4122番地、JR青梅線「羽村駅」東口から徒歩約20分)
         ※15kg提供
         ごかつら池どうぶつパーク
         (三重県多気郡多気町五桂992、JR紀勢本線「多気駅」から車約15分)
         ※15kg提供
         沖縄こどもの国
         (沖縄県沖縄市胡屋5-7-1、バス各線「中の町」から徒歩約15分)
         ※20kg提供
    提供作物:摘果メロン(品種:クラリス、オードリー、マリアージュ)
    お問合せ:株式会社OHANA TEL(070)2033-2974(10:00~18:00 土・日・祝を除く)

    【なら近大農法(ICT農法)】
    農業は個人の経験や勘に頼ることが多く、所得確保の不安定さが問題とされていますが、「なら近大農法(ICT農法)」は農作物の栽培に必要な温度調整などの管理機能にICT(情報通信技術)を導入することで、農作業の自動化を実現し、農業初心者でも容易に栽培管理することが可能になります。ICT農法では、土壌センサーと日照センサーを連動させた装置によって、作物に水分と液肥を自動的に供給します。これらの情報は蓄積され、スマートフォンなどで遠隔地からでもデータを確認することができます。また、ハウス側窓の自動巻上げ機が温度センサーと連動しており、ハウス内の温度をほぼ一定に保つために自動的に開閉が行われます。このような完全自動化肥培管理システムの導入により、農作業の時間を大幅に削減するとともに、水や液肥の削減が可能となり、収穫量の増加と品質の安定化へと繋がることが期待されます。
    平成29年度(2017年度)から、近畿大学農学部農業生産科学科 教授(アグリ技術革新研究所兼務)野々村照雄が中心となり、奈良キャンパス内にあるICT設置温室で、農学部生とともに「なら近大農法(ICT農法)」を用いて「近大ICTメロン」を栽培しており、令和3年(2021年)9月からは「近大ICTイチゴ」、令和7年(2025年)5月からは「近大ICTスイカ」の栽培にも取り組んでいます。これらの栽培マニュアルは、毎年、次の新たな農学部生へと受け継がれています。

    【株式会社OHANA】
    世界中の動物園・水族館の応援プラットフォーム「Hello! OHANA」の開発・運営事業を通して、動物たちと人間が家族(ハワイ語で"OHANA")のような関係で共生できる社会を目指しています。
    所在地   :東京都新宿区高田馬場1丁目32-10
    代表者   :代表取締役 棚木悠
    創業    :令和4年(2022年)11月
    事業内容  :動物園・水族館の応援プラットフォーム「Hello! OHANA」の運営
    ホームページ:https://app.helloohana.co.jp/

    【Hello! OHANA(ハローオハナ)】
    動物園・水族館・野生動物の保護施設に「食事」を贈ることで、動物たちの暮らしや成長を応援するプラットフォーム。動物たちに届ける食事には、形や色が不揃いでもおいしく食べられる「規格外品」を活用し、生産者の方々が丹精込めて育てた農産品のロスを少しでも減らす仕組みを目指しています。"OHANA"は、ハワイの言葉で「家族」を意味します。私たちは、動物たちに「食事」をプレゼントすることで、離れていても、動物たちを家族のように感じられる場所をつくりたいという想いを込め、サービス名を「Hello! OHANA(ハローオハナ)」にしました。
    令和5年(2023年)10月のスタート以来、応援団の皆さまからの継続的なご支援のおかげで、全国の動物園・水族館・保護施設で暮らす約600頭の動物たちに、これまで5トンを超える食事を届けています。

    【関連リンク】
    農学部 農業生産科学科 教授 野々村照雄(ノノムラテルオ)
    https://www.kindai.ac.jp/meikan/162-nonomura-teruo.html

    農学部
    https://www.kindai.ac.jp/agriculture/

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