とび・土工、躯体工事一式を手掛けるエルライン、 アルミニウム製仮設屋根の受注高(*1)が約146倍に

    ~大雨の頻度は40年前の約2倍、 天候リスク回避が工期遅延・労働環境悪化を防ぐ新常識へ~

    調査・報告
    2026年6月25日 09:00

    株式会社エルライン(本社:東京都品川区、代表取締役社長:浅野 勝人)は、子会社である株式会社MONZON JAPANのアルミニウム製モジュール式仮設屋根「PROTECT IT(TM)(プロテクト イット)」への引き合いが急増していることをお知らせいたします。


    PROTECT IT(TM)(プロテクト イット)

    PROTECT IT(TM)(プロテクト イット)


    ■極端気象を背景に受注高が約146倍に

    PROTECT ITはスウェーデンmonZon(モンゾン)社が開発した仮設屋根で、エルライングループは日本・韓国・フィリピンにおける独占販売権を有します。2020年に取り扱いを開始して以来、歴史的建造物の改修や、エネルギー関連施設に採用されるなど実績を積み重ねるなか、2025年10~2026年3月の受注高(*1)は前年同期(*2)比約14,500%増(約146倍)となりました。


    ※1 受注高=当該期間中に工事が稼働していたPROTECT IT事業案件(販売・レンタル)の契約金額の合算額。会計上の売上高(工事進行に応じて認識される収益)とは異なります。

    本期間の受注高には、大型インフラ案件1件(約5億円)が含まれます。

    ※2 前年同期(2024年10月~2025年3月)も同一の集計定義により算出しています。



    ■気候変動が建設業界にもたらす課題

    背景にあるのは、極端気象の増加です。

    気象庁・文部科学省が2025年3月に公表した「日本の気候変動2025」によると、全国約1,300地点のアメダス観測地点で観測された降水量のデータによれば、強い雨ほど頻度の増加率が高くなっています。1時間降水量80mm以上や日降水量300mm以上といった大雨の発生頻度は、1980年頃(1976~1985年)と比較して直近10年間(2015~2024年)でおおむね2倍程度に増加しています。日降水量100mm以上の年間日数も増加傾向にあり、雨の降り方がより極端になっていることが統計的に裏付けられています。

    (出典:気象庁「日本の気候変動2025 ─ 大気と陸・海洋に関する観測・予測評価報告書 ─」 https://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/ccj/2025/pdf/cc2025_honpen.pdf )


    建設現場にとって、大雨や強風による作業中断は直接的な工期遅延に結びつきます。

    建築資材価格の高騰、時間外労働の上限規制、慢性的な人手不足が重なる建設現場において、天候リスクによる工期中断をいかに抑えるかは、ますます重要な経営課題となっているのです。



    ■仮設屋根という選択肢 ── PROTECT ITの導入が広がる理由

    「PROTECT IT(TM)」はくさび緊結式・枠組式・単管等など日本規格の主要な足場材に接続して使えるアルミニウム製の仮設屋根です。最大スパン約49 mの大空間に対応しながら、主要構造材である屋根格子梁は1本あたり最大26.0kg(300cm梁)と軽量です。モジュール構造のため、迅速な組立・解体が可能で、一般的な鉄骨造りの仮設屋根と比べコスト・工期を短縮できます。雨や風など悪天候の影響を受けづらい施工環境が評価され、大規模改修工事を中心に導入が進んでいます。


    株式会社エルラインは、PROTECT ITの輸入代理店として、2020年に株式会社MONZON JAPANを設立しました。MONZON JAPANは、Mon.Zon AB(スウェーデン)との契約に基づき、PROTECT ITの日本・韓国・フィリピンにおける独占販売権を有し、輸入および国内供給を担当しています。株式会社エルラインはレンタルを中心に現場施工を含むサービスを提供し、工期・規模に応じて販売対応も行っています。なお、現時点では日本国内を中心に事業を展開しています。



    ■導入事例 ── 大手総合建設会社、エネルギー関連施設における重要プロジェクト

    本案件では、工期短縮と現場制約への対応力が決め手となり、PROTECT ITが採用されました。

    従来主流だった鉄骨製の仮設屋根を設置する場合、製作のみで約6ヶ月を要する一方、PROTECT ITは発注から3ヶ月で納品、1ヶ月で施工が可能でした。また、レッカーが届かない特殊な現場環境に対し、人力で搬入した部材をレール上で最大150m先までスライドさせて設置する工法を提案。一箇所からの施工で最大スパン48mの大空間を構築しました。採用先からは、納期・施工方法・現場制約への対応の観点でPROTECT ITが評価されたとの声をいただいています。


    PROTECT IT(TM)の用途

    PROTECT IT(TM)の用途


    株式会社エルラインは、PROTECT ITの全国展開を通じて、建設業界の課題解決に貢献してまいります。

    なお、製品の詳細仕様は下記「PROTECT IT製品概要」をご参照ください。


    PROTECT IT(TM)の用途

    PROTECT IT(TM)の用途


    ■ PROTECT IT 製品概要

    製品名  : PROTECT IT(TM)(プロテクト イット)

    製品分類 : モジュール式悪天候保護システム(仮設屋根)

    開発元  : Mon.Zon AB(スウェーデン)

    構造材質 : リサイクル可能アルミニウム(押出成形)

    屋根被覆材: PVCターポリン(620 g/m2)、ISO 3795準拠(燃焼性認定)

    最大スパン: 約49m(実績値)

    対応足場 : くさび緊結足場・枠組足場・次世代足場・

           単管など主要な日本規格に対応

    屋根タイプ: 二重勾配(対称・非対称)、単一勾配、マンサード屋根

           固定式・可動式いずれも設計可能

    可動式仕様: レールトロリー方式、バッテリー駆動モーター搭載可。

           開閉速度0~13m/分(自動ブレーキ付き)、

           ワイヤレスリモコン対応(到達距離 100m)

    準拠規格 : SS-EN 12810-1 / SS-EN 12811-1 / SS-EN 16508:2015

    認証   : ISO 9001:2015(品質)/ ISO 14001:2015(環境)

    設計支援 : 専用ソフトウェア「SCAFFCAD(TM)」による風荷重・雪荷重・

           積載荷重のシミュレーションおよび構造計算に対応

    製品URL  : https://www.monzon.jp/



    ■ 株式会社エルライン 会社概要

    Build the Grid ―― 「人と現場をGrid」する理念のもと、2008年の創業以来、足場工事を祖業に型枠工事・鉄筋工事・鋼構造物工事・コンクリート工事・解体工事・リニューアル工事などの躯体工事へと工事種類を広げ、解体から地下・地上躯体工事を請け負い建設プロジェクトの中核を担う事業を展開しています。


    ロゴ

    ロゴ


    会社名         : 株式会社エルライン

    本社所在地       : 東京都品川区東品川2-1-11

                  ハーバープレミアムビル5階

    代表者         : 代表取締役社長 浅野 勝人

    設立          : 2008年12月16日

    資本金         : 1億円

    事業内容        : 躯体サブコン事業

    URL           : https://lline-group.co.jp/

    本件に関するお問い合わせ: https://lline-group.co.jp/contact/



    ■ 株式会社MONZON JAPAN 会社概要

    会社名  : 株式会社MONZON JAPAN(モンゾン・ジャパン)

    本社所在地: 東京都品川区東品川2-1-11 ハーバープレミアムビル5階

    設立   : 2020年1月

    資本金  : 1,050万円

    事業内容 : モジュール式仮設屋根「PROTECT IT(TM)」の販売・レンタル

    株主   : 株式会社エルライン

    URL    : https://www.monzon.jp/

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