関西以西の中小事業者の受賞・単車運行の路面軌道用車両の受賞でともに史上初 嵐山線 モボ1形「KYOTRAM」が「2026年 ブルーリボン賞」を受賞


京福電気鉄道株式会社(本社:京都市中京区、社長:大塚憲郎)が嵐山線に2025年2月から導入を開始した新型車両モボ1形(愛称:KYOTRAM(きょうとらむ))が、鉄道友の会(事務局:東京都千代田区、会長:佐伯洋)が選定する「2026年ブルーリボン賞」を受賞しました。
「ブルーリボン賞・ローレル賞」は、鉄道車両の進歩発展に寄与することを目的に、鉄道友の会が優れた鉄道車両を対象に選定しており、日本における鉄道車両に対する顕彰としては鉄道事業者を含め最も認知度が高く広く支持されている栄誉ある賞です。そのうち1958年に制定された「ブルーリボン賞」は、ブルーリボン賞・ローレル賞選考委員会が選んだ候補車両(前年1月1日から12月31日までの間に日本国内で営業運転を正式に開始した新製および改造車両)に対する鉄道友の会会員の投票結果をふまえ、選考委員会が審議して最優秀と認めた車両に授与されます。最も優秀な乗用車1車に授与される日本カー・オブ・ザ・イヤー(※)と同様、「ブルーリボン賞」に選定される鉄道車両も毎年最優秀の一形式のみとされています。
(※「カー・オブ・ザ・イヤー」は一般社団法人日本カー・オブ・ザ・イヤーの登録商標です。)
今回「ブルーリボン賞」受賞が決定したモボ1形は、2025年2月28日に1両目が営業運転を開始した嵐山線の新型車両で、本年3月10日に2両が加わり現在3両が運行しています。これら3両を含め、2028年度までに計7両を導入する予定です。
今回で69回目を迎える「ブルーリボン賞」を、JRグループ(旧日本国有鉄道を含む)・大手私鉄以外の事業者が受賞するのは今回が5例目で、うち関西以西に本社を置く中小事業者の受賞は史上初です。また、車両の前後に運転台があり1両で運行する路面電車の車両が受賞するのも史上初のことです。
京福電気鉄道株式会社では、本受賞を励みに、今後も安全・安心で快適な輸送サービスの提供に努めるとともに、嵐電沿線の魅力発信に取り組み、地域活性化に貢献してまいります。
【「2026年 ブルーリボン賞」について】
1.受賞車両
京福電気鉄道嵐山線 モボ1形 (愛称:KYOTRAM)
2.選定理由
吟味されたデザインコンセプトをはじめとして、車外設備では薄型のガラス一体型LCD案内表示器を用いた多言語案内の導入や、座り心地を熟慮したバケットシートの採用を行うなど、各所が作り込まれた完成度の高い秀逸な車両として評価(鉄道友の会 発表資料より)。
◎「ブルーリボン賞」の詳細は、鉄道友の会の公式サイト(https://www.jrc.gr.jp/award/bl)をご参照ください。
3.嵐山線モボ1形の概要
(1)導 入 日 2025年2月28日
(2)運行路線 京福電気鉄道嵐山線(嵐山本線・北野線)
(3)車両特徴
①京都の景観と調和する外観デザイン
~ 京都のまち・ひと・くらしとともにある路面電車
先頭部に伝統的なラウンドフォルムを採用し、ボディは、嵐電の象徴である京紫を纏い、コントラストを効かせたホワイトとブラック・グレーの配色とシルバーの腰帯を組み合わせることで、「まち」の風景に馴染みつつも、日常に華やかな彩りを与えます。
②安全・安心・快適のさらなる向上 ~ ひとにやさしい路面電車
・車両側面監視カメラ搭載など乗降時の安全性向上、案内表示の充実、手すりの増設。
・バケットシートで快適性を向上、暖色LED照明・間接照明で落ち着いた車内空間を提供。
・座席側に湾曲し通路幅を広くする小型仕切板一体型スタンションポール(縦方向手すり)を採用。
・出入口ドアは両引戸とし、開口幅を現行比100mm拡大。側窓を大型固定窓化(濃色ガラス)。
③環境負荷の低減 ~ 地球にやさしい路面電車
・VVVFインバータ制御と回生ブレーキ※を導入、1両当たりの消費電力量は、現行の約半分。
※VVVFインバータ制御 : インバータによって直流を交流に変換し、電車の加速力と速度に応じて電圧や周波数を変化させながら交流誘導モーターを動かす制御方式で、省エネルギーを実現します。
※回生ブレーキ : 電車がブレーキをかけたときモーターを発電機として作用させ、発生した電力を架線に戻し、ほかの電車がその電力を使うことで作用する電気式ブレーキ。




(ご参考)
「鉄道友の会」
鉄道愛好者で組織する全国規模の団体で、1953年の創立以来、鉄道知識を普及し、会員相互の親睦を通じて鉄道を愛護し、その発展に寄与することを目的として様々な活動を行っています。
正会員は約3千名、賛助会員は鉄道事業者などを中心に75法人・団体(2025年12月時点)です。
以 上





















