安全対策とサービスの向上に総額160億円【相模鉄道・相鉄バス】
2026年度 鉄道・バス設備投資計画
海老名駅改良工事が竣工し、全駅へのホームドア設置が完了する他、新型車両「13000系」の導入や車内防犯カメラの設置を推進
相鉄グループでは、2026年度の運輸業において総額160億円(鉄道事業148億円・バス事業12億円)の設備投資を実施します。
鉄道事業(相模鉄道㈱:本社・横浜市西区、社長・千原 広司)では、利便性・快適性向上のため進めていた海老名駅改良工事が竣工を迎え、駅構内の改札口や昇降設備・連絡通路等の全面的な使用を開始します。また、安全・安定輸送を確保するため、全駅へのホームドア設置に向けた整備工事を進めてきましたが、今年度に相鉄本線 海老名駅に設置することで、相鉄線全駅への設置が完了します。加えて、昨年度に引き続き鶴ヶ峰駅付近連続立体交差事業を推進するとともに、新型車両「13000系」の導入や全車両への車内防犯カメラを設置します。
バス事業(相鉄バス㈱:本社・横浜市西区、社長・金田 有紀)では、大型乗合バス22台(高速バス1両含む)とEVバス11両(レトロフィットバス1両含む)、コミュニティバス1両を導入します。


※イメージ図は、現時点での計画であり、今後変更になる可能性があります。
[鉄道事業]148億円(記号:◎今年度竣工予定・○継続)
2026年度鉄道事業設備投資計画のうち主なもの
1.安全・安定輸送の確保
◎ホームドアの設置
◎車内防犯カメラの設置
○鶴ヶ峰駅付近連続立体交差工事の推進
○新型車両「13000系」(8両)1編成を導入
○ホーム隙間対策
○構造物の耐震補強(万騎が原トンネル)

2.サービスの向上
◎海老名駅の改良
◎タッチ決済サービス対応自動改札機設置駅数の拡大
○昇降設備の更新

以下、2026年度鉄道事業設備投資計画の詳細です。
1.安全・安定輸送の確保
◎ホームドアの設置
駅ホームにおける安全性向上のため、相鉄線全駅にホームドアを順次設置しており、今年度は、相鉄本線 海老名駅に設置します。これにより、相鉄線全駅での設置が完了します。なお、本工事は、鉄道駅バリアフリー料金制度※1を活用して実施しています。

◎車内防犯カメラの設置
車内のセキュリティー向上を目的として、全車両に防犯カメラを設置し、より安全・安心な車内環境を整備してまいりましたが、今年度をもって、全車両への設置を完了いたします。

○鶴ヶ峰駅付近連続立体交差工事の推進
踏切事故と交通渋滞の解消や地域の一体化を図るため、相鉄本線 鶴ケ峰駅を含めた上下線約2.8㎞を地下化により立体交差化します。2022年11月から工事に着手しており、今年度は、昨年度に引き続き土留め工事、掘削工事などを進めるほか、シールドマシン※2を発進させる予定です。なお、本工事は横浜市の都市計画事業として進めています。

○新型車両「13000系」の導入
省エネルギー車両の導入による環境負荷の低減を目的に、新型車両「13000系」の導入を順次進めています。

○ホーム隙間対策
車両とホームの隙間を解消するため、隙間解消材をホーム先端に設置します。今年度は相鉄本線 横浜駅・星川駅・鶴ケ峰駅・三ツ境駅・相模大塚駅、相鉄いずみ野線 緑園都市駅、相鉄新横浜線 羽沢横浜国大駅の計7駅で設置します。なお、本工事は、鉄道駅バリアフリー料金制度※1を活用して実施しています。
○構造物の耐震補強(万騎が原トンネル)
首都直下地震などの大規模な地震に備えるため、トンネル内における中柱に鋼材を取り付け、さらなる耐震性能の向上を図ります。

2.サービスの向上
◎海老名駅の改良
北口改札と2階中央改札の新設、南北をつなぐ連絡通路および生活支援施設の整備とともに、駅舎の建て替えを行っています。今年度は、駅構内の改札口や昇降設備・連絡通路等の全面的な使用が開始となる他、駅舎および連絡通路の内外装仕上げ工事を実施します。これにより、海老名駅改良工事は竣工を迎えます。なお、本工事は、鉄道駅総合改善事業※3を活用して実施しています。

◎タッチ決済サービス対応自動改札機設置駅数の拡大
クレジットカードなどのタッチ決済乗車サービスについては、2026年3月からの導入に伴い、すでに全駅でご利用いただけます(一部の駅については窓口対応が必要)が、今年度はさらにスムーズにご利用いただけるよう、自動改札機の更新工事に合わせて、同サービスに対応した自動改札機の設置駅数を順次拡大してまいります。

○昇降設備の更新
更新時期を迎えた各駅の昇降設備(エレベーター・エスカレーター)を順次リニューアルしています。今年度は相鉄本線 西谷駅のエレベーターおよびエスカレーターならびに相模大塚駅のエスカレーターの更新を行います。なお、本工事は、鉄道駅バリアフリー料金制度※1を活用して実施しています。
[バス事業]12億円(記号:◎今年度導入予定)
◎乗合バスの導入
・一般路線タイプ:21両
・高速バスタイプ:1両
・EVバス(レトロフィットバス※4 1両含む):11両
・コミュニティバス:1両
うちドライバー異常時対応システム(EDSS)※5付きバス:32両

※1 鉄道駅バリアフリー料金制度とは・・・
都市部において利用者の薄く広い負担を得ながら、鉄道駅のバリアフリー化を推進することを目的に、2021年12月に国により創設された制度。
※2 シールドマシンとは・・・
安全かつ効率的に、地下でトンネルを掘りながら、掘削した空間の壁を同時に作る大型機械。
※3 鉄道駅総合改善事業とは・・・
地方公共団体や鉄道事業者等からなる協議会において策定された整備計画に基づき、ホームやコンコースの拡幅等の駅改良、バリアフリー施設や生活支援機能施設等の駅空間の高度化に資する施設の整備を行う事業。
※4 レトロフィットバスとは・・・
自社で約15年使用したディーゼルバスのエンジン部分をEV化し、電気バスに改造した車両。低価格でCO2削減に寄与する。また、改造後、さらに約10年間使用できる。
※5 ドライバー異常時対応システム(EDSS)とは・・・
EDSS(エマージェンシー・ドライビング・ストップ・システム)の略で、運転士に異常が発生した場合、運転席と客席最前部に設置された非常ボタンにより車両を緊急停止させる安全装置。装置が作動すると徐々に車が減速し、警告灯ハザード、クラクションにてお客さまおよび周囲に緊急停止を報知する。また、バスロケーションシステムを利用して、異常発生を営業所へ知らせる。























