エバラ食品調べ お祝いやめでたい日に食べたい家庭の味 1位は...

エバラ食品調べ  お祝いやめでたい日に食べたい家庭の味  1位は「すき焼き」、2位「唐揚げ」、3位「赤飯」

新生活実態と家庭の味に関する調査2015

エバラ食品工業株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:宮崎 遵)は、2015年1月29日~2月3日の6日間、3年以内に初めて実家を離れた18~29歳の男女800名を対象に、「新生活実態と家庭の味に関する調査2015」をインターネットリサーチで実施しました。また、並行して、3年以内に子どもが初めて実家を離れた35歳以上の男女200名を対象とした比較調査を実施し、合計1,000名の有効サンプルの集計結果を公開しました。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)

お祝いで食べたい家庭の味
お祝いで食べたい家庭の味

【実家を離れて暮らすこと】
●春は新生活シーズン 新生活のきっかけ・理由 「入学/進学」3割半、「就職/転職」2割強
●子どもと離れて暮らす親は、子どもの「食生活」と「健康」に不安
●子の「防犯やセキュリティー」を心配 女性の子どもを持つ親の4割弱

3年以内に初めて実家を離れた18~29歳の男女(以下、本人)800名に対し、初めて実家を離れて暮らすことになった際のきっかけ・理由を聞きました(※1)。
最も多かったのは「入学/進学を機に」で、35.9%と3割半になりました。次いで多かったのは「就職/転職を機に」で、2割強(22.1%)でした。「結婚/出産を機に」は17.9%、「自立したかった/環境を変えたかったから」は5人に1人(20.4%)の割合となりました。
※1 実家に戻ったり離れたりすることが複数回ある場合、初めて実家を離れたときについて回答。

子どもが実家を離れて暮らすとなると、子どもの生活に対して何らかの不安を感じる方もいるのではないでしょうか。
そこで、3年以内に子どもが初めて実家を離れた35歳以上の男女(以下、親)200名に対し、子どもが実家を離れて暮らしている間、不安を感じていたことを聞いたところ(※2)、「きちんとした食生活を送れているか」が6割強(62.5%)、「体調を崩していないか」が6割(60.0%)となりました。食生活や、食生活が影響する健康について案じている親が6割以上となり、子どもの食と健康が、親の最大の懸念であることがうかがえます。「学業・仕事が上手くいっているか」が4割弱(36.5%)、「防犯やセキュリティーは大丈夫か」、「交友関係は上手くいっているか」が2割半(ともに26.0%)、「家事をしっかり行えているか」が2割強(21.5%)と続きました。
子どもの性別で分けてみると、男性の子どもを持つ親は「学業・仕事が上手くいっているか」の割合が48.0%、女性の子どもを持つ親は「防犯やセキュリティーは大丈夫か」の割合が38.0%で、それぞれ親の全体より10ポイント以上高くなりました。男性の子どもに対しては学業や仕事の状況が、女性の子どもに対しては危ない目に遭ったりしないかが、心配になるようです。
※2 複数人の子どもが該当する場合、最初に実家を離れた子どもについて回答。


【実家を離れている間の生活実態】
●自炊の頻度 「ほぼ毎日」が過半数、「2日に1日以上」は4人に3人の割合に!
●内食のメリットを享受? 定期的に自炊する理由 「食費の節約」と「自分好みの食生活」
●2日に1日は弁当を作る“弁当男子” 5人に1人
●女性の4割が、2日に1日は「レシピサイトやアプリ」利用
●朝食をとる頻度 約4人に1人が「週に1日以下」
●掃除・洗濯は大丈夫? トイレ掃除は「月1以下」3割、バスタオルの洗濯・交換「週1以下」4人に1人!
●もっと鍛えておけばよかったと感じた家事能力 最多回答は「自炊」6割強、次いで「食材知識」4割
●「家計管理」の力を“鍛えておけばよかった” 実家を離れて暮らす人の3割

それでは、本人たちの食生活の実態はどうなっているのでしょうか。本人800名に対し、実家を離れているときに料理を行う頻度について聞きました。
「自炊」については、「ほぼ毎日(週5日以上)」が52.9%で過半数、「2日に1日程度(週に3日程度)」が23.0%となり、合計した『2日に1日以上』は75.9%で、4人に3人の割合に達することがわかりました。

また、実家を離れて生活している際に、週に1日以上自炊をしている(またはしていた)本人699名に、定期的に自炊を行う理由を聞いたところ、最多となったのは「食費が抑えられるから」(75.1%)で、4人に3人の割合となりました。金銭的なメリットが、自炊を行う最大の理由のようです。そのほか、上位項目には、「好きなものを食べられるから」(33.2%)、「料理が好きだから」(27.6%)、「自分の好きな味付けにできるから」(25.6%)、「自分にあったボリュームを用意できるから」(19.3%)が挙がりました。食費を抑えながらも、自分の好みや必要に合わせた食事を食べられるという点は、自炊・内食のメリットともいえそうです。

次に、「自分のお弁当を作る」頻度について聞いたところ、「ほぼ毎日」は2割弱(17.5%)、「2日に1日程度」が1割強(12.0%)となり、『2日に1日以上』は3割(29.5%)となりました。
男女別にみると、『2日に1日以上』の割合は、男性は20.8%で5人に1人、女性は4割弱(38.3%)となりました。

また、「料理レシピサイトや料理レシピアプリを利用する」では、『2日に1日以上』が28.7%となり、3割弱の方が2日に1日は利用しているようです。作り方などを調べるのに便利なレシピサイトやレシピアプリは、親元を離れて間もない方にとって、重宝するものなのかもしれません。
男女別にみると、『2日に1日以上』の割合は女性のほうが高く(男性17.6%、女性39.8%)、22.2ポイント差と大きく違いが出る結果となりました。女性では4割が、2日に1日はレシピサイトやレシピアプリを利用していて、日々の生活に浸透している様子がうかがえました。

食事をとる頻度に関して聞いたところ、「朝食を食べる」頻度は、「ほぼ毎日」という方が57.9%と過半数になった一方で、『週に1日以下』(「週に1日程度」~「全くしない」の合計)の割合は23.8%と、約4人に1人となりました。健康な食生活にとって重要ともいわれる朝食ですが、日頃から食べていないという方は決して少なくないことが明らかになりました。
また、「夕食を食べる」では、「ほぼ毎日」は89.8%となり、『週に1日以下』は3.3%と1割未満になりました。朝食とは違って、夕食を食べないという方はほとんどいないようです。

続いて、掃除や洗濯について、どの程度の頻度で行っているか質問しました。
「居室の掃除」について、最多回答は「週に1日程度」で4割半(44.9%)である一方、『月に1日以下』(「月に1日程度」~「全くしない」の合計)の割合が17.5%となり、部屋の掃除が“多くて月に1回”という方も6人に1人ほどいることがわかりました。

「トイレの掃除」は、「週に1日程度」(33.0%)との回答が最も多くなりましたが、『月に1日以下』の割合は29.5%で、「週に1日程度」と近しい割合になりました。
「風呂(湯船)の掃除」については、「ほぼ毎日」(22.9%)という方や、「週に1日程度」(21.6%)という方が多いものの、『月に1日以下』の割合をみると、26.3%で4人に1人以上となっています。
トイレや風呂の掃除は月に1日も行わない、という方も珍しくないことが明らかになりました。

「バスタオルの洗濯・交換(1枚あたり何日使用したら洗濯したり取り替えたりするか)」では、「ほぼ毎日」が48.0%と5割弱となった一方、『週に1日以下』は24.5%で、約4人に1人が同じバスタオルを1週間使い続けていることがわかりました。
「寝具のお手入れ(シーツ洗濯や天日干し)」については、「週に1日程度」が3割弱(28.9%)、「半月に1日程度」が2割弱(18.1%)で、合計すると4割半(47.0%)となりますが、他方、『月に1日以下』の割合が4割強(42.9%)となっています。ひと月以上、シーツの洗濯などをしない方も、半数に近い割合でいるようです。

親元を離れ、食事の用意や洗濯などを自分でするようになって、改めて大変さを実感することもあるのではないでしょうか。そこで、本人800名に対し、実家を離れて暮らすことで、“もっと鍛えておけばよかった”と感じた家事の能力を聞いたところ、最多となったのは「自炊(家庭の味、レパートリー)」(63.0%)、2番目に多かったのは「食材知識(保存方法や旬の時期)」(40.3%)でした。自炊の力や食材に関する知識をもっと鍛えれば、より上質な食生活を送ることができるはずだ、という実感があるのかもしれません。以下、「掃除・整理整頓」(31.1%)、「一般常識(冠婚葬祭のマナーなど)」(30.4%)、「家計管理」(29.0%)が3割前後で続きました。


【実家を離れているときの食生活でこだわっていること】
●実家を離れた子どもに食生活でこだわってほしいこと 「栄養バランス」8割弱でダントツ
●実家を離れているときの食生活でこだわっていること 最多は「食費の節約」
●食生活への意識は親子間でギャップあり! 親ほど子が気にしていないことは「栄養バランス」

親たちは子どもに対して、実家を離れているときの食生活においてどのようなことにこだわって(気をつけて)欲しいと思っているのでしょうか。親200名に聞いたところ(※2)、「栄養バランス」が8割弱(78.0%)とダントツの結果となりました。離れた場所で生活する子どもの食生活に対して、きちんと栄養を考えて食事をとって欲しいと考える親が大半のようです。次いで、「外食ばかりにならない」(30.5%)、「食事のタイミング(夜遅くにならないように、など)」(27.5%)、「ジャンクフードばかり食べない」(24.0%)、「品数(色々なものを食べる)」(19.5%)が上位に挙がりました。

他方、本人800名に対し、実家を離れているときの食生活において、こだわっている(気を付けている)ことを聞いたところ、最多となったのは「食費の節約」(54.4%)で半数以上、次いで「栄養バランス」(40.8%)が4割、「美味しさ」(37.6%)、「ボリューム(しっかり量を食べる)」(32.6%)が3割台、「時短(なるべく時間をかけずに調理)」(28.0%)が3割弱で上位となりました。安価で、栄養をバランスよくとれ、美味しくてお腹もいっぱいになり、なおかつ調理時間が短く済む、そんな食事を、実家を離れて暮らす方たちは求めているようです。
男女別にみると、男性は「ボリューム」(38.8%)の割合が、「食費の節約」(44.0%)に次いで高くなりました。また、女性は「食費の節約」が6割半(64.8%)となり、男性(44.0%)より20.8ポイント高い結果となりました。

では、親がこだわって欲しいと思っていることと、本人がこだわっていることとの間には、どの程度ギャップがあるのでしょうか。
親がこだわって欲しい割合のほうが高いもので、最も差が大きかったのは「栄養バランス」(親78.0%、本人40.8%)で、37.2ポイント差となりました。健康に生活していくためには配慮の欠かせない栄養バランスですが、親がこだわって欲しいと思っているほど、本人は気にしていないことが明らかになりました。
反対に、本人がこだわっている割合のほうが高いものとしては、「食費の節約」(親14.0%、本人54.4%、40.4ポイント差)、「美味しさ」(親12.0%、本人37.6%、25.6ポイント差)、「時短」(親3.5%、本人28.0%、24.5ポイント差)が、上位3項目となりました。お金や時間を無駄にしないことや、美味しいものを食べることに対しては、親はそれほど気にしていない一方、本人はこだわっている様子がうかがえました。
実家を離れて暮らす子どもがいる方は、食費や調理にかかる時間は少なく済むけれども、美味しくて、かつバランスよく栄養をとれる、そんな料理レシピを子どもに教えてあげると良いのかもしれません。


【自炊に必要なもの・あったらいいと思うもの】
●今よりもっと自炊するようになるには? 「簡単レシピの充実」7割強、「好みの味が出せる調味料」6割
●調味料の種類やお手軽レシピが充実すると、内食女性が増加する?
●新生活を始める人にオススメの調理器具トップ3 「レンジ」、「炊飯ジャー」、「電子ケトル」

本人800名に対し、もし便利な食材や調味料、レシピがあったら、(今よりもっと)自炊するようになるかどうか、いくつか例を挙げて聞きました。
「(もっと)自炊するようになる」と回答した割合は、「ちょうどいいサイズ(少人数用など)の“食材”が買いやすくなったら」では56.8%と6割弱、「ちょうどいいサイズの“調味料”が買いやすくなったら」では44.8%で4割半となりました。また、「種類が充実して、好みの味が出せる調味料を選べたら」では59.5%と6割、「手間なく美味しくできる“万能調味料”があったら」では58.1%と6割弱でした。「手間なく美味しくできる料理のレシピが充実したら」では7割強(73.8%)で、今回挙げたなかでは「(もっと)自炊するようになる」と回答した割合が最も高くなりました。
男女別にみると、「(もっと自炊するようになる)」と回答した割合は、女性のほうがすべての項目で高くなっていて、「ちょうどいいサイズ(少人数用など)の食材が買いやすくなったら」(61.0%)、「種類が充実して、好みの味が出せる調味料を選べたら」(61.5%)、「手間なく美味しくできる“万能調味料”があったら」(61.0%)のいずれでも6割強となり、さらに、「手間なく美味しくできる料理のレシピが充実したら」では81.0%と8割強となりました。こうした食材、調味料、レシピがあれば、実家を離れて暮らす女性たちの内食化が進みそうです。

また、これから新生活を始める人への、キッチン用品のオススメ度についても調査したところ(※3)、「電子レンジ」(所持者639名、74.0%)、「炊飯ジャー」(所持者666名、73.7%)が、ともに7割台で、目立って高くなりました。次ぐ3位は「電子ポット・電子ケトル」(所持者385名、55.6%)となり、上位3項目はいずれも家電製品となりました。電子レンジや電子ポット・電子ケトルのように手軽に自炊したい際に役立つもの、また、自炊の基本ともいえる炊飯に使う器具である炊飯ジャーは、所持者の多くがお薦めするキッチン用品のようです。
そのほか、「ボウル・ざる」(所持者503名、50.5%)や「お玉・フライ返し」(所持者529名、50.1%)といった基本的な調理器具が上位に並ぶなか、「圧力鍋」(所持者88名)がオススメ度40.9%で10位に入りました。時短グッズの定番である圧力鍋は、新生活を始める人にオススメしたい調理器具でもあるようです。
※3 各キッチン用品を持っている本人(実家に戻ったり離れたりすることが複数回ある場合、初めて実家を離れたときに持っていたもの)が、「これから実家を離れて新生活を始める方に対して、“これは買うべきだ”、とお薦めできる」 と回答した割合


【食べたい!作ってほしい!家庭の味・手料理】
●帰省時に家族と一緒に食べたい家庭の味 1位「カレー」、2位「肉じゃが」、3位「鍋」
●子どもに伝えたい家庭の味 1位「肉じゃが」、2位「味噌汁」、3位「カレー」
●子どもに伝えたい家庭料理 大阪府在住者では「お好み焼き」、福島県在住者では「こづゆ」といった回答も
●お祝いやめでたい日に食べたい家庭の味 1位は「すき焼き」、2位「唐揚げ」、3位「赤飯」
●男性は美味しいオムライス、女性は美味しい肉じゃがを作れば、意中の相手の心と胃袋をつかめる?

実家を離れて暮らしていると、親の作ってくれた料理の味が懐かしくなることもあるのではないでしょうか。
そこで、本人800名に、実家に帰省したとき、家族と一緒に食べたいと思う“家庭の味(家庭料理)”を自由回答で聞いたところ、1位は「カレー」(135件)、2位は「肉じゃが」(112件)、3位は「鍋」(51件)となりました。カレーや肉じゃがは、まさに家庭料理を代表するメニューではないでしょうか。
また、郷土料理を挙げる方もみられ、秋田の郷土料理「きりたんぽ鍋」(回答者の実家:秋田県)や、北海道において唐揚げを指す「ざんぎ」(回答者の実家:北海道)、九州北部の郷土料理で、いわゆる筑前煮を指す「がめ煮」(回答者の実家:福岡県)といった回答もありました。

他方、親200名に対し、子どもに伝えたい“家庭の味(家庭料理)”について自由回答で聞いたところ、1位は「肉じゃが」(36件)、2位は「味噌汁」(31件)、3位は「カレー」(22件)となりました。1位となった肉じゃがは、和風料理独特の味付けが必要な料理ですが、すき焼きのたれなど既に味の整った調味料を活用すれば、簡単に美味しく仕上がります。子どもに伝えるなら、そうした便利なレシピを用意するのも良いのではないでしょうか。
そして、こちらでもしばしば郷土料理・地方の名物料理が挙がっており、「お好み焼き」(回答者の居住地:大阪府)や、会津地方においてめでたい席で食べられる「こづゆ」(回答者の居住地:福島県)といった回答がみられました。

次に、本人800名に対し、お祝いやめでたい日に食べたい“家庭の味(家庭料理)”を自由回答で聞いたところ、1位は「すき焼き」(72件)、2位には「唐揚げ」(60件)、3位は昔からめでたい日に口にされてきた「赤飯」(52件)が入りました。

また、本人800名に対し、自身が作ることのできる料理のなかで、最も異性からのポイントが高い(胃袋をつかめる)と思う手料理を自由回答で聞いたところ、最多となったのは「カレー」(96件)でした。次いで、「ハンバーグ」(72件)、「肉じゃが」(68件)、「オムライス」(56件)、「パスタ」(28件)が上位に挙がりました。

好きな人から作ってもらえたら嬉しい手料理についても聞いたところ、こちらは1位が同数で「オムライス」・「カレー」(ともに85件)で、3位は「ハンバーグ」(81件)、4位は「肉じゃが」(65件)、5位「パスタ」(35件)となりました。

“胃袋をつかめると思う手料理”、“好きな人から作ってもらえたら嬉しい手料理”のそれぞれについて、男女の回答結果を比較してみると、男性が作ってもらえたら嬉しい料理1位の「肉じゃが」(54件)は、女性が胃袋をつかめると思う料理としては3位(35件)でした。他方、女性が作ってもらえたら嬉しい料理1位である「オムライス」(57件)は、男性が胃袋をつかめると思う料理としては4位(21件)となっています。女性は美味しい肉じゃがを、男性は美味しいオムライスを作ることができれば、意中の相手の心と胃袋をつかめるかもしれません。

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