春の特別展「北欧スウェーデンの動物のやきもの リサ・ラーソン...

春の特別展「北欧スウェーデンの動物のやきもの リサ・ラーソン展」 3月7日(土)~6月7日(日) 滋賀県立陶芸の森 陶芸館で開催

滋賀県立陶芸の森(URL: http://www.sccp.jp )では、2015年3月7日(土)より、特別展「北欧スウェーデンの動物のやきもの リサ・ラーソン展」を開催します。

「北欧スウェーデンの動物のやきもの リサ・ラーソン展」チラシ
「北欧スウェーデンの動物のやきもの リサ・ラーソン展」チラシ

ネコのマイキーのキャラクターで知られるリサ・ラーソンの動物たちは、北欧のみならず、日本でも若い女性たちを中心とする多くのファンがいます。また、彼女のデザインによる動物たちのやきものは、1950年代からスウェーデンのグスタフスベリ・ファブリカで量産、その後復刻版が現在でも制作され、ユーモラスで暖かみのある作品は、今でも色あせることなく、多くの人々に共感を与えています。
本展覧会では、リサ・ラーソンの初期から現在に至るまでのユニークピース(1点物作品)・プロダクト作品230点余りと、当館では彼女にインスピレーションを与えた陶芸界の巨匠たちの作品を併せて紹介し、彼女の造形のルーツに迫ります。

詳細URL: http://urx.nu/hD6D


■概要
スウェーデンの陶芸家 リサ・ラーソン(1931年生まれ、83歳)。動物や子どもたちなどをテーマにした彼女の作品は、世界中の人々に愛されています。滋賀県立陶芸の森 陶芸館では2015年春、リサ・ラーソンの作品を一堂に集めた特別展「北欧スウェーデンの動物のやきもの リサ・ラーソン展」を開催します。

北欧デザインが世界から注目されていた製陶所、グスタフスベリ・ファブリカのアート部門責任者であったスティグ・リンドベリが、ヘルシンキで行われたデザインコンペでリサ・ラーソンの花瓶に目を留めたことをきっかけに、彼女は23歳という若さで同社に迎えられました。
1950年代、リンドベリに勧められて作ったネコにはじまる「LILLA-ZOO ― 小さな動物園」シリーズは、リサの最初の量産作品で、26年の在籍期間中には、こうした動物シリーズを初めとして約320種類の作品を制作し、スウェーデンを代表する人気作家となりました。

この展覧会は、リサ・ラーソンの協力のもと、これまでの代表作を展覧するとともに、彼女が愛する自然豊かな北欧スウェーデンで、80歳を超えてもなお、現役で輝き続けるアーティスト、リサ・ラーソンの初期から現在に至るまでのユニークピースとプロダクト作品約230点を紹介する国内初の本格的な展覧会です。当館では、さらにリサ・ラーソンがインスピレーションを受けた陶芸界の巨匠ピーター・ヴォーコスやスティグ・リンドベリらも併せて紹介し、彼女の造形のルーツに迫ります。


■「北欧スウェーデンの動物のやきもの リサ・ラーソン展」詳細
開催場所:滋賀県立陶芸の森 (〒529-1804 滋賀県甲賀市信楽町勅旨2188-7)
展示構成:I. 1950年代
     II. 1960年代
     III.1970年
     IV. 1980年
     V. 1990年代~現代
     *その他インタビュー映像など
会期  :2015年3月7日(土)~2015年6月7日(日)
     (月曜休館、ただし5月4日開館し、5月7日振替休館)
開館時間:午前9時30分~午後5時 (入館は午後4時30分まで)
主催  :公益財団法人滋賀県陶芸の森、京都新聞、
     一般財団法人NHKサービスセンター
後援  :スウェーデン大使館、滋賀県教育委員会、甲賀市、エフエム京都
出品協力:Bernhard Svensson
協賛  :信楽高原鐵道株式会社
協力  :フィンエアー、フィンエアーカーゴ
企画  :アートインプレッション
企画協力:トンカチ、実業之日本社
入場料 :一般 700円(560円)、高大生 500円(400円)、中学生以下 無料
     ※( )内は20名以上の団体料金


■出品作品紹介
【1950年代の作品から】
作家名:リサ・ラーソン
作品名:プロダクト作品(量産作品)/「ABC少女」(1958年制作)
解説 :1954年にグスタフスベリ・ファブリカに入社したリサの4年目の作品。最初はブックエンドとして考えられましたが、製造してみると軽くなり過ぎ、置物として人気のシリーズとなりました。

【1960年代の作品から】
作家名:リサ・ラーソン
作品名:プロダクト作品(量産作品)/アフリカシリーズ「ライオン」(1964年制作)
解説 :ライオンのおしりの部分は、抽象化されロクロで丸く成形されています。これは、ろくろで制作された実験的な作品制作のひとつであるといいます。この他、大きな動物園シリーズのネコやカンガルーなども、動物の形を抽象化させ、ロクロで成形させるためにデザインに工夫がされています。

【1980年代の作品から】
作家名:リサ・ラーソン
作品名:ユニークピース(一点物作品)/スティグ・リンドベリにインスピレーションを受けた彫像(1986年制作)
解説 :スティグ・リンドベリにインスピレーションを受けて制作された作品。人が向き合う構図は、リンドベリの陶芸作品や平面作品で登場します。

【1990年代の作品から】
作家名:リサ・ラーソン
作品名:ユニークピース(一点物作品)/老夫婦(1990年代制作)
解説 :1987年グスタフスベリ・ファブリカの買収、そして工場の閉鎖が決まりました。その後は、ケラミークステューディオン社でリサのシリーズが引き続き量産されることになり、今もリサのプロダクト作品はつくり続けられています。1990年代リサは、彼女自身のユニークピース(1点物作品)を集中して制作し、この作品は充実したリサの制作を伺わせるもののひとつです。


■関連企画
◆ギャラリートーク(学芸員による展示解説)
日時:2015年3月29日(日)、4月29日(水祝)、5月17日(日)
   各日とも13:30~ *申込不要

◆オープンスタジオ レクチャー&ワークショップ
講師:小松誠(手工業デザイナー、武蔵野美術大学名誉教授、
   愛知県立芸術大学客員教授)
日時:2015年5月16日(土)13:30~15:30
会場:陶芸の森創作研修館管理棟視聴覚室および創作研修館スタジオ
   *要事前申込、無料
内容:小松誠氏は、1970年から1973年までGustavsbergs Fabriker(グスタフスベリ・ファブリカ)でリサ・ラーソンとともにスティグ・リンドベリのもとで働きました。帰国後、1975年に代表作クリンクルシリーズがスタートしています。当時世界的にも注目された製陶所、グスタフスベリでの経験は、その後の小松氏にどのような影響を与えたのでしょうか。講演会では、リサ・ラーソンや、肌で感じた北欧デザインの魅力やそのものづくりの特徴などについても語ります。ワークショップでは、独自の型による成形を紹介します。

◆マイキー・トレインで信楽へ
信楽高原鐵道/貴生川駅(JR貴生川駅)~信楽駅間
ラッピング列車「マイキー・トレイン」
価格  :1,560円(税込)
     (通常:鉄道フリーパス1,000円+展覧会入場券700円=1,700円)
販売場所:信楽高原鐵道 信楽駅
運行期間:~2015年6月7日(日)

当日券購入方法:信楽高原鐵道貴生川駅からご乗車の場合は、改札前の発券機から乗車駅証明書を発行し(JRからのお乗り継ぎの場合は、一旦改札から出てください)、信楽駅にて共通チケットを購入する旨をお伝えください。
※3月7日(土)より、陶芸館ミュージアムショップでも共通チケットを販売します。
※共通チケットをご利用の入館者、先着30名様に展覧会ポスターをプレゼント!
http://www.sccp.jp/topics/railandmuseum/

車両点検の都合により、運行しない日がございます。
詳しくは、信楽高原鐵道(TEL:0748-82-3391、URL: http://koka-skr.co.jp )までお問い合わせください。

◆レール&ミュージアム/マイキー形でかわいい期間限定共通チケット
信楽高原鐵道フリーパス&展覧会観覧券共通チケット販売

◆“北欧ゴハンとお茶の時間”リサ・ラーソン展特別メニュー
展覧会期間中、カフェレストラン UPcafeでは、本格的な北欧料理フェアが開催されます。近江牛のミートボールやサーモンのクリームスープがまずは登場!ティータイムにはシナモンロールやリサの動物たちをモチーフにしたカプチーノなど美味しくて楽しい時間をお楽しみください。

◆リサ・ラーソン限定グッズなど多彩に大集合!

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