米国のグループ企業Stemgentと米国の遺伝子工学サービス...

米国のグループ企業Stemgentと米国の遺伝子工学サービス企業 Transposagen Biopharmaceuticals, Inc.との業務提携に関するお知らせ

当社のグループ企業Stemgent, Inc.(所在地:米国マサチューセッツ州ケンブリッジ。以下「Stemgent」)及び遺伝子工学サービスを手掛ける米国企業Transposagen Biopharmaceuticals, Inc.(所在地:米国ケンタッキー州レキシントン。以下「Transposagen」)は、遺伝子を改変したカスタムメイドのiPS細胞を提供することを目的とした業務提携を締結しましたのでお知らせいたします。

本提携により、Stemgentが持つ効率的で安全性の高い最先端のiPS細胞作製技術「RNAリプログラミング」とTransposagenが誇る多様な遺伝子工学技術とのコラボレーションによって、企業や大学、政府機関の研究者が希望する疾患(アルツハイマー病等の病態)を有したiPS細胞由来の心筋細胞・神経細胞・肝臓細胞をカスタムメイドで提供することが可能となります。


TransposagenのDirector of Sales & MarketingであるJack Crawford氏は次のようにコメントしています。
「Transposagenの遺伝子編集システムFootprint-Free(TM)とStemgentのRNAリプログラミングとの組み合わせは研究にとって理想的な精密さや純度で顧客ニーズに応えることができるでしょう。」

また、StemgentのChief Executive OfficerであるJoseph S. Gentileは次のようにコメントしています。
「本提携により、私共は顧客の様々な要望に即した疾患を持つ細胞をワンストップで提供することができます。顧客利便性を大きく高めることができ、今後の見通しに期待を持っています。」


アルツハイマー病をはじめとして、様々な疾患を持つiPS由来の細胞は創薬スクリーニングや病態解明研究への応用にとどまらず、再生医療を含めた医療の未来を切り開くツールとして大きな期待が寄せられています。こうした分野の研究が最も盛んでかつ最大の市場を持つ米国において本提携によるサービスを提供することは、当社グループのグローバル展開にとって大変意義深いことであります。さらに、Stemgentは平成26年10月にiPS細胞事業部門をStemgent, Inc.(現Asterand Bioscience, Inc.)から事業譲受したグループ企業であり、M&Aを通じた事業展開が本格的に加速しています。
当社グループは今後とも、iPS細胞製品の豊富な品揃えや世界的な研究ネットワーク、世界規模の販売チャネルといった優位性を最大限に発揮し、グローバル展開を推し進めてまいります。


(ご参考)
・Stemgentについて
アメリカ発の最先端のiPS細胞試薬会社。mRNA Reprogrammingという最先端の技術により、効率的かつ安全で、より臨床応用に近いiPS細胞を作製可能。
URL: https://www.stemgent.com

・Transposagenについて
世界の先端を行く遺伝子工学技術を保有し、遺伝子治療・創薬・生物学的製剤・臨床遺伝子検査・農業に関するサービスを手掛ける企業。同社は、遺伝子編集システム「Footprint-Free(TM)」やpiggyBac(TM)、NextGEN(TM) CRISPR、XTN(TM)、RTN(TM) TALENs等と、多様な製品・サービスラインナップを保有。独自の遺伝子工学技術はあらゆる遺伝子に対してほぼ全ての遺伝子改変が可能。
URL: https://www.transposagenbio.com

カテゴリ:
企業動向
タグ:
医療 経済(国際)
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