9月でも最高気温29℃ 「秋らしくなる」のはいつからか?近年のデータで読む
9月でも最高気温29℃ 涼しくなるのはいつからか

9月も後半に入ってなお、最高気温が29℃を超える日が続いています。長袖を出そうか迷っているうちに、また汗ばむような陽気に戻る。そんな体感を持っている方も多いのではないでしょうか。「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉がありますが、近年のデータを見る限り、この感覚は少しずつ実態と合わなくなってきています。
気象庁の長期統計によると、日本の9月の平均気温は変動を繰り返しながら長期的に上昇しており、100年あたりおよそ1.49℃のペースで高くなっています。さらに2023年から2025年にかけては、統計開始以降で高いほうから1位、2位、3位という記録が3年連続で並びました。単発の猛暑ではなく、9月全体の気温水準そのものが底上げされているといえます。
猛暑日や真夏日の日数にも同じ傾向が見られます。都市化の影響が比較的小さいとされる全国の観測地点の平均では、猛暑日の年間日数はこの30年間で、統計開始当初の30年間と比べて約4倍近くにまで増えています。夏が長くなった分、9月に入ってからも真夏日が続きやすくなっている、というのが実際のところです。2026年の秋についても、気象庁の3か月予報では9月の気温が全国的に「高い」と見込まれており、秋の訪れは遅れる可能性が高いとされています。
秋らしくなるのは、結局いつからか

過去のデータを見ると、本州の平地では9月下旬あたりから最高気温25℃未満の日が徐々に増え、朝晩を中心に涼しさを感じやすくなる傾向があります。ただし、これはあくまで平均的な目安です。年によっては10月に入っても真夏日を記録する地点があり、実際に「もう秋だ」と感じられる時期は年々ずれ込んでいる印象があります。
つまり、カレンダー上の秋と、体感としての秋との間にはずれが生じやすくなっているということです。衣替えや暖房の準備を例年通りの時期に進めても、実際の気温がそれに追いついていない、という状況は今後も起こりやすいと考えられます。
9月から10月も熱中症への注意が必要です
気温が高い状態が長く続くということは、熱中症対策を終えるタイミングも先延ばしになるということです。9月は運動会や行楽など屋外で過ごす機会が増える時期でもあり、油断しやすいのが厄介なところです。「もう暑さのピークは過ぎたから」と気を緩めず、水分・塩分補給や休憩のタイミングを意識するなど、真夏と同じ猛暑対策を続けることが大切です。
また、暑さを感じにくい人ほど熱中症のリスクが高まる場合があります。特に高齢の方や小さなお子さん、そして一緒に暮らす動物も気温の影響を受けやすいため、家族全員に気を配っていただきたい時期です。
気温の記録が毎年のように更新される今、9月や10月を「もう涼しい季節」と決めつけず、体を冷やす工夫を続けることが、これからの気候との現実的な付き合い方になってきているように思います。こうした暑さが長引く時期には、身につけるものでじんわりと体温をコントロールする方法もあります。私たちが扱っているPCM素材の製品は、一定の温度で熱を吸収・放出する性質を利用して、身につけている間おおよそ28℃前後を保てるよう作られています。人用だけでなく犬用のアイテムもあり、暑さに気づきにくいご家族やペットの熱中症対策の選択肢のひとつとして、よろしければ参考にしてみてください。






















