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    アシザワ・ファインテック株式会社

    拡大する抹茶需要に応える風味と色を守る「茶葉専用粉砕機」 アシザワ・フィンテックが2026年2月に発表

    ~高品質抹茶を効率的に大量生産~

    企業動向
    2026年2月19日 10:00

    粉砕機・分散機(ビーズミル)をはじめとする産業用粉体機器の製造販売を展開するアシザワ・ファインテック株式会社(代表:加藤 厚宏、本社:千葉県習志野市)は、抹茶原料である碾茶(てんちゃ)の粉砕に関する実機テストの依頼件数が近年増加していることを受け、抹茶の風味や色を守りながら工業生産に対応する茶葉専用粉砕機の本格展開を開始しました。

    世界的な抹茶需要の拡大により、高品質な抹茶原料を安定して供給できる生産体制の構築が求められる中、アシザワ・ファインテックは長年培ってきた微粉砕技術を活かし、「品質」と「量産性」の両立という業界課題に応える新たなソリューションを提案します。


    茶葉専用粉砕機

    茶葉専用粉砕機



    ■背景-世界的に拡大する抹茶市場

    近年、抹茶(Matcha)は日本国内のみならず、世界各国で健康素材・スーパーフードとして人気が急拡大しています。

    米国・欧州・アジアを中心に、抹茶ラテや抹茶スイーツ、抹茶原料を使用した加工食品の市場が大きく成長しており、世界の抹茶市場規模は2023年に約30億米ドル、2030年には50億米ドル超へ成長する見込みとされています(Grand View Research調べ)。

    特に米国市場では、2015年頃と比較して約3~4倍に拡大しており、欧州・アジアにおいても同様の成長傾向が見られます。

    成長要因として、機能性成分(テアニン・カテキン)の訴求を背景にした健康志向の高まり、カフェ文化の浸透、加工食品・菓子・飲料への利用拡大が挙げられます。

    国内においても、産地ブランドの高付加価値化や、観光土産・ギフト需要の増加、抹茶加工食品の多様化により、原料としての抹茶需要が堅調に推移しています。

    こうした世界的な需要拡大にともない、品質の高い抹茶原料を安定して供給できる生産インフラの整備が急務となっています。



    ■課題-石臼挽きと工業生産のギャップ

    抹茶の品質は、伝統的に石臼挽きによって支えられてきました。

    石臼挽きは細かい粒度と、独特の風味・鮮やかな色を保持できる一方、処理量は1時間あたり約40g程度と極めて少なく、急増する世界的需要への対応には限界があります。

    一方、一般的な工業用粉砕機では、石臼挽きのような微細な粒度や風味・色の再現が難しく、品質と生産性の両立が困難でした。

    このため、抹茶メーカーや食品企業からは「高品質を維持しながら大量生産できる技術」へのニーズが高まっていました。


    ビフォーアフター

    ビフォーアフター



    ■新提案-茶葉専用粉砕機の本格展開

    こうした課題に応えるため、アシザワ・ファインテックは、風味・色・衛生性・生産性を高度に両立する「ドライスター(R)」シリーズの茶葉専用粉砕機 SDA-Tを新たにラインナップに加え、2026年2月より本格展開を開始しました。

    本装置は抹茶原料である碾茶を対象に、用途やグレードに応じた安定した微粉砕を実現します。

    一般的な工業粉砕機とは異なり、抹茶に必要な繊細な粒度制御や風味・色の保持を可能にするとともに、工業生産に対応する高い処理能力を備えています。

    製品詳細はこちら: https://ashizawa.com/tea_grinding/


    シンプルな工程

    シンプルな工程



    ■実機テスト・大型設備サポート

    アシザワ・ファインテックでは、抹茶原料である碾茶の粉砕に特化した乾式ビーズミルをはじめ、微粉砕技術を軸に、用途・生産規模に応じた粉砕・分散装置を提供しています。

    碾茶特有の繊維質や付着性、熱影響を受けやすい特性を考慮し、条件検討やお立ち会いのもとで実機テストを実施。

    いままでのテスト実績で培ったノウハウを活かし、飲料・菓子・食品加工など用途やグレードに応じて、粒度と生産量のバランスを重視した最適な粉砕条件を提案しています。

    その結果、多くの企業様から総合満足度80%以上の評価をいただいています。

    さらに、研究・試作段階で使用できる小型テスト機から、量産対応の大型設備まで一貫して提供可能です。

    テスト粉砕、スケールアップ検討、設備仕様の策定、抹茶製造ライン全体を想定したプラントレイアウト提案まで、お客様の事業計画や生産体制に沿った導入支援を行います。



    ■食品メーカー・ブランドからの期待

    本装置は既に抹茶加工メーカーやOEMメーカーから採用の相談が寄せられ、高品質原料の安定供給に向けた導入が進んでいます。

    業界では、「原料粉砕工程が抹茶商品の品質やブランド価値を左右する」という認識が広がっており、生産手法の見直しや設備投資の動きが加速しています。



    ■今後の展開

    アシザワ・ファインテックは、本装置の提供を通じて、抹茶市場における品質向上と安定供給に貢献していきます。

    さらに、抹茶関連事業や食品・飲料業界をはじめとする幅広い分野において、微粉砕技術を活かした生産体制の強化を支援し、持続可能なものづくりを支えるインフラづくりを推進してまいります。



    ■会社概要

    名称  :アシザワ・ファインテック株式会社

    所在地 :〒275-8572 千葉県習志野市茜浜1-4-2

    事業内容:微粉砕・分散機器の開発・製造・販売/技術サポート・受託加工

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