株式会社竹中、『加工技術×ロボット技術』の本格導入を加速 製造業向けの安定した量産加工への対応力を強化

藤岡工場・エンジン部品ライン
株式会社竹中(本社:栃木県佐野市、代表取締役:竹中 彰一)は、近年深刻化する人手不足や品質安定への要求に対応するため、加工現場における自動化の本格導入を加速し、2025年末より量産加工への体制を強化しております。
その一環として、ロボットによるワーク搬送を行う自動ラインの構築を進めており、これまでにマシニングセンタ・NC旋盤・キー溝加工・熱処理・洗浄・圧入・合否判定といった複数工程を含む一貫自動ラインを複数稼働させてまいりました。
これらの取り組みにより、竹中では生産性と品質の安定化、さらには多品種対応、無人稼働への柔軟性を強化。
今後は、対象となる機種の増加や対応製品をさらに拡大し、生産現場の課題解決に向けたソリューション提供をより一層進めてまいります。
【背景と目的】
近年、製造業を取り巻く環境は激変しています。
急速な人手不足、熟練工の高齢化・退職、短納期・多品種対応の常態化など、従来のやり方では“守りきれない現場”が増加。さらに、カーボンニュートラル対応やBCP対策といった、社会的責任への対応も企業経営における必須条件となっています。こうした環境変化に直面する中、「生産性」「品質」の安定化を高次元で両立できる体制の構築が、製造業にとって喫緊の課題となっています。
このような背景をふまえ、竹中では、従来から蓄積してきた加工技術力をベースに、ロボット技術やDX要素を融合した自動ラインの本格導入を推進。単なる省人化ではなく、「生産性」「品質」の安定化を同時に叶える生産体制を構築し、変化に強いものづくりの実現を目指しています。
【竹中独自のロボットを活用した自動化ラインの技術ポイントと導入実績】
竹中では、すでに複数の自動化ラインを構築・稼働中であり、竹中独自の仕様による受託加工を行っております。
◆技術ポイント
・ライン構成や制御仕様、加工/搬送治具等を社内エンジニアが自ら構想し、その仕様をまとめ、ロボットSIerに依存しない自動ライン設計を確立している。
これにより、稼働後の工程改善や仕様変更、ロボットプログラム/教示の変更にも自ら迅速かつ柔軟に対応でき、“稼働を開始したら終わり”ではなく、常に改善・進化し続ける自動ラインの構築が可能となっている。
・ロボットによる自動搬送と加工をトータルで構築することにより、徹底的な無駄の排除が可能。加工時間や搬送時間を緻密に計算し、ロボットは搬送だけでなく、バリ取りやエアブローによる切粉/切削液の除去作業なども実施している。
・ライン内やロボット自体にカメラを設置することにより、異品流動防止やワークセット治具の簡略化にも貢献している。
◆導入実績
工場 :本社工場(第三工場)
製品 :エンジン部品
生産開始時期:2022年
工場 :本社工場(第三工場)
製品 :エンジン部品
生産開始時期:2023年
工場 :本社工場(第二工場)
製品 :駆動部品
生産開始時期:2023年
工場 :本社工場(第三工場)
製品 :駆動部品
生産開始時期:2023年
工場 :本社工場(第三工場)
製品 :車体部品
生産開始時期:2023年
工場 :藤岡工場(第二工場)
製品 :エンジン部品
生産開始時期:2024年
工場 :藤岡工場(第二工場)
製品 :ミッション部品
生産開始時期:2024年
こうした自動ラインを活用し、各ライン月産3,000~20,000台の量産加工に対応しています。

藤岡工場 ミッション部品ライン

藤岡工場 エンジン部品ライン

本社工場 駆動部品ライン

本社工場 車体部品ライン
これらの自動化ラインは、自動車部品や建設機械部品など、量と品質が両立して求められる分野で活躍しています。
さらに、加工品の材質やサイズ、ロット数に応じた柔軟な設計・構築により、多様なニーズに合わせた最適なライン設計を可能としています。
【今後の展開】
竹中では、これまで培ってきた加工技術とロボット技術を融合し、“生産性”と“品質”の安定化を両立できる生産体制をさらに強化してまいります。特に、長期且つ中量~大量の量産加工ニーズに対して積極的に対応を進めており、安定供給の実現に注力しています。
今後の注力ポイントは以下の通りです。
◆自動化の集約による効率化向上
複数の自動化ロボットラインを保有していますが、それらを統合・集約することで、さらなる省人化・24時間無人稼働体制の構築を推進します。
少子高齢化で人手不足の世の中においても、より強固な生産体制を敷き安定供給を行える企業であることを目指します。
◆IoT/DX活用による生産の見える化・効率化
データを活用した稼働状況の把握・変化点管理・予防/予知保全により、トラブル発生による非稼働時間の発生やムダ・ムラの削減を図り、生産性向上を実現。
◆自動化による人件費・変動費の圧縮
熟練技能に頼らず高精度加工を安定的に行うことで、教育コストや属人リスクを回避しつつ、製造コストを平準化。
◆提案型営業との連動による競争力強化
自動ラインの柔軟性と、IATF準拠の品質体制を活かし、「工程設計+自動化提案+安定供給」という川上からの提案力を武器に、お客様の調達・生産改革に貢献します。
これらの取り組みにより、竹中は「価格だけで選ばれる加工会社」ではなく、“現場の課題を理解し、量産加工のソリューションパートナー”としての価値を高めてまいります。
【対応業界と期待されるニーズ】
竹中が提供するロボットラインは、委託先としての信頼性・柔軟性・実行力を重視するお客様に最適なソリューションです。
本取り組みは、量産部品を安定的に供給したい一方で、人手不足や設備投資負担に課題を抱える製造業の調達・生産技術部門を主な対象としています。
■主な対応業界
自動車/商用車(補給部品・メンテ部品含む)
建設機械/農業機械メーカー
産業機械・エネルギー関連機器メーカー
鉄道・船舶などの大型部品を扱うインフラ系製造業
■お客様のこんな課題にお応えしています
・加工ラインの立ち上げに場所の確保や設備投資が必要
→ 2023年に竣工した藤岡第二工場に新ライン設置可能なエリアが充分にあり、新規の設備導入が可能です。
・人手・技能者不足で内製が追いつかない
→ 自社で確保しづらい加工リソースを、竹中のロボット技術と熟練者の加工技術の組み合わせで補完します。
・変動する生産数量・品種に柔軟に対応したい
→ 自動ラインだけでなくFMSや工程別モジュール構成により、受託側としても柔軟な生産調整が可能です。
・品質基準が厳しく、管理体制も求められる
→ IATF16949認証工場として、トレーサビリティ・工程管理・是正対応も含めた品質保証を実現しています。
◆委託によって得られるメリット
自社スペース確保や投資を必要とせずに自動化ラインの活用が可能
品質・納期の変動リスクを外部に分散
工程検討や治具設計なども丸ごと相談できる提案型受託
長期的な量産やメンテナンス部品の安定供給パートナーとして活用可能
【株式会社竹中について】
竹中は、1938年の創業以来、MC(マシニングセンタ)やNC旋盤を350台以上保有し、高精度・高効率な金属加工技術を強みとして、トラックを中心とした商用車部品の製造に取り組んでまいりました。
近年では、産業用部品や船舶部品の製造にも対応し、より幅広い業界ニーズに応えられる体制を構築。建設機械、工作機械、エネルギー関連部品の分野にも注力し、業界にとらわれない柔軟な生産対応を可能としています。
2021年に藤岡工場、2023年には藤岡第二工場を竣工。24時間空調や自動化生産ラインの導入など、新たな事業にも対応できる生産環境の整備を進めています。今回の体制整備により、自動車や建設機械分野において、補給部品・メンテナンス部品などの長期安定供給パートナーとして、より一層の信頼に応える体制を構築いたしました。
■竹中の特徴
【対応材質】 FC・FCD・SC・AL・ステンレス鋳材など多様な材質を加工可能
【加工サイズ】 手のひらサイズ(数百グラム)~1トンまで対応
【生産能力】 月産10個~10,000個、工作機械約350台・40以上のラインを保有
【製品実績】 トラックエンジン部品、シャシフレーム、発電装置、
鉄道・船舶・建設機械向け部品
https://takenaka-tac.co.jp/works/
【加工技術】 鋳物・鍛造品を中心とした薄肉・異形状などの精密加工に対応
【提案力】 生産量に合わせた、ロボットライン等の自動化の提案や
最適な加工方法やコスト削減につながる粗材形状案の提案が可能
■会社概要
商号 : 株式会社竹中
代表者 : 代表取締役 竹中 彰一
所在地 : 〒327-0816 栃木県佐野市栄町7番2号
設立 : 1938年8月
事業内容: 自動車部品・産業用部品の製造業(IATF16949取得)
資本金 : 5,300万円
URL : https://takenaka-tac.co.jp

本社工場 全景


















