「ビル再生100の物語」プチリノベ事例3「トイレのローコスト改修」

    ビル再生100の物語 第72話

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    2023年4月27日 07:00
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    テナワンでは、これまで多くのビルの空室対策や賃貸運営を行ってきました。

    それぞれの問題を解決してきたビル再生の事例を「100の物語」としてこれから公開していきます。

    「ダメビルのトリセツ」を最初から読みたい方はコチラ

    「プチリノベ」とは。

    「プチリノベ」とは、お金をかけすぎずにポイントだけをおさえた改装のことです。

    テナント募集に効果的で、商品力を上げられるようなデザインや演出を考えた改装をコストを抑えて行うところが単なるリフォームとは違う点です。

    ポイントの3つめは、「水回りの印象を上げる」です。

    掃除が行き届いていても、壁の塗装が塗り直してあって手入れもされていても、元々の内装が古臭いので、なんか寒々しい印象をどうしても感じてしまう。そういうビルって多いですよね。

    これはトータルの印象ですし、作った時のデザインセンスの問題でもあるので、こういうイメージを持たれるようになったら、共用部全体のデザインコンセプトを見直して改装することをオススメします。

    写真の事例も、お掃除自体は丁寧にやっていたのですが、全体として煤けている感じとか、ウォシュレットがないとか、手洗いがとりあえずあればいい程度のものだったりとか、トータルな印象として「快適さに欠ける」印象のトイレでした。

    こういうところに女性は敏感ですよね。
    こういうところに女性は敏感ですよね。

    これは、便器も壁・床・天井も全部やりかえて一新した、「トイレのリノベーション」とでもいうべき例です。

    鏡が大きいこととか、落ち着く電球色の照明とか、トイレは気にすべきポイントが集中しているので、ここはちゃんとお金をかけたい部分です。

    とはいえ、どうしても予算がない時は「ポイントその2」で紹介した「照明をうまく使う」テクニックで、予算をおさえて印象を上げることも可能です。

    これは、便器も壁・床・天井も全部やりかえて一新した、「トイレのリノベーション」とでもいうべき例です。

    鏡が大きいこととか、落ち着く電球色の照明とか、トイレは気にすべきポイントが集中しているので、ここはちゃんとお金をかけたい部分です。

    とはいえ、どうしても予算がない時は「ポイントその2」で紹介した「照明をうまく使う」テクニックで、予算をおさえて印象を上げることも可能です。

    女子トイレ“のみ”改修

    次の事例は「女子トイレ“のみ”改修」したものです。
    (過去記事「女子トイレだけプチリノベしてみた」参照)

    以前、トイレに対しては女性の意見が強く出るお話をしましたが、だったら「女子トイレだけ」やってくださいとお願いした物件です。

    予算が相当厳しかったので、女子トイレだけウォシュレットにして、洗面台周りと照明、鏡を変えました。

    コレほとんどI〇EAで総額30万円です。

    大きい鏡って高いんですが、IK●Aに1万8千円でいい感じの姿見があったので、「横にしちゃえば?」ということでトイレ用にしてみました。

    こういう低コストでやるプチリノベの場合、必ずどこかで「割り切る」ことが大切です。

    今回の場合は壁のタイルや床は既存のままで「割り切り」、そのかわりに天井と壁に電球色の照明を追加して雰囲気を出してみました。

    ※「ダメビルのトリセツ」は、 「週刊ビル経営」さんの紙面上で連載していた企画です。
    新しい話や事例も少し入れていこうかなと思っていますので、本誌をご覧になった方もぜひ。

    ※「ダメビル」とは、「ボロビル」と違って、立地もスペックも悪くないのに、なぜかテナントが埋まらないダメなビルのことです。
    人のビルをダメ呼ばわりするお話で大変失礼いたします。。(先に謝ります・・すみません)


    始めて読まれる方に

    中小築古ビルのオーナーを対象に空室対策を実戦的に解説した空室対策技術集を無料配布してします。

    これまで、東京都心の中小型ビルが検討客を集められない4つの原因へ対応する考え方として、リーシングマネジメントという考え方が大切だとご説明しました。

    リーシングマネジメントの基本的な考え方は、

    「打点(空室を埋めること)は、打席数(認知度を上げること)×打率(決まりやすい条件やウリ)に比例する。」

    です。

    弊社での空室対策の事例やオーナーさんの声など、テナワンのHPにて詳しくご覧いただけます!

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    こういうところに女性は敏感ですよね。
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