ラック、自社研究所が発刊する 「CYBER GRID JOURNAL Vol.18」を公開

    ~デジタル社会に必要なチカラを多角的に備えよ~

    企業動向
    2025年12月10日 15:30

    株式会社ラック(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:村山 敏一、以下 ラック)は、自社の研究開発部門の「サイバー・グリッド・ジャパン」が発刊する、研究成果の最新報告書「CYBER GRID JOURNAL Vol.18」を、2025年12月10日に公開しました。本号では情報リテラシーをテーマに、デジタル社会で生きるために備えておくべき考え方や行動を考察します。


    CYBER GRID JOURNAL Vol.18

    CYBER GRID JOURNAL Vol.18


    CYBER GRID JOURNAL Vol.18

    https://www.lac.co.jp/lacwatch/report/20251210_004568.html



    ●背景と目的

    情報リテラシーは、インターネットやデジタル機器を適切に使う力と捉えられがちですが、デジタル社会が広がった今、その定義ははるかに複雑になっています。私たちは生活のあらゆる場面でデジタルに向き合い、恩恵を安全に享受するための判断力や態度が問われています。


    そこで今号では、デジタル社会で生きるために備えるべき考え方や行動について、既成概念に捉われず、それぞれの研究分野から多角的に掘り下げることにしました。出発点としたのは、「脅威インテリジェンス」「国家としてのサイバーセキュリティ」「金融犯罪対策」「セキュリティガバナンス」「情報モラル」「セキュリティ対応力の可視化」です。一見すると別々の領域に見えますが、これらを情報リテラシーという軸で結び直すと、デジタル・シティズンシップの実像に重なるような、デジタル社会を生き抜くために必要な能力の全体像が見えてきます。情報リテラシーをいつもと違う角度から捉え、デジタル社会をより良く生きるヒントにつなげることを目的に公開しました。



    ●CYBER GRID JOURNAL Vol.18目次

    ・巻頭特集:「情報管理八策2025」[西本 逸郎]

    ・「情報リテラシーとしての脅威インテリジェンス」[若居 和直]

    ・「企業と市民に求められるカウンター・インテリジェンスの視点」[佐藤 雅俊]

    ・「金融犯罪から身を守るために」[小森 美武]

    ・「デジタル社会に対応した“強固な組織づくり”」[持田 啓司]

    ・「情報リテラシーを学ぶカードゲーム『リテらっこ』の目的とその効果」[高橋 怜子]

    ・特別寄稿:「サイバー攻撃に対応するためのリテラシー向上に向けた取り組み」[株式会社KDDI総合研究所 澤谷 雪子]

    ・巻末あとがき


    ●特集内容のハイライト

    ・情報管理八策2025

    [執筆者:技術顧問 西本 逸郎]

    2011年に公開の「情報管理八策」を手掛かりに、全員が主体となって安全を維持する仕組みづくり必要性を説く。


    ・情報リテラシーとしての脅威インテリジェンス

    [執筆者:次世代セキュリティ技術研究所 若居 和直]

    日頃から心掛けられる情報リテラシーの1つとして脅威インテリジェンスを解説し、実務としてのセキュリティ運用に役立つ活用方法を紹介。


    ・企業と市民に求められるカウンター・インテリジェンスの視点

    [執筆者:ナショナルセキュリティ研究所 佐藤 雅俊]

    国家安全保障戦略で注目される「能動的サイバー防御」と「カウンター・インテリジェンス(防諜)」を一体的に捉え、その連動のあり方を示す。また、企業が強化すべき防諜体制と、それを支える情報リテラシーの重要性についても論じる。


    ・金融犯罪から身を守るために

    [執筆者:金融犯罪対策センター 小森 美武]

    被害の拡大が大きな社会問題となっている、フィッシング詐欺の具体的な手口と対策について説明。


    ・デジタル社会に対応した“強固な組織づくり”

    [執筆者:団体運営推進室 持田 啓司]

    サイバーセキュリティの攻撃を防御し、攻撃の被害から迅速に回復するため、組織内の全ての従業員がプラス・セキュリティの意識を持ち行動する重要性を説く。


    ・情報リテラシーを学ぶカードゲーム「リテらっこ」の目的とその効果

    [執筆者:ICT利用環境啓発支援室 高橋 怜子]

    ラックが独自開発した、情報リテラシーを遊びながら学べるカードゲーム「リテらっこ」を制作した目的と効果を解説。


    ・サイバー攻撃に対応するためのリテラシー向上に向けた取り組み

    [執筆者:株式会社KDDI総合研究所 澤谷 雪子]

    ICTを利用する際の攻撃対策力とICT活用リテラシーとの関係、攻撃対策における正しい判断や迅速な行動を支援するユーザブルセキュリティについて紹介。



    ■株式会社ラックについて

    https://www.lac.co.jp/

    ラックは、サイバーセキュリティとシステムインテグレーションの豊富な経験と最新技術で、社会や事業の様々な課題を解決するサービスを提供しています。創業当初から金融系や製造業など日本の社会を支える基盤システムの開発に携わり、近年ではAIやクラウド、テレワークなどDX時代に適した最新のITサービスも手掛けています。また、1995年に日本初の情報セキュリティサービスを開始して以降、国内最大級のセキュリティ監視センターJSOC、サイバー救急センター、脆弱性診断、ペネトレーションテストやIoTセキュリティなど常に最新のサイバー攻撃対策や事故対応の最前線で活動する、情報セキュリティ分野のリーディング企業です。


    * ラック、LAC、サイバー・グリッド・ジャパンは、株式会社ラックの国内およびその他の国における登録商標または商標です。

    * その他、記載されている会社名・団体名、製品名などは、各社の登録商標または商標です。

    * 記載されている情報は、発表時点のものです。その後予告なしに変更となる場合があります。

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