ユビキタス社とミラクル・リナックス社、日本発の車載機器向けL...

ユビキタス社とミラクル・リナックス社、日本発の車載機器向け Linux統合ソリューションの第1弾としてプロトタイプを開発

~ Tizen IVI 3.0搭載、車載情報機器向けSoCの高速起動を実現 ~

株式会社ユビキタス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:佐野 勝大、以下 ユビキタス社)とミラクル・リナックス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:児玉 崇、以下 ミラクル・リナックス社)は、ミラクル・リナックス社がTizen 3.0ベースで開発した組込みシステム向けLinux OS - Embedded MIRACLE IVI Editionとユビキタス社の組込みシステムの高速起動ソリューション「Ubiquitous QuickBoot(TM)」を統合した組込みLinux統合ソリューションのプロトタイプを開発いたしました。

本プロトタイプでは、ユビキタス社の高速起動の技術とミラクル・リナックス社の組込みLinuxの実績を活かし、Automotive Grade Linux(AGL)※1がリファレンスとして採用している車載情報機器向けプラットフォームTizen IVI 3.0をベースとしたシステムの高速起動を実現しました。その結果、通常で数十秒かかる電源断からの起動を、わずか数秒に短縮しています。

両社は、2015年1月14日より東京ビッグサイトで開催される、『第7回[国際]カーエレクトロニクス技術展』において、本プロトタイプの機能、高速起動をご紹介する実機デモを展示いたします。

ユビキタス社とミラクル・リナックス社は、2014年9月に、自動車メーカーや機器メーカーを対象に、車載機器やIVI※2(In-Vehicle Infotainment)向けのソフトウェア販売から技術サポートまでワンストップで提供することを目的に開発、販売に関する業務提携に合意し、車載品質の組込みLinuxとミドルウェアを組み合わせたベストソリューションの共同開発を進めています。

今後も両社は、共同開発により、次世代IVI、ディスプレイオーディオ、統合クラスターパネルなどますます高度化していく車載機器のニーズに応える高品質なソフトウェアソリューションをワンストップで提供し、車載機器開発の加速、付加価値の向上を支援してまいります。


■『第7回[国際]カーエレクトロニクス技術展 ~カーエレJAPAN~』
<開催概要>
日時  : 2015年1月14日(水)~16日(金)
      10時00分~18時00分(最終日は17時00分終了)
会場  : 東京ビッグサイト
主催  : リード エグジビション ジャパン株式会社
費用  : 2,000円(税込) ※事前登録者/招待者は無料
対象  : 自動車メーカー、自動車部品/電装品メーカーなど
出展内容: 西ホール ブースNo.12-70ユビキタス社展示ブース内にて、
      本プロトタイプデモ機をデモ展示します。
詳細  : http://www.car-ele.jp/

※1:Automotive Grade Linux(AGL)とは:車載情報通信システム(IVI)などの自動車関連システム構築を目的として、The Linux Foundationが主催するワーキンググループ。参加企業は、トヨタや日産などの自動車関連企業の他、ルネサス エレクトロニクス、Intel、Texas Instruments、NVIDIA、富士通、NEC、ミラクル・リナックス社などのIT企業、オーディオメーカーなどで、デジタル計器盤からIVIまで広範な自動車アプリケーション向けに最適化されたリファレンスプラットフォームを開発している。

※2:IVIとは:車載インフォテインメント(In-Vehicle Infotainment)の略称で、自動車にインフォメーションとエンターテインメントの機能を幅広く提供するシステム。具体的には、ナビゲーション、位置情報サービス、音声通信、インターネット接続のほか、音楽や動画などのマルチメディア再生、ニュース、電子メールなどへのアクセス・検索機能などを指す。


■株式会社ユビキタス(証券コード3858)について
ユビキタス社は、2001年に創業された組込み機器向けを中心としたコンピュータソフトウェアの開発・ライセンスを行う企業です。ユビキタス社会において必要となる、ネットワーク関連(ホームネットワーク関連・暗号技術を含む)、データベース、システムの高速起動技術からIoT(Internet of Things)時代に向けたクラウドプラットフォームまで、多数のソフトウェアとサービスを提供しております。他と差別化された製品群で、ユビキタス社会の要請に応えます。


■ミラクル・リナックス株式会社について
ミラクル・リナックス社は、2000年6月にLinuxサーバビジネスを主軸として創業し、一貫して信頼性、安定性、品質を重視したLinuxサーバOSを提供し続けています。近年では、従来のサーバビジネスに留まらず、企業向け統合監視ツールMIRACLE ZBXのビジネスを始め、オープンソース・アプリケーションの開発、サポートにも取り組んでいます。カーネル技術を生かして組込み事業にも本格参入し、カーナビゲーション、自動販売機、医療機器、映像配信機器など用途別専用機器向けのEmbedded MIRACLEを提供しています。また、デジタルサイネージ用途に特化したプレイヤー「MIRACLE VISUAL STATION」を開発し、2010年6月より販売しています。
今後オープンソースの利用が様々な用途に広がっていく中で、それらを下支えするプラットフォームベンダーとして、日本市場だけでなく世界市場に対してもビジネスを拡大していきます。


■Ubiquitous QuickBootについて
Ubiquitous QuickBootは、ユビキタス社が独自に開発したシステムの高速起動ソリューションです。従来のハイバネーション方式と異なり、アプリケーションサイズに関わらず、完全に電源が切断された状態からの高速起動が可能となります。機器を開発する方は、QuickBoot SDKを利用することで、自社の製品に高速起動対応することが可能となります。そのため、省電力での動作を実現し、さらに高速起動によって快適なユーザーエクスペリエンスを実現いたします。QuickBoot SDKは、ARM社が提供するARMコアシリーズ(ARM9(TM)、ARM11(TM)、Cortex(R)-A5/A8/A9/A15 シングルコア/マルチコア)に対応しています。他のCPUアーキテクチャについては、個別対応とさせていただいています。


■投資家の皆様へ
本プレスリリースは、ユビキタス社の定性的な業務進捗をお知らせするためのものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。ユビキタス社の業績・経営指標の進捗・予想に関しては、取引所開示情報である、決算短信などをご参照ください。


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