【2022年】今年はインフルエンザが大流行!?インフルエンザと風邪の違いや予防法、重篤化のサインについて紹介

    セントラルメディエンス、コラム更新のお知らせ

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    2022年11月21日 16:00
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     医療従事者のマッチングや医療品の卸、医療機関のトータルサポート事業を展開する株式会社セントラルメディエンス(本社:東京都港区、代表取締役:中川隆太郎、以下「当社」)は、今年のインフルエンザの流行についてご紹介するコラムを更新しましたのでお知らせいたします。

     

     

     新型コロナウイルスの流行により、以前よりうがい手洗いや消毒の意識が高くなり、昨年一昨年はこの季節から増えてくるインフルエンザにかかった方は例年の1/1000ともいわれていました。しかし今年はインフルエンザが大流行するのでは?と言われています。
    今回のコラムでは、なぜ今年はインフルエンザの感染者が増加しそうなのか、インフルエンザと風邪の違いや治療薬、予防法やかかってしまった時の対応などについてご紹介いたします。

     

    ■今年はインフルエンザが流行する?

     コロナ禍のここ2シーズンは手洗いや消毒の意識が高くなり、インフルエンザにかかった、という声はあまり聞かれませんでした。しかし、今年はインフルエンザと新型コロナウイルスが同時流行すると言われていますがなぜなのでしょうか?

    南半球のオーストラリアでは、日本より早くインフルエンザのピークが到来します。下記のグラフを見てみると2022年の5月~7月にかけての感染者がコロナ禍以前の人数より多くなっています。このため、例年秋から春にかけてピークを迎える日本でも感染者数が多くなると予想されています。

    出典:厚生労働省 インフルエンザとの同時流行を想定した第8波対策の課題についての記述疫学的検討
    https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000990103.pdf

    ■インフルエンザと風邪の違いとは?

     インフルエンザ(influenza)は、インフルエンザウイルスを病原とする気道感染症ですが、「一般のかぜ症候群」とは分けて考えるべき「重くなりやすい」病気です。
    では、具体的に、一般的な風邪とインフルエンザはどう違うのでしょうか?

    ●感染ルート

    飛沫感染:

    感染者のくしゃみや咳、つばなどの飛沫と一緒にウイルスが放出され、
    別の人がそのウイルスを口や鼻から吸い込み感染する。
    【主な感染場所】学校や職場、満員電車などの人が多く集まる場所

    接触感染:

    感染者がくしゃみや咳を手で押さえその手で周りの物に触れてウイルスが付く、
    別の人がウイルスの付いた物に触ってウイルスが付着。その手で、口や鼻を触って粘膜から感染する。
    【主な感染場所】電車やバスのつり革、ドアノブ、スイッチなど

     

    ●インフルエンザが重症化しやすい人

    ・高齢者 
    ・幼児 
    ・妊娠中の女性
    ・持病のある方:喘息のある人、慢性呼吸器疾患(COPD)、慢性心疾患のある人、糖尿病など代謝性疾患のある人 など

     

    ■インフルエンザ予防接種について

    本年度(2022/2023冬シーズン)の予防接種では、

    A/ビクトリア/1/2020(IVR-217)(H1N1)
    A/ダーウィン/9/2021(SAN-010)(H3N2)
    B/プーケット/3073/2013(山形系統)
    B/オーストリア/1359417/2021(BVR-26)(ビクトリア系統)
    の4種に効果があるといわれています。

    これ以外のインフルエンザの流行があった場合は、感染はしますが重症化は抑えられます。接種後14日くらいで免疫が付きますので、12月になる前に接種できると効果があると思われます。インフルエンザワクチンは、13歳以上は1回(0.5ml)の皮下注射で接種完了となります。

    6カ月以上3歳未満の方 1回0.25mL 皮下注射 2回接種
    3歳以上13歳未満の方 1回0.50mL 皮下注射 2回接種

    アレルギー等のある人は、主治医の先生によく相談しましょう。
    厚生労働省によると、今年度のインフルエンザワクチンの供給は、
    記録が残る中で最大の供給量となる約3,521万本を確保できる見込みです。

    また、今年は新型コロナワクチンとの同時接種も可能です。下記のコラムでご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。

    ただし、インフルエンザワクチン以外のワクチンは、新型コロナワクチンと同時に接種できません。
    予防接種が多数ある小さなお子さんは、他の予防接種とのスケジュールや接種間隔を考慮し、計画的に接種しましょう!

    出典:厚生労働省 令和4年度インフルエンザHAワクチン製造株の決定について(通知)
    https://www.mhlw.go.jp/content/000997612.pdf

     

    ■インフルエンザの治療薬について

    ●インフルエンザにかかってしまったら・・・

    ①ほかの人にうつさないように注意しましょう。
    ②学校保健法により、インフルエンザ 発症後5日、かつ、解熱後2日(幼児3日)が経過するまで出席停止になっています。
    ③大人もインフルエンザ 発症後5日、かつ、解熱後2日は出社しないのが無難だと思います。(会社によっては、特別休暇になっているところもあります。)

    では現在、インフルエンザ治療薬にはどんなものがあるのでしょうか?

    ①オセルタミビルリン酸塩(商品名:タミフル等)
    ②ザナミビル水和物(商品名:リレンザ)
    ③ペラミビル水和物(商品名:ラピアクタ)
    ④ラニナミビルオクタン酸エステル水和物(商品名:イナビル)
    ⑤アマンタジン塩酸塩(商品名:シンメトレル等)(A型にのみ有効)
    ⑥バロキサビル マルボキシル(商品名:ゾフルーザ)

    ただし、その効果はインフルエンザの症状が出始めてからの時間や病状により異なりますので、使用する・しないは医師の判断になります。
    抗インフルエンザウイルス薬の服用を適切な時期(発症から48時間以内)に開始すると、発熱期間は通常1~2日間短縮され、鼻やのどからのウイルス排出量も減少します。なお、症状が出てから2日(48時間)以降に服用を開始した場合、十分な効果は期待できません。効果的な使用のためには用法、用量、期間(服用する日数)を守ることが重要です。A型にのみ有効なアマンタジン塩酸塩は、ほとんどのインフルエンザウイルスが耐性を獲得しており、使用の機会は少なくなっています。バロキサビル マルボキシル(商品名:ゾフルーザ)については、薬剤耐性等の観点から、一般社団法人日本感染症学会と日本小児科学会が以下の趣旨の提言を出しています。

    ①12歳未満の小児では、慎重に投与を検討する(積極的な投与を推奨しない)。

    ②免疫不全患者や重症患者では、単独での積極的な投与は推奨しない。

    出典:厚生労働省 インフルエンザQ&A
    https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html

    出典:厚生労働省 インフルエンザ一問一答
    https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/dl/leaflet20110208_01.pdf

     厚生労働省では、インフルエンザをはじめとした感染症の一般的予防方法、流行状況や予防接種の意義、有効性、副反応等に関する国民の皆様の疑問に的確に対応するため、「感染症・予防接種相談窓口」を開設しています。

    【感染症・予防接種相談窓口】
     電話番号:03-5276-9337
    (午前9時~午後5時 ※土日祝日、年末年始を除く)

     

    ■インフルエンザを予防するためには?

    ●インフルエンザ予防接種の実施

    ●マスク着用

    ●手洗い・うがい

    ●室内の湿度管理

    ●適切な換気

    ●定期的なドアノブ・スイッチ・電話などのアルコール消毒

    ●十分な睡眠

    ●バランスの摂れた食事

    しっかりと出来る限りの予防をして、インフルエンザにかからないよう気を付けていきましょう!  


     

    株式会社Central Medience

    代表者:代表取締役 中川隆太郎
    所在地:〒105-0001 東京都港区虎ノ門2-10-1 虎ノ門ツインビルディング EAST棟8階
    事業内容:メディカルサポート、メディカルキャリア、医療経営等のソリューション提供 他
    公式HP:https://centralmedience.com/   

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