発明による社会貢献の喜びを次世代に伝える 「第8回樫尾俊雄 発明アイディア コンテスト」最優秀賞が決定
低学年の部 東京都サレジアン国際学園目黒星美小学校 鳥海 櫂生(とりうみ かい)さん 高学年の部 愛知県刈谷市立亀城小学校 加藤 遥乃(かとう はるの)さん
カシオ計算機創業者の一人で発明家でもある樫尾俊雄の理念を次世代へ伝える樫尾俊雄発明記念館(運営:一般財団法人樫尾俊雄記念財団)は、発明による社会貢献の喜びを広く伝えることを目的に、第8回「樫尾俊雄 発明アイディア コンテスト」の最終選考会を2025年11月16日(日)にオンラインで開催しました。

左より「樫尾 隆司」氏、「すずき まどか」氏、「櫻田彩子」氏、「伊部 菊雄」氏、「塚本萌太」氏
本年度の最優秀賞「樫尾俊雄賞」には、
低学年の部
東京都・サレジアン国際学園目黒星美小学校2年の 鳥海 櫂生(とりうみ かい)さん、
高学年の部
愛知県・刈谷市立亀城小学校6年の 加藤 遥乃(かとう はるの)さん
が受賞しました。
なお、鳥海さんは昨年に続き2年連続の最優秀賞受賞となります。
優秀賞である「発明記念館賞」には、
低学年の部
広島県・神石インターナショナルスクール3年の 菅野 貴仁(すげの たかひと)さん、
高学年の部
長崎県・精道三川台小学校4年の 南 遥紀(みなみ はるき)さん
が受賞しました。
「発明アイディア奨励賞」には、
低学年の部
東京都・東京都市大学付属小学校2年の 栗山 柚子香(くりやま ゆずか)さん、
高学年の部
東京都・江戸川区立西一之江小学校6年の 野口 こころ(のぐち こころ)さん
が選ばれました。
野口さんは、昨年の樫尾俊雄賞に続き2度目の入賞です。
また、「審査員特別賞」は以下の皆さんが受賞しました。
・低学年の部
山口県・宇部市立厚東小学校3年 岡田 百恵(おかだ ももえ)さん
東京都・板橋区立北前野小学校1年 横尾 陽莉(よこお ひまり)さん
・高学年の部
東京都・サレジアン国際学園目黒星美小学校5年 竹田 瑛理子(たけだ えりこ)さん
埼玉県・本庄市立中央小学校6年 山路 未來(やまじ みらい)さん
今回で8回目を迎えた本コンテストには、全国の小学生から 302作品 の応募が寄せられました。第1次・第2次審査を経て、高学年・低学年それぞれ5名、計10名が最終選考に進出。オンライン発表により最終審査が行われました。
ファイナリストの出身地は、東京都(5名)、埼玉県(1名)、愛知県(1名)、広島県(1名)、山口県(1名)、長崎県(1名)の10名でした。
■審査員
・特定非営利活動法人ガリレオ工房 名誉理事長 滝川 洋二 氏
・特定非営利活動法人ガリレオ工房 塚本 萌太 氏
・株式会社グローバルエナジーハーベスト 代表取締役 速水 浩平 氏
・サイエンスパフォーマー すずき まどか 氏
・樫尾俊雄記念財団 理事 伊部 菊雄 氏
・樫尾俊雄記念財団 理事長 樫尾 隆司氏
今年の応募者の作品の傾向としては、低学年の部では「体の不自由な方に役立つアイディア」や「未来の世界であったらいいなと思うもの」など、世相を反映したユニークな作品が多く、高学年の部では健康問題を解決するアイディア、あるいは体の不自由な人やお年寄りをいたわるアイディアが多く見受けられました。
■樫尾 隆司審査員長 コメント
『人の役に立つものを作る。この喜びを、未来を担う子供たちに伝えていきたい。
そんな思いで、この発明アイディアコンテストを開催しています。
皆さんからいただいたアイディアは、どれも素晴らしいものばかりでした。
皆さんがこのコンテストをきっかけにして、これからも、世の中の役に立つものを考え続けてくれたらうれしく思います』
なお、今回受賞した作品は、東京都世田谷区の樫尾俊雄発明記念館( https://kashiotoshio.org/ )において展示されます。
(参考URL: https://hatsumeicontest.jp/contest/result/2025.html )
■作品紹介と受賞コメント
・樫尾俊雄賞(最優秀賞)
【低学年の部】
東京都・サレジアン国際学園目黒星美小学校2年
鳥海 櫂生(とりうみ かい)さん
作品名 :のびーるスニーカー
応募テーマ :生活に便利で役立つもの
アイディアポイント:雨やさいがいのときに、スニーカーの中から、
ぼう水のゴムをのばせるしくみ。大雨や土、
石などから足をまもる。
受賞コメント :最優秀賞の樫尾俊雄賞を2年連続で受賞できてとても
うれしいです。このアイディアを考えたのは、
大雨のときに友達が買ったばかりの靴がびしょ濡れに
なってしまったのがきっかけでした。
でもアイディアはできましたが、形にするのに苦労しました。
靴を履くときに時間がかかったり手間がかかったりしたら
困るので、すぐに履けるような靴を考えました。
自分が作る時のことを考えて、少ない材料でできるもの
にしました。

樫尾俊雄賞 鳥海 櫂生さん 「のびーるスニーカー」
【高学年の部】
愛知県・刈谷市立亀城小学校6年
加藤 遥乃(かとう はるの)さん
作品名 : 遺品トークン
応募テーマ : 未来の世界であったらいいなと思うもの
アイディアポイント: 未来まで、戦争体験を伝えつづけることができます!
受賞コメント :樫尾俊雄賞を受賞してうれしいです。
私の場合、アイディアはお風呂に入っている時や、
なにか他のことをしている時に思いつきます。
今回の作品は博物館で戦争関係の展示を観たとき、実際に
戦争を体験した人の話が聞けるわけではなかったので、
深刻さが分かりにくく、実際に話が聞けたらよいのではと
感じたことがきっかけで、このアイディアが浮かびました。

樫尾俊雄賞 加藤 遥乃さん 「遺品トークン」
・発明記念館賞(優秀賞)
【低学年の部】
広島県・神石インターナショナルスクール3年
菅野 貴仁(すげの たかひと)さん
作品名 :のびる、ちぢむ、すりすりつりかわ
応募テーマ :人の役に立つもの
アイディアポイント:じぶんのせのたかさに、ちょうせいできる、つりかわ

発明記念館賞 菅野 貴仁さん 「のびる、ちぢむ、すりすりつりかわ」
【高学年の部】
長崎県・精道三川台小学校4年
南 遥紀(みなみ はるき)さん
作品名 :ペットボトルでレッツ!トレーニング!!
応募テーマ :体の不自由な人に役立つもの
アイディアポイント:お年よりや筋力がおとろえた人が家にいて、気軽に
手の筋力や足の筋をきたえることができる。
ペットボトルをつかんだり、はさんだりすることで
筋力をつける。

発明記念館賞 南 遥紀さん 「ペットボトルでレッツ!トレーニング!!」
・発明アイディア奨励賞
【低学年の部】
東京都・東京都市大学付属小学校2年
栗山 柚子香(くりやま ゆずか)さん
作品名 :空中アンブレラ
アイディアポイント:空中アンブレラは車イスやつえを使っている人が、
雨の日でも手を使わずに安全に歩けるようにする道具です。

発明アイディア奨励賞 栗山 柚子香さん「空中アンブレラ」
【高学年の部】
東京都・江戸川区立西一之江小学校6年
野口 こころ(のぐち こころ)さん
作品名 :家族の健康チェックはおまかせ!!トイレドクター
応募テーマ :未来の世界であったらいいなと思うもの
アイディアポイント:病気の早期発見につながる。

発明アイディア奨励賞 家族の健康野口 こころさん 「チェックはおまかせ!! トイレドクター」
・審査員特別賞
【低学年の部】
山口県・宇部市立厚東小学校3年
岡田 百恵(おかだ ももえ)さん
作品名 :さぎぼくめつうで時計
応募テーマ :世相を反映したユニークなアイディア
アイディアポイント:さぎをぼくめつしたいので、さぎ電話を知らせる
だけでなくさぎしたいほにつながるきのうをつけました。

審査員特別賞 岡田 百恵さん 「さぎぼくめつうで時計」
東京都・板橋区立北前野小学校1年
横尾 陽莉(よこお ひまり)さん
作品名 :すずしくん
応募テーマ :生活に便利で役立つもの
アイディアポイント:もうしょのおでかけのときに、あつさをふせいで
あんぜんにいられる、あたまのうえですずしいばしょを
つくるもの。

審査員特別賞 横尾 陽莉さん 「すずしくん」
【高学年の部】
東京都・サレジアン国際学園目黒星美小学校5年
竹田 瑛理子(たけだ えりこ)さん
作品名 :リハビリロボット
応募テーマ :体の不自由な人に役立つもの
アイディアポイント:足やうでにはめて、リハビリをするために使う。
その人に合わせて自動で動いてくれるので、足が動きを
覚え歩けるようになる。

審査員特別賞 竹田 瑛理子さん 「リハビリロボット」
埼玉県・本庄市立中央小学校6年
山路 未來(やまじ みらい)さん
作品名 :心と体のスマイル君
応募テーマ :世相を反映したユニークなアイディア
アイディアポイント:目に見えない体調不良や、察しにくい心の状態を、
色とマークを組み合わせてアクセサリーのように
身につけることで、お互いにわかりあえるアイディアです。

審査員特別賞 山路 未來さん 「心と体のスマイル君」





















