株式会社ジャノメ

ジャノメ、卓上ロボットJR4000シリーズ基板分割ロボット及び AP-Dオプション(カメラ搭載塗布)を11月4日に新発売

～次世代フラッグシップモデルでアプリケーションを拡充～

商品

2025年11月4日 12:00

株式会社ジャノメ(所在地：東京都八王子市、代表取締役社長：齋藤真)は、好評発売中の卓上ロボット「JR4000シリーズ」の新たなアプリケーションとして、「基板分割ロボット　JR4000ERT」と「AP-Dオプション(カメラ搭載塗布)」を2025年11月4日に発売いたします。本機を通じて、製造現場での作業効率向上と多様なニーズへの対応を実現してまいります。

[左]基板分割ロボットJR4000ERT／[右]APｰDオプション(カメラ搭載塗布)

■基板分割ロボット：低コスト・省スペースで高精度な基板切断を実現

「基板分割ロボット　JR4000ERT」は、JR4000シリーズに高精度スピンドルモータ、集塵システム、インジケータを搭載したパッケージ製品です。これにより低コストかつ省スペースで、簡単かつ正確な基板切断が可能です。

さらに、専用PCソフトウェア「JR C-PointsIII」を使用することで、USBカメラ(※)を活用した切断位置の視覚的なティーチングが可能です。PC画面上で拡大映像を確認しながら、切断位置を直感的に指定できるほか、今回、リーズナブルなUSBカメラでも位置補正の機能をご活用できるようになりました。また、CADデータを基にした切断経路の作成も簡単に行えます。刃物径を考慮した表示やオフセット機能により、短時間で正確なプログラム作成が可能です。

※対応するUSBカメラの仕様についてはお問い合わせください。

■AP-Dオプション(カメラ搭載塗布)：精密塗布作業を効率化

「AP-Dオプション(カメラ搭載塗布)」は、「Adjustment Package for Dispensing」をコンセプトとしたパッケージのオプションです。精密塗布を必要とする微細なワーク(加工対象物)に対応するため、マシンビジョンに最適なカメラ、レーザー変位計、ニードルアジャスタを1つのパッケージにまとめた製品です。

また、ユーザーインターフェースを刷新した「JR C-PointsIII」では、1つのPCソフトウェアでロボットとカメラの設定が行えるだけでなく、スプライン曲線を含む3D-CAD図面の読み込みが可能です。

このため、誰でも簡単に精密なティーチング(動作プログラムの設定)が行えるようになりました。本機能は、JR4000シリーズのJR4300以上の幅広いワークサイズに対応可能です。

■次世代フラッグシップモデル「JR4000シリーズ」を基盤にした新製品

今回発表する「基板分割ロボット」と「AP-Dオプション(カメラ搭載塗布)」は、次世代フラッグシップモデルであるJR4000シリーズを基盤に開発されました。本製品を通じ、設備の立ち上げ時間の短縮が可能となり、製造現場での生産性向上への貢献が期待できます。

当社はこれからも、営業面・技術面でのお客様サポートと生産現場での作業用途に合わせた製品・ソフトウェアの開発を進め、ラインナップの充実を図ってまいります。

■製品概要

商品名　　　　　：基板分割ロボット　JR4000ERT

国内希望小売価格：オープン価格(個別にお見積り)

発売日　　　　　： 2025年11月4日

用途　　　　　　：基板分割

URL　　　　　　： https://www.janome.co.jp/industrial/jpn/products/desktop_robot/jr4000ert_series/index.htm

JR4000シリーズ　基板分割ロボット　主な仕様