近畿大学アンチエイジングセンター第36回市民公開講座 "食べる力"の低下を防ぎ、食事で健康的に老化を遅らせる方法について講演

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    2025年10月10日 15:00
    令和6年(2024年)開催の第35回市民公開講座の様子
    令和6年(2024年)開催の第35回市民公開講座の様子

    近畿大学アンチエイジングセンター(大阪府東大阪市)は、令和7年(2025年)10月18日(土)、近畿大学東大阪キャンパスにて、市民公開講座を開催します。第36回目となる今回は、近畿大学アンチエイジングセンターが監修する疾病の予防や進行を阻止することを目的とした「近大アンチエイジング弁当」の制作に携わるお二人に、「食と栄養で彩る健やかな毎日」をテーマに講演していただきます。また、近大アンチエイジング弁当を無料配布し、講座終了後には近畿大学薬学部薬用植物園の見学会も実施します。

    【本件のポイント】
    ●"食べる力"の低下を防ぎ、栄養バランスのとれた食事で健康的に老化を遅らせる方法を学ぶ
    ●自分らしく楽しく生きることを通して健康的なアンチエイジングを実現する方法を学ぶ
    ●疾病の予防や進行を阻止することを目的とした近大アンチエイジング弁当を無料配布

    【本件の内容】
    予防医学領域におけるアンチエイジング(抗老化)の基盤および実践的研究は、世界的にも特に著しい高齢化が進む我が国において極めて重要です。近畿大学アンチエイジングセンターでは、国民の第一の財産である健康を守り、健康寿命を延ばし、生き生きとした社会を創るため、学術的研究のみならず、市民公開講座、スポーツ教室の他、講演会や研究会を通じて市民の健康増進に貢献しています。
    今回開催する「第36回市民公開講座」では、「食と栄養で彩る健やかな毎日」をテーマに、加齢にともなう"食べる力"の低下を防ぎ、栄養バランスのとれた食事で健康的に老化を遅らせる方法や、体と心の両面から自分らしく楽しく生きることで実現するアンチエイジングのあり方について、近畿大学農学部食品栄養学科准教授 木戸慎介と株式会社からここカンパニー(八尾市植松町)代表取締役 小林雅代氏からわかりやすく紹介します。また、参加者には、農学部食品栄養学科の学生がオリジナルメニューを考案し、文芸学部芸術学科造形芸術専攻の学生がパッケージデザインを手がけた近大アンチエイジング弁当を無料で配布します。さらに、講演終了後には近畿大学薬学部薬用植物園の見学会も実施します。

    【開催概要】
    日時  :令和7年(2025年)10月18日(土)11:00~14:00(10:30受付開始)
    場所  :近畿大学東大阪キャンパス C館 1階 101教室
         (大阪府東大阪市小若江3-4-1、近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩約10分)
    対象  :一般の方(参加無料、定員150名、先着順)※定員に達したため受付終了
    お問合せ:近畿大学アンチエイジングセンター(https://www.kindai.ac.jp/antiaging/
         TEL(06)4307-3058 FAX(06)6730-1394

    【講演1】
    タイトル:毎日の"食べる力"が老化を防ぐ~今日からはじめる食べるアンチエイジング~
    講師  :近畿大学農学部食品栄養学科、近畿大学アグリ技術革新研究所 准教授 木戸慎介
    時間  :11:00~12:00
    内容  :
    年齢を重ねると、食欲の低下や噛む力・飲み込む力の衰え、消化吸収機能の低下などにより、必要な栄養素を十分にとることが難しくなります。とくに、たんぱく質やビタミン、ミネラルといった微量栄養素は、筋肉量の維持、骨の健康、免疫機能の保持、そして老化の進行を穏やかにするうえで極めて重要です。本講演では、これらの栄養素が体内でどのように働くのか、不足したときにどのような変化が起こるのか、さらに毎日の食事の中でどのように無理なくとり入れるかを、最新の知見とともにわかりやすく解説します。また、私たちが実際に考案した「近大アンチエイジング弁当」の開発背景や栄養的特徴についても紹介し、来場された皆さまには実際にご試食いただく機会を設けています。食を通じた健康づくりの第一歩を、ぜひこの講演から始めてみませんか。

    【講演2】
    タイトル:現場から見えてきた"体と心の健康"の条件
    講師  :株式会社からここカンパニー、一般社団法人ソース、有限会社からここマーケット
         代表取締役 小林 雅代 氏
    時間  :13:00~14:00
    内容  :
    「アンチエイジング」を辞書で調べてみると「老化を防止すること」とあります。老化を防止するために必要なことは何でしょうか?私は、毎日を自分らしくワクワク生きることだと考えています。そのためには、まず体のメンテナンスが欠かせません。そして、心が満たされるには、自分らしい関わりや役割も必要です。食品会社として学校給食や介護食を手がける中で、毎日食べるものがその人の体をつくることを、また就労支援の現場では、働くことや人と関わることが心や意識の明るさに深くつながっていることを、実感しています。健康的に生きるための"選択"は人それぞれです。大切なのは、自分が楽しいと感じることを自分で選んでいくことです。この講演が、あなた自身の「私らしいアンチエイジング」を見つけるきっかけになれば嬉しいです。

    【近大アンチエイジング弁当】
    アンチエイジングセンターでは、食生活に直結する食事(近大アンチエイジング弁当)の開発を通して、健康寿命の延伸に悪影響をおよぼす疾病の発症を予防し、疾病の進行を阻止することを目的とした研究をすすめています。薬学総合研究所と農学部が取り組むプロジェクトにおいて、農学部食品栄養学科の学生がオリジナルメニューを考案し、「近大アンチエイジング弁当(もみじハンバーグ弁当)」として、株式会社 からここカンパニーが製造しました。また、パッケージデザインは文芸学部芸術学科の学生が手がけました。

    【株式会社 からここカンパニー】
    所在地 :大阪府八尾市植松町2丁目6番地11号
    代表者 :代表取締役社長 小林 雅代
    事業内容:食品製造業
    創業  :昭和32年(1957年)
    従業員数:460人

    【関連リンク】
    農学部 食品栄養学科 准教授 木戸慎介(キドシンスケ)
    https://www.kindai.ac.jp/meikan/837-kido-shinsuke.html

    アンチエイジングセンター
    https://www.kindai.ac.jp/antiaging/
    農学部
    https://www.kindai.ac.jp/agriculture/
    文芸学部
    https://www.kindai.ac.jp/lit-art-cul/
    薬学部
    https://www.kindai.ac.jp/pharmacy/
    薬学総合研究所
    https://www.phar.kindai.ac.jp/centers/

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