ITSUDATSU、人的資本経営を加速する「KANAME」において 組織の潜在課題・潜在人材を可視化する 独自の解析技術で特許を取得

    ~独自アルゴリズムで人的資本の“見えない価値”を開示可能に~

    企業動向
    2025年10月6日 10:30

    経営者特化型意識解析サービス「I AM CEO」やISO 30414/人的資本経営コンサルティングサービス等を運営する株式会社ITSUDATSU(本社:東京都港区、代表取締役Co-CEO:黒澤 伶)は、独自開発した組織・人材解析ソリューション『KANAME』において、組織の潜在課題と潜在人材を同時に可視化する解析技術において特許を取得したことをお知らせいたします。


    ■サービスURL: https://itsudatsu.com/kaname/


    独自の解析技術で特許取得

    独自の解析技術で特許取得


    【特許概要】

    特許番号 :特許第7744002号

    特許権者 :株式会社ITSUDATSU

    発明の名称:情報処理装置

    登録日  :2025年9月16日


    本特許技術は、従業員や候補者に対する質問の回答をもとに、「調和性(協調度)」と「逸脱性(革新度)」を同時に数値化する仕組みです。「協調×革新」を同時に満たす人材を抽出し、回答タイミングまで加味して短期のキーパーソンと長期の幹部候補を動的に特定する人材分析アルゴリズムが特許認定されました。



    【特許技術の概要】

    (1) 高適応・高革新の“要人材”(社内影響力者候補)を客観的に抽出

    『KANAME』最大の特徴は、単なるエンゲージメントの高さではなく「調和性(協調度)」と「逸脱性(革新度)」双方が高い人材を見極める点です。調和性とは組織の価値観や周囲と調和する力、逸脱性とは現状に挑戦し変革を起こしうる力と定義できます。一般的なサーベイでは従業員の満足度やエンゲージメントが高いほど「良い」とされがちですが、それだけでは革新的リーダー候補は浮かび上がりません。『KANAME』はあえて既存の枠組みに囚われない“異端”の才覚にも注目することで、「未来を牽引する可能性のある人材」を発掘することに成功しています。

    適応度(調和性)×革新性(逸脱性)の直交二軸で人材を判別し、二条件の同時満足を要件とする厳密な選抜基準によって、従来の評価軸では埋没しがちな高適応・高革新の“要人材”(社内影響力者候補)を客観的に抽出し、組織への適応度×革新性のマトリクスで人材を評価しているとも言え、これは一般的なエンゲージメントスコア(組織適応度の指標)単体とは一線を画します。これにより、従来の評価軸では埋もれていた「社内の影響力者になり得る隠れた逸材」を客観的データで洗い出せるようになりました。


    (2) タイミング軸による短期/長期要人材の抽出

    他サービスが年次・四半期など定点のスコア比較に留まる中、『KANAME』は回答内容に基づいて「短期的な要人材」と「長期的な要人材」を区別して抽出する特許技術を有します。例えば、現時点ですでに高いパフォーマンスと自律性を発揮している人材は短期的なキーパーソンとして即戦力リーダー候補に位置付けられます。一方で、現時点の業績は平凡でも調和性・逸脱性のポテンシャルが高い人材は長期的な要人材、すなわち「将来頭角を現すハイポテンシャル層」として抽出されます。このような区別は、単発のエンゲージメント数値からは見えてこない人材の成長曲線を捉えるのに有効です。『KANAME』はβ版提供時から複数回のサーベイデータを蓄積し、要人材の成長率・変化率まで追跡分析する『KANAME Data Campus』を設立するなど、時間軸分析に注力してきました。

    その結果、経営者は「今すぐ登用すべき人材」と「将来に向け投資すべき人材」を明確に区別でき、それぞれに最適なアプローチ(直近の重要プロジェクトを任せるor育成計画を描き長期投資する等)を取れるようになります。


    特許概要

    特許概要


    【人的資本経営の実践強化とIR・企業価値への貢献へ】

    国際規格「ISO 30414」にも代表される人的資本情報の開示ニーズが高まる中、人的資本の開示や経営に対する投資家の目は一段と厳しさを増しています。企業はまさに「誰に投資すべきか」をデータで説明する必要があり、『KANAME』の技術は人的資本経営の実効性を高め、IRや株主への透明性向上にも直結するソリューションとなります。従来のエンゲージメント調査が従業員満足度の計測と課題改善に留まる受け身型だったのに対し、『KANAME』は将来の組織を牽引する人材を主軸に据えた能動型の組織戦略を提案します。データに裏打ちされたこのアプローチにより、経営戦略と人材戦略の融合が進み、人的資本経営を真に経営者視点から機能させることが可能になります。


    『KANAME』の分析アルゴリズムは限られた経営資源を誰に投資すべきかについて科学的根拠を与え、経営層が自信を持ってハイポテンシャル人材に集中投資できるよう支援するものです。埋もれていた逸材への的確な投資は人的資本経営の効果を飛躍的に高め、ひいては企業価値の向上に直結すると期待されます。


    ITSUDATSUは今回の特許取得を契機に、経営者視点の人材戦略を支援するサービス基盤を一層強化し、人的資本経営の新たな可能性を切り拓いてまいります。



    【株式会社ITSUDATSU 代表取締役 Co-CEO 黒澤 伶よりコメント】

    この度、独自開発した組織・人材解析ソリューション『KANAME』の分析技術が特許として認められ、大変嬉しく思います。『KANAME』は、従来の人材評価では埋もれがちだったハイポテンシャル層(隠れた逸材)を客観的なデータに基づき可視化することを可能にしました。また、本技術によって、人的資本経営における「抜擢」や「昇格」など特定の個人に対するデータドリブンな投資判断が可能となり、経営層は自信を持ってハイポテンシャル層に集中投資できるようになります。本技術が今後の企業経営やIR、そして人材育成方針にも大きなインパクトをもたらせるようにより一層精進してまいります。



    【会社概要】

    会社名 : 株式会社ITSUDATSU

    所在地 : 東京都港区赤坂8-4-14青山タワープレイス8階

    代表者 : 代表取締役CEO 黒澤 伶

    設立  : 2019年3月5日

    資本金 : 1000万円

    会社HP : https://itsudatsu.com/

    サービス: ■企業向け

          - 最優先育成人材発掘・抜てきサービス「KANAME」

           https://itsudatsu.com/kaname/

          - 最優先要人材発掘サービス「KANAME Recruiting」の開発・運営

           〈採用向け〉

          - ISO 30414/人的資本経営コンサルティングサービス

           https://itsudatsu.com/iso30414-consulting/

          -経営者特化型意識解析サービス「I AM CEO」

           https://iamceo.co.jp/

          ■個人向け

          - 自分という可能性と向き合うポテンシャル診断サービス

           「KANAME Personal」

           https://itsudatsu.com/kaname-personal/

          - 自分の素質を研ぎ澄ます9ヶ月間の集中講座「KANAME Academy」

           https://itsudatsu.com/kaname-academy/


    ITSUDATSUは、法人と個人のお客様に対して、逸脱した成長が可能となるような新しいHRソリューションを提供しています。「ITSUDATSU(非直線的な現象)を再現性の高い世の中にする」というビジョンを掲げ、人間をあるがままに生かし、組織の中で自由度を拡大し、高い成果を上げ続けることができるよう、お客様に真摯に向き合います。

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