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    NTTドコモビジネス株式会社

    未来社会の実現に向けた「テクノロジーロードマップ2025」を公開

    ~企業や地域を超えた共創で社会課題解決に貢献~

    サービス
    2025年9月17日 10:30

     NTTドコモビジネス株式会社(旧 NTTコミュニケーションズ株式会社、以下 NTTドコモビジネス)は、企業と地域が持続的に成長できる自律分散型社会を支える「産業・地域DXのプラットフォーマー」として、豊かな未来社会の実現に向けた、「テクノロジーロードマップ2025」(以下 本ロードマップ)を2025年9月17日より公開します。

     本ロードマップは、社会課題解決に向けて、企業や地域を超えた共創が織りなす「未来への羅針盤」をイメージしています。NTTグループの多様なアセットをワンストップで提供し、総合ICT事業を担うNTTドコモビジネスの特徴を活かし、7つの技術領域の展望を示したものです。



    1.背景

     近年、日本社会は少子高齢化、都市と地方の格差、地球規模での環境問題、さらには巧妙化するサイバーリスクなど、多様で深刻な課題に直面しています。これらは企業や自治体の努力だけでは解決できず、産官学民が連携し、共に知恵を出し合い行動することが求められています。

     NTTドコモビジネスは、通信を通じて人と人をつなぎ、コミュニティをつなぎ、さまざまなビジネスをつないでいます。加えて「どのような未来を描き、誰と共に創り出すのか」という現在と未来を「つなぐ」ことも求められています。

     そのため、NTTドコモビジネスは、企業と地域が持続的に成長できる自律分散型社会を支える「産業・地域DXのプラットフォーマー」として、社会課題の解決に向けた技術の方向性を示すロードマップを作成しました。



    2.概要

     本ロードマップは、豊かな未来社会への共創に向けて、客観的な調査とNTTドコモビジネスの知見を基に、短期(~2025年)/中期(2026~2028年)/長期(2029~2034年)の3つのフェーズに分け、重点的に取り組む7つの技術の方向性を示しています。

     7つの技術は以下の通りです。


    1.AI/ロボティクス

     AIによる業務効率化・自動化から、AI同士の連携の高度化による複雑な課題解決に寄与します。さらにはAI/ロボットと人々が共生し、生活や仕事にとけこむことにより、優しさとゆとりに満ちた「豊かな日常」の実現をめざします。


    2.IoT/データ/デジタルツイン

     IoTによるデータ収集・管理を簡易化・自動化し、詳細で価値ある大量のデータを集めることでデジタルツイン基盤の構築を支えます。将来的には、AI/ロボティクスによる社会オートメーションを活用し「経済の安定成長」につなげます。


    3.仮想化(Cognitive Foundation(R)※1)

     必要な時に必要な量だけ使えるエコなネットワークから、多様なコンピュータリソースの利活用を実現します。さらには、システム管理者の意図を汲み取る自律型AIエージェントにより、高度化・多様化するIT管理の課題を解消するオペレーターフリーな世界をめざします。


    4.データセンター/量子

     冷却・省電力技術の高度化およびGPU等の分散技術により膨大なAI・電力需要に対応します。将来的には量子コンピューティングの革新的な計算能力を活用し、交通、物流、金融および製造などに関する従来のコンピューターでは解けない最適化問題の解決を通じて新しい産業創出の展開をめざします。


    5.セキュリティ

     工場・医療などOT(Operational Technology)※2ネットワークの保護から、分散型識別子等による信頼基盤を実現します。将来的には「安心・安全な社会」に向けて、AI/ロボット同士のやり取りが増えていく中で、一定のルールに従いAIが自動でリスクに対応するセキュリティへの進化をめざします。


    6.ICTインフラ(IOWN(R)※3)

     超高速・低遅延通信や省電力化により、自動運転支援や都市・医療の最適化を支えます。さらには世界中のデータをリアルタイムでつなぎ、時間・距離そして組織を超え共創しあう次世代社会の創造を支え、「持続的な資源循環の未来」をめざします。


    7.宇宙/NTN※4/モバイル

     5Gの優先制御機能などによる途切れない通信の対応から、あらゆる場所での高速通信を実現します。将来的には宇宙統合コンピューティング環境と連携した強靭なネットワークにより、気候変動や災害に対するお客さまICT環境のレジリエンシーを高め、事業継続が可能な環境の実現をめざします。


    本ロードマップの詳細は、以下のURLにて公開しています。

    https://www.ntt.com/about-us/technologyroadmap.html



    <本ロードマップの俯瞰図>




    3.今後の展開

     NTTドコモビジネスは、本ロードマップに沿って、NTT R&Dの研究開発成果などを活用したICT技術の社会実装を推進するとともに、産業・地域のあらゆるお客さまやパートナーのみなさまと共創を進めます。そして、テクノロジーの力で社会課題を解決し、「豊かな日常」、「経済の安定成長」、「安心・安全な社会」、「持続的な資源循環の未来」という、豊かな未来社会の実現をめざします。


    4.その他

     10月開催予定の「NTT docomo Business Forum'25」にて、本資料をもとに以下の特別講演を予定しています。


    NTT docomo Business Forum'25

    日時:2025年10月10日(金)

    タイトル:テクノロジーと共創で描く日本の未来図

    URL: https://www.ntt.com/business/go-event/sessions.html?modalid=s-04




     「NTTコミュニケーションズ株式会社」は2025年7月1日に社名を「NTTドコモビジネス株式会社」に変更しました。私たちは、企業と地域が持続的に成長できる自律分散型社会を支える「産業・地域DXのプラットフォーマー」として、新たな価値を生み出し、豊かな社会の実現をめざします。

    https://www.ntt.com/about-us/nttdocomobusiness.html



    ※1:「Cognitive Foundation(R)」とは、あらゆるICTリソースを全体最適に調和させて、必要な情報をネットワーク内に流通させる技術です。

    「Cognitive Foundation(R)」は、NTT株式会社の商標または登録商標です。

    ※2:OTとは、Operational Technologyの略で、工場やプラントなどの運用技術のことです。

    ※3:「IOWN(R)」とは、Innovative Optical and Wireless Networkの略で、あらゆる情報を基に個と全体との最適化を図り、光を中心とした革新的技術を活用し、高速大容量通信ならびに膨大な計算リソースなどを提供可能な、端末を含むネットワーク・情報処理基盤です。

    「IOWN(R)」は、NTT株式会社の商標または登録商標です。

    ※4:NTNとは、Non-Terrestrial Networkの略で、人工衛星や無人飛行機などを活用し、上空から広範囲に通信を提供する技術です。

    すべての画像

    <本ロードマップの俯瞰図>
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