日本発の情報セキュリティ国際会議「CODE BLUE」中間報告  基調講演にTEDスピーカーのイスラエル・Keren Elazari氏ら  公募・審査した講演を採択

CODE BLUE実行委員会は24日、サイバーセキュリティに特化した日本発の国際会議CODE BLUE(2014年12月18日・19日開催、於:東京・御茶ノ水・ソラシティカンファレンスセンター)の基調講演にイスラエル女性でTEDスピーカーのKeren ElazariとIDA Pro創立者のIlfak Guilfanovの2氏を決めるとともに、公募した発表内容の中から講演を採択したことを発表します。
決定した各講演の詳細は、公式サイトにて随時発表します。なお、現在までに応募いただいた発表内容も審査を続け、新たな応募も引き続き日本語・英語にて受け付けます。

前回会議の模様(1)
前回会議の模様(1)

CODE BLUE 公式サイト http://www.codeblue.jp


■基調講演の内容は下記の通りです。

<タイトル>
サイバーセキュリティの5つの問題 - セキュリティ専門家とハッカーはどう世界を救うのか?
(The 5 biggest problems of cyber security - and how security professionals & hackers can save the world)

Keren Elazari氏
イスラエルの女性でTEDスピーカー。サイバーセキュリティ専門家であるハッカー達をimmune system(免疫システム)に捉えて持論を展開。世界がハッカーを必要としていること、重要な社会的役割を担っていること、ハッカーが世界にプラスの影響を与える存在であることを解説する。Kerenは過去に大手セキュリティ企業、政府機関などでの勤務、現在はGigaOmのリサーチアナリストである。過去にはDLD2013、RSA2013、WIRED 2012、NATO International Conference on Cyber Conflict(NATOによるサイバー防衛に関する国際会議)で講演している。
http://codeblue.jp/2014/speaker.html#KerenElazari
http://www.ted.com/talks/keren_elazari_hackers_the_internet_s_immune_system


<タイトル>
後日発表

Ilfak Guilfanov氏
IDA Pro創立者の一人。Hex-Rays社のCEO。未知のウイルスやマルウェアを解析するツールとして世界中のサイバーセキュリティ専門家に愛用されるバイナリ解析ソフトを作成・開発した人間から見える世界のセキュリティに関する講演。彼はWindowsがまだ公式なパッチ(脆弱性を修復するソフト)が提供されていない頃から非公式にパッチを公開。著書に「A Simple Type System for Program Reengineering」、「Fast Library Identification and Recognition Technology」等がある。ベルギー在住。
http://codeblue.jp/2014/speaker.html#IlfakGuilfanov
http://www.hexblog.com/about.html


■採択した講演の内容は下記の通りです。

1. マイクロソフト脆弱性リサーチ:ベンダーとしての脆弱性検知
Microsoft Vulnerability Research: How to be a Finder as a Vendor
by David Seidman and Jeremy Brown(デイヴィッド・シードマン&ジェレミー・ブラウン)

2. クレジットカード情報を盗むPOSマルウェアの解析
Anatomy of a Credit Card Stealing POS Malware
by Amol Sarwate(アモール・サワーテ)

3. 日出づる国の組込セキュリティ
Embedded Security in The Land of the Rising Sun
by Ben Schmidt and Paul Makowski(ベン・シュミット&ポール・マコウスキー)

4. サイバーエスピオナージを抑制するためにデバイスを無効化するハイパーバイザー
DeviceDisEnbler: A hypervisor which hides devices to protect cyber espionage
by Kuniyasu Suzaki(須崎 有康)


【情報セキュリティ国際会議CODE BLUEについて】
世界トップクラスのサイバーセキュリティ専門家による研究成果を共有することで、最新のサイバーセキュリティ技術情報の交換と国際的交流、参加者への教育・学習・気付きの機会を提供する国際会議。国内外から最新情報を取り入れ、アジアから世界に通用する人材発掘を促し、国内およびアジアの優秀な研究成果を国際社会に発信する事を目指します。企業向けに、国内・海外からの多様なサイバーセキュリティ専門家同士の交流を通して、共同研究・事業提携の促進、リクルーティングの機会提供、グローバルな視点を持った人材育成を狙いとしています。


【開催概要】
会期    : 2014年12月18日(木)~12月19日(金)
会場    : 東京・御茶ノ水 ソラシティカンファレンスセンター
主催    : CODE BLUE 実行委員会
参加費(税別): 早期割引 30,000円/通常価格 35,000円/
        最終申込 40,000円/当日 45,000円
定員    : 500名
その他   : 全編同時通訳付き
SNS     : [Twitter] @codeblue_jp
        [Facebook] https://www.facebook.com/codeblue.jp
公式サイト : http://www.codeblue.jp/


【CODE BLUE実行委員会】
<実行委員長>
佐々木 良一 東京電機大学 教授

<実行委員(五十音順)(オブザーバ含む)>
新井 悠  トレンドマイクロ株式会社
鵜飼 裕司 株式会社FFRI
歌代 和正 株式会社インターネットイニシアティブ
菊池 浩明 明治大学
篠田 佳奈 株式会社BLUE
高橋 郁夫 駒澤総合法律事務所
竹迫 良範 SECCON実行委員長
はせがわ ようすけ ネットエージェント株式会社
丸山 満彦 デロイト トーマツ リスクサービス株式会社
山崎 圭吾 株式会社ラック


【事前参加登録について】
申込期間  :2014年8月1日(金)~2014年12月15日(月)
参加費(税抜):早期割引(8月1日~9月30日) 30,000円
       通常(10月1日~11月30日)  35,000円
       最終(12月1日~12月15日)  40,000円
定員    :500名
参加条件  :特になし
申込方法  :参加登録ページより「オンラインチケット(Peatix接続)」を
       クリックしてPeatixサイトにてチケットを購入ください。

詳細・申込ページ: http://codeblue.jp/2014/registration.html


【論文募集について】
申込期間  :2014年8月1日(金)~2014年10月15日(水)
応募方法  :メール( cfp@codeblue.jp )で下記の応募内容を送付。
       <応募内容>
       (メールタイトル)
       CODE BLUE 2014 CFP:発表者の名前
       (メール本文)
       Title:講演タイトル
       Name:講演者名
       Abstract:講演概要(講演資料があれば尚良し)
       Outline:講演内容のアウトライン
       Speaker Bio:講演者のプロフィール。過去の講演経験など。
       Demo:デモンストレーションの有無
       PC:PC持ち込みの有無
       Contact:メールアドレス
            (可能であれば携帯番号などメール以外の連絡先)
       Remarks:その他、当日の環境の要望
            (例:Audio Outputの有無など)
定員    :10~12枠を予定(応募内容によって増量の可能性あり)
詳細・応募フォーム: http://codeblue.jp/2014/cfp.html

カテゴリ:
イベント
ジャンル:
セキュリティ

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