日本遺産指定地域内・和歌浦で循環型地域再生モデルを確立―「持続可能な地域再生プロジェクト」始動
野上不動産株式会社(所在地:和歌山県和歌山市和歌浦中1-3-48、代表:野上真紀)は、日本遺産に指定されている和歌浦地域の活性化を目指す「持続可能な地域再生プロジェクト」を開始します。同プロジェクトでは、和歌山県ふるさと納税型クラウドファンディングを活用し、2025年11月28日まで資金調達を行います。
経済循環を生み出す地域課題解決への挑戦
和歌浦地域は「絶景の宝庫・和歌の浦」として日本遺産に認定された歴史的価値の高いエリアですが、近年は人口減少や空き家率の上昇が課題となっています。かつて活気に満ちていた地域も、高齢化と商店街の衰退により活力を失いつつあります。
こうした状況を受け、2022年に東京から和歌山にUターンした野上氏は、地元の海を望む船頭山に宿泊施設を開業。平安時代から存在する玉津島六山/島の一つである船頭山において、既に2棟2室を簡易宿所として運営しています。「HABi-Wakaura」と名付けられたこの施設は、国内外から多くの宿泊客を集め、空き家を有効活用した成功事例となっています。
「和歌浦の海は私のふるさとそのもので、この海を見ていると落ち着きます。その海を見ていたい。そんなシンプルな気持ちが核にあり、ようやく海が見える不動産に巡り会いました」。
地域内経済循環を創出する持続可能な再生モデル
本プロジェクトの最大の特徴は、宿泊施設の収益を地域再生に還元する循環型モデルにあります。観光客が支払う宿泊料金が地域の空き家解消や新たな価値創出に直接投資される仕組みを構築し、持続的な地域発展を目指します。具体的には以下の取り組みを計画しています。
- 宿泊施設の付加価値向上:船頭山山頂に露天風呂やシャワールームを新設し、宿泊料金の上乗せによる収益増を図ります。この増収分を周辺の空き家解体や再利用のための資金として活用し、地域内で資金が循環する仕組みを確立します。
- 空き家の戦略的活用:隣接する空き家や空き地を段階的に取得・再生し、ゲストハウスや共有スペースとして整備。これにより地域の美観維持と新たな人の流れを創出し、来訪者の消費が地域内で循環する経済構造を作り出します。
- 多機能型複合施設の運営:宿泊機能に加え、移住相談窓口、地元アート展示販売、地域特産品販売など多様なサービスを提供。デイユースでの施設利用も可能にし、観光客と地域住民の交流を促進します。
- 地域との共存:災害時には施設を開放するなど、地域と共存する運営を目指します。利益の一部を地域活動に還元する仕組みも整備します。
「私たちだから人を呼べているのではないかと思い始めました。そのノウハウを活かして、地域全体の価値向上に貢献したい」と野上氏は地域再生への思いを語ります。
和歌山県ふるさと納税型クラウドファンディングの活用
本プロジェクトは和歌山県のふるさと納税型クラウドファンディングを活用し、目標金額100万円の達成を目指します。支援者には露天シャワー利用券や宿泊券、桜の植樹権など魅力的な返礼品が用意されています。期間は2025年11月28日23時59分まで、MOTION GALLERYにて実施中です。
ふるさと納税の仕組みを活用することで、2,000円を超える寄附額が税金控除の対象となり、実質2,000円の負担で地域活性化を支援できます。
野上不動産株式会社 会社概要
- 会社名:野上不動産株式会社
- 所在地:和歌山県和歌山市和歌浦中1-3-48
- 代表者:野上真紀
- 事業内容:不動産賃貸業、不動産仲介業、宿泊業他
- クラウドファンディング・プロジェクトURL:https://motion-gallery.net/projects/habi-wakaura
- 施設URL:https://habi-love.com/















