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カナダ・オンタリオ州、水関連の特許取得が世界最多!

カナダ・オンタリオ州は、過去30年間に世界中どこの自治区よりも、多くの水関連の特許を取得していたことがこのほど明らかになりました。

オンタリオ・クリーン・テクノロジー・アライアンス(Ontario Clean Technology Alliance:以下OCTA)※1が発表したものです。「美しい水」を意味するオンタリオは、その名の通り淡水資源に恵まれており、五大湖のうち4つの湖と境界を接し、無数の湖沼(25万以上)や河川、豊富な水量の地下水があります。

OCTAとともに水技術推進プロジェクトを展開するウォーター・テクノロジー・アクセラレーション・プロジェクト(Water Technology Acceleration Project:以下WaterTAP)によると、世界最多の特許数に加え、オンタリオ州には900社もの水処理産業に特化した企業が存在しており、水関係のイノベーションで世界的リーダーの地位を維持しています。

両者は先月、ドイツ・ミュンヘンで開催された世界有数の上下水処理・廃棄物処理・再資源化技術専門見本市「IFAT 2014」に出席。世界で見ると、クリーン・テクノロジー市場は1兆カナダドル(約94兆円)規模とされており、両者はより多くのグローバル企業を誘致するためにも、精力的に活動しています。

WaterTAPのCEO、ブライアン・マルジェラ(Brian Mergaelas)博士は、「WaterTAPが存在するのは、世界の水技術の中心としてのオンタリオ州の地位を守り抜くためです。我々のチームは、水技術の起業家や水道事業者などが企業や投資家とコネクションを作り、オンタリオの水ビジネスに必要な資金や人材を見つけることを支援しています。」と語っています。

■関連情報
・オンタリオ州全体では、水産業に特化した研究機関が21あり、州政府は2003年以来、成長が見込まれる主力産業として12億カナダドル(約 1,128億円)を投資してきました。
・オンタリオの水産業は22,000人を雇用しており、このうち1,400人はクリーン・テクノロジー部門に属しています。
・グローバル企業では、ヴェオリア・ウォーター(Veolia Water)、GEウォーター(GE Water)、ダナハー(Danaher)などが、オンタリオに拠点を置いています。
こうした世界で展開する企業がオンタリオ州の水部門に関心を持ったきっかけは、同州における大規模な企業買収2件。
ゼノン・エンバイロメンタル(Zenon Environmental):ゼネラル・エレクトリックが7億6,000万カナダドル(約714億4,000万円)で買収、トロジャン・テクノロジーズ(Trojan Technologies):ダナハーが2億4,600万カナダドル(約231億2,400万円)で買収。

※1 オンタリオ・クリーン・テクノロジー・アライアンス(Ontario Clean Technology Alliance:OCTA)について
高い教育水準を誇る労働力、成長機会、低リスクの事業環境と、手厚い研究開発税額控除制度を提供しており、各国の見本となっています。同アライアンスには、トロント地域、オタワ地域、ハミルトン市、ウォータールー地域、ナイアガラ地域、ウィンザー・エセックス郡、ロンドン市、サーニア-ラムトン郡、グエルフ市、チャタム・ケント地域、オンタリオ州南西部マーケティング・アライアンスが参加しています。また、カナダ外務・国際貿易省とオンタリオ州政府経済開発革新省も、パートナーとして参加しています。
ウェブサイト(英文) ⇒ http://www.ontariocleantechalliance.com

※為替レートは1カナダドル=94円で計算しています。

■オンタリオ州の民間部門の強み
世界の水技術に対するニーズ(分類すると4カテゴリー)に、技術革新やエンジニアリングの知識を持って応えることが可能。

☆その他ファイル1の水チャートを挿入

出典:WaterTAPのウェブサイト http://www.watertapontario.com/asset-map/executive-summary

■オンタリオ州の水研究の強み
オンタリオ州の研究者たちは、カナダ連邦政府や州政府の多様な水関係プログラムから、過去10年間で1億4,400万カナダドル(約135億3,600万円)近いグラント(競争的資金)や基金を受けています。
具体的には、カナダ連邦政府のカナダ自然科学・工学研究会議(Natural Sciences and Engineering Research Council of Canada:NSERC)など。
同州には、水関連研究を専門とするNSERCカナダ・リサーチ・チェアという大学教授・研究者のポストが42あります。注目すべきは、同州の優れた研究環境や豊富な資金を生かし、カナダ国外の大学から優秀な研究者を集めることが出来る点。実際に、10人が米国、英国、ドイツ、オーストラリアからの研究者です。
また、NSERC産業リサーチ・チェアも10あります。この多くは、GE、Golderなどの民間部門と、協会、政府機関、地方自治体などの非民間部門と協力し、現実に起こっている水問題への技術的解決策を開発する仕事に携わっています。

■オンタリオ州について
オンタリオ州はカナダ経済の中心地となっており、カナダ全体のGDPの38%、人口の39%、カナダの輸出品の39%がオンタリオ州に集中しています。あらゆる規模の事業者に対する財政面や事業面でのサポート体制、イノベーションや研究開発を促進させる資金支援プログラム、G7の中で最も高い教育水準を誇る労働力などをベースにして、オンタリオ州は、カナダ最大の経済圏、かつ、北米でトップ10の経済圏となっています。
約200社の日系企業が、オンタリオ州に投資しており、ホンダ、トヨタ、日産、三菱重工業、カプコン、コーエイ、アステラス製薬、武田薬品工業、キャノンなどの主要企業が現地法人を置いています。日本はオンタリオ州の5番目の貿易相手国となっており、また、当州への海外資本投資額のうち、日本からの投資額が約9%を占めます。

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