ユビキタス社とスカイリー・ネットワークス社、スマートエネルギ...

ユビキタス社とスカイリー・ネットワークス社、 スマートエネルギー/ホームネットワーク分野での ソリューション導入加速を目的とした協業を発表

~スマートメーターとHEMS機器連携技術を強化、 ホームコントロール・センサーネットワークの実現へ~

株式会社ユビキタス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:佐野 勝大、以下 ユビキタス社)は、株式会社スカイリー・ネットワークス(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:梅田 英和、以下 スカイリー社)とスマートエネルギー関連の事業・販売に関する業務提携を行ったことを発表します。

スマートメーターおよびWi-SUN、ECHONET Lite対応機器連携イメージ
スマートメーターおよびWi-SUN、ECHONET Lite対応機器連携イメージ

今回の業務提携は、2014年4月から開始されたスマートメーター(※1)導入に伴い、今後、普及・導入拡大が見込まれるHEMS(Home Energy Management System)(※2)・ホームネットワーク分野の事業強化を目的としたものです。

経済産業省は、2014年2月のエネルギー基本計画において、「エネルギーの需給に関する長期的、総合的かつ計画的に講ずべき施策」として、省エネルギー社会の実現とスマートで柔軟な消費活動の実現にむけて「2020年代早期に全世帯・全事業所にスマートメーターを導入する」との目的を掲げており、大手電力10社は2014年3月の発表で、当初計画を前倒しして2024年度末までに管内の全家庭で導入すると表明しており、今後のスマートメーターの大幅な需要が見込まれます。
スマートメーター導入の次ステップとして、スマートメーターの情報を活用し、HEMS機器との連携による電力の需給に応じた遠隔制御(デマンドレスポンス)の実現や、スマートメーターに使用される通信方式を活用した家電機器、センサー機器の普及が見込まれます。今回の協業により、両社がこれまで培った技術と経験を活かし、半導体メーカーや通信モジュールメーカー各社に対して、積極的な提案を展開していく計画です。

スマートメーターおよびWi-SUN、ECHONET Lite対応機器連携イメージ
http://www.atpress.ne.jp/releases/45750/img_45750_1.jpg


スカイリー社は、2001年の創業以来、ワイヤレスネットワークのソフトウェアソリューション開発に取り組んでいます。今後、業務提携の一環として、スカイリー社の得意とするワイヤレスネットワーク技術と、ユビキタス社の組込みネットワーク技術の組み合わせによるHEMS・ホームネットワーク関連分野での共同研究や製品開発などを通じて、両社の協業によるソリューション開発を加速して参ります。

この度の業務提携の第一弾として、スマートメーターとHEMS機器との通信に用いられる国際通信規格「Wi-SUN」の標準プロトコルとして定められている、TTC標準JJ-300.10 方式A(※3)に対応した、スカイリー社の920MHz帯向け製品「SKSTACK IP v2.1」(※4)と、ユビキタス社のECHONET Lite(※5)対応ミドルウェア製品「Ubiquitous ECHONET Lite」とを組み合わせ、スマートメーターからHEMS機器、家電、センサー機器までを接続可能にするトータルソリューションとしてユビキタス社による独占販売での提供を開始いたします。

また、この他にもスカイリー社のマルチホップ通信対応プロトコルスタック「DECENTRA II」(※6)と、ユビキタス社の「Ubiquitous Network Framework」との組み合わせによるソリューションの開発・販売を予定しています。

ユビキタス社は、2014年5月14日(水)~16日(金)に東京ビッグサイトにて開催される「第17回 組込みシステム開発技術展(ESEC)」ユビキタス社ブース(西1-72)において、Wi-SUN技術ソリューションを活用したHEMSコンセプト展示を行います。

※1 スマートメーター:デジタル方式での電力計測と通信機能をそなえた電力計。電力会社と利用者との電力使用量データのやりとりや家電製品などの制御など、エネルギー需給の安定化に向けた活用が見込まれる。
※2 HEMS(Home Energy Management System):宅内におけるエネルギー管理システム。
※3 TTC標準JJ-300.10 方式A:「ECHONET Lite向けホームネットワーク通信インタフェース(IEEE 802.15.4/4e/4g 920MHz帯無線)」として、情報通信研究機構(NICT)によって定められているECHONET Lite規格の下位層通信インタフェースへのWi-SUN Alliance規格の実装を行うためのガイドライン。
※4 SKSTACK IPv2.1:スカイリー社が取り扱う、ZigBeeなどで利用される16bitマイコンでも十分動作可能なIPv6を用いた小型な無線プロトコルスタック製品
<製品ページ> http://www.skyley.com/products/skstack_ip.html
※5 ECHONET Lite:スマートハウス向けのホームネットワーク用プロトコルとしてエコーネットコンソーシアムが策定した通信規格。
※6 DECENTRA II:スカイリー社が取り扱う、メッシュネットワークやアドホック通信に利用可能なOSを必要としないミドルウェア製品
<製品ページ> http://www.skyley.com/products/decentra2.html

※本リリースに記載されている会社名、製品名は各社の登録商標または商標です。


■株式会社スカイリー・ネットワークス 代表取締役 梅田 英和 様のコメント
「このたび、ユビキタス社との業務提携を大変嬉しく思っております。両社のネットワーク関連ソフトウェア技術・ノウハウの組み合わせによって、ワイヤレスネットワーク、マルチホップ型ネットワークのソリューション展開の強化に加えて、今後大幅な発展が見込まれるスマートエネルギー関連分野での採用拡大に大いに期待を寄せております。」


■株式会社ユビキタス 代表取締役社長 佐野 勝大のコメント
「このたびのスカイリー社との業務提携が実現したことを大変喜ばしく思っております。ZigBee、Wi-SUNといったHome Area Networkのプロトコルやワイヤレス、マルチホップの技術に詳しく、小さく、軽いソフトウェアという共通の技術方向性を持ったパートナーとの協業により、Internet of Things、M2Mといった今後の市場が期待されるマーケットに向けた展開の強化を加速して参ります。」


■株式会社スカイリー・ネットワークスについて
スカイリー社は、マルチホップ型無線ネットワーク技術の研究成果を基盤に2001年に設立されました。来るべき「モノ同士のインターネット」の時代に向けて、常に一歩先を行くソフトウェアを提供し続ける次世代ワイヤレスネットワークの製品サプライヤです。


■株式会社ユビキタス(証券コード 3858)について
ユビキタス社は、2001年に創業された組込み機器向けを中心としたコンピュータソフトウェアの開発・ライセンスを行う企業です。
ユビキタス社会において必要となる、ネットワーク関連(ホームネットワーク関連・暗号技術を含む)、データベース、システムの高速起動技術からIoT(Internet of Things)時代に向けたクラウドプラットフォームまで、多数のソフトウェアとサービスを提供しております。他と差別化された製品群で、ユビキタス社会の要請に応えます。


■投資家の皆様へ
本プレスリリースは、ユビキタス社の定性的な業務進捗をお知らせするためのものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。弊社業績・経営指標の進捗・予想に関しては、取引所開示情報である、決算短信・マイルストーン開示などをご参照ください。

取材依頼・商品に対するお問い合わせはこちら

プレスリリース配信企業に直接連絡できます。

  • 会社情報