受講者1.2万人を突破!中学生向けキャリア教育「みらいの描き方講座」が全国で拡大。先行き不透明な時代に「なりたい大人」への道を提示
おおぞら高校(広域通信制屋久島おおぞら高等学校 (校長 茂木健一郎)/おおぞら高等学院 (学院長 小林英仁) の総称)が全国の中学校向けに展開しているキャリア教育出張授業「みらいの描き方講座」の累計受講者数が12,000名を突破したことを発表しました。

未来が見えづらい時代に求められる自己探求型キャリア教育
AI技術の急速な進化やグローバル化の加速など、社会環境が目まぐるしく変化する現代において、中高生の将来不安は年々高まっています。文部科学省が発表した最新の調査によれば、中学生の約65%が「将来どんな職業に就きたいか明確なイメージがない」と回答し、高校生では約58%が「社会の変化に対応できるか不安」と感じていることが明らかになっています。
このような背景のもと、世界自然遺産である屋久島に本校を置く「屋久島おおぞら高等学校」を運営する学校法人KTC学園は、「なりたい大人になるための学校®。」というおおぞら高校が大事にしている価値観に基づき、2022年から全国の教育機関向けに無料の出張授業「みらいの描き方講座」を提供してきました。学校教育現場での「総合的な学習の時間」の活用に悩む声が多い中、同講座は実践的なキャリア教育プログラムとして高い評価を得ています。
「みらいの描き方講座」は単なる職業紹介や進路指導に留まらず、生徒自身が自己と向き合い、変化する社会の中で自分らしい道を選択していく力を養うことを目的としています。おおぞら高校がこれまで培ってきた独自の教育メソッドを活用し、自分の内面を深掘りしながら自分の価値観に気づいたり、探求したりできる内容が特徴です。
二段階アプローチで生徒の自己理解と主体的な選択をサポート
「みらいの描き方講座」は、「講座Ⅰ:ジブンを知る・深める」と「講座Ⅱ:ジブンで決める」という二つのプログラムがあります。
「講座Ⅰ:ジブンを知る・深める」では、おおぞら高校の生徒・スタッフが全員使用している「KTCみらいノート®」の簡易版である「みらいノート®_0」を活用し、生徒が自分の興味関心や価値観を探究します。講師陣は「好きなこと」を軸にした自己分析を促し、生徒が自身の内面と対話する機会を提供します。
「講座Ⅱ:ジブンで決める」では、同様に「みらいノート®_0」を活用しながら、グループワークと個人ワークを組み合わせながら自己探求を深めます。講師は「なりたい大人像」を明確化するためのワークショップを実施し、生徒たちが主体的に自分の未来を描くためのサポートを行います。
二つの講座はそれぞれ単独で受講することができ、それぞれのアプローチから生徒たちは自分の「好き」を中心に置いた大切にしているものを見つけ、変化の激しい社会においても自分らしく生きるための価値観や判断軸を養うことができます。
受講した生徒と教育現場からの高い評価
授業を受けた全国の中学生からは多くの前向きな感想が寄せられています。
静岡県内の中学2年生は「今まで考えたことのないことを考えたので難しかったけど、新しい自分の考えに気づけたのでよかったです。」と話します。また、神奈川県の中学2年生は「今回の授業で意外にもくっきりと未来になりたい姿が言えたのが驚きで自分で今一度納得できました。人それぞれのなりたい姿、恩師が全く違ったことで相手のこともよく考えようとさらに思えるようになりました。」と感想を述べています。
福岡県の中学1年生からは「みらいノートに書いてみることによる気づきが新しくて面白かった。友だちとの共通点も見つかって良かった。楽しかった!」という声も届いています。
実施校の教員からも高い評価が得られています。神奈川県の中学校の先生から「本校の1学年では総合的な学習の時間で、「職業」をテーマに、生徒が自分の将来について考えながら調べ学習をしています。そのため、「みらいの描き方講座」で自分を知るきっかけや将来について考えられたないいなと思い、授業をお願いしました。実際に授業を受けてみて、生徒からも「自分の好きなことについて知れた」、「友達の意見を聞いていろんな人がいるのを知った」などの感想がありましたので、今回授業をお願いして良かったと感じました。」とお言葉をいただきました。
広島県の先生からは「中学校側が考える「なりたい自分」や「〇〇な大人」へのアプローチの仕方とは視点が違い、今後起こりえる環境面等も盛り込まれており、また一人1冊のノートも生徒にとても興味関心を湧くものであった。これから自己表現に取り組んでいく上で、昨日の学年会でもノートをさらに使えないかなと議題に上がっておりました。大変貴重な時間だったと思います。」と感想をいただきました。
「みらいの描き方講座」概要
【名称】キャリア教育出張授業「みらいの描き方講座」
【対象】全国の中学生
【内容】
・講座Ⅰ「ジブンを知る・深める」:自己理解を深めるワークショップ
・講座Ⅱ「ジブンで決める」:主体的な進路選択を促すプログラム
【特徴】
・おおぞら高校オリジナルツール「みらいノート®_0」を活用
・「総合的な学習の時間」の一環として実施可能
【費用】無料
【申込方法】公式ウェブサイト(https://www.naritaiotona.com/method/)の応募フォームより受付
【問い合わせ先】おおぞら高校 教務本部 畠山 (kyomuhonbu@ohzora.ac.jp)
キャリア教育出張授業「みらいの描き方講座」は中学校に限らず、中学生向けの教育サービスを展開しているすべてのみなさまに実施が可能です。
実施のお知らせ
開催日:2026年1月8日(木)
場所:〒886-0004 宮崎県小林市細野565−1
宮崎県小林市立小林中学校 体育館
時間:13:30~14:20(50分)
対象:中学 2 年生 約140名
講座:みらいの描き方講座 『ジブンを知る・深める』
おおぞら高校のスタッフと、日頃から小中学生を多く指導しているナビ個別指導学院のスタッフで実施します。
法人概要
法人名: 学校法人KTC学園
理事長: 前田 益見
所在地: 〒891-4406 鹿児島県熊毛郡屋久島町平内34-2
設 立: 2002年4月
事業内容:
・広域通信制・単位制 屋久島おおぞら高等学校の運営
・通信制高校サポート校 おおぞら高等学院の運営
公式サイト:https://www.ohzora.net/
教育プログラム「なりたい大人になるための学校®」2024年度グッドデザイン賞受賞

















